6月30日。
あれは
2013年の事だから、もう7年も前。
それでも、目覚めて 電波時計を見た時に、時刻の隣に表示されている日付を見ると思い出す。
退職した日。 初めて就職した職場での勤務最終日。
毎年思い出すけれど、単なる事実なので 思い出される内容は毎年同じ。
だったら、何度も何度も思い出す意味は無いんだけどね。
だけどそれでも忘れない。
子供の頃に転校したこともあるし、進学で環境が変わることは誰にとっても当たり前。 だから退職を 環境の変化と捉えれば特別な事では無いのだけれど、自分の意志で去る ( 辞める ) という経験は初めての事だったから想い出深い。
職場へ退職の意志を伝えるまで、流石に揺れた。 けっこう揺れた。
辞めると決心した事に後悔は無いのに、その先には不安しかなかった。
嫌で辞めたい訳ではないが、辞めないと次を始められない ・ ・ ・ ・ 本当にそうだったのだろうか。
嫌だった。 その場に残っていて 目の前にせまってくる身の振り方、その選択肢が嫌だった。
嫌だった。 だから逃げ出すと決めた。
嫌だった。 だけど逃げ出した途端に倒れるのは嫌だったから、自腹で人間ドックを受診した。
職場で毎年受けさせてもらえていた人間ドックの結果を信じることができなかったから、自腹で、定形フルコースの人間ドックを受診した。
もしも病気の気配が有ったら辞めるのを止める。 気配が無かったら辞める。
そんなだから、「
辞めて〇〇をするんだ 」 という強い思いを実現するため、というには覚悟が足りていなかったことは間違いない。 やはり逃げであったのだろう。
いつ頃からだっただろう。
「
昨年よりは今がマシ。 もう一度戻りたいほどに幸せな過去があったわけじゃなし 」
そう思う様になっていた。 中学の頃からだったろうか。
表現が後ろ向きにも読めるけど、前向きな表現に書き換えることもできる。
いずれにせよ、今もその思いは変わっていない。
「
もう一度会いたい 」 と思う人はいるけれど、その当時に戻って会いたいわけではない。
今、会いたい。
2013年の6月30日。 それ以降は、それ以前と経済面で比べるべくもない。
2013年の6月30日。 もしも独り身でなければ、以降も北海道へ戻るとは考えなかっただろう。
2013年の6月30日。 あの日よりも今日の方が私は幸せに生きている。
さて ・ ・ ・ ・ ・。
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本当に独り言 | 日記
Posted at
2020/06/30 07:34:19