シンガポール陥落～マレー作戦を予測も日本軍を過小評価

マレー作戦成功でシンガポールの英軍に降伏を促す山下奉文中将（左から3人目）ら。

大東亜戦争で多くのアジア諸国が欧米の植民地支配を脱した


昭和１６年（１９４１年）１２月８日、真珠湾攻撃の少し前に日本陸軍の部隊が英領マレーへ上陸し、イギリス軍と戦闘を開始した。

インド、アジアは英国の重要な植民地で、シンガポールには、イギリス東洋艦隊の拠点が置かれ強力な要塞が築かれていた。



そのため、日本軍は海からの攻撃を諦め、比較的防御の弱いマレー半島から南下し、シンガポールを目指したのである。

英国は、日本との戦いを想定し、シンガポールに大型戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」を基幹とする東洋艦隊を派遣していた。その２隻も、１０日に日本軍の攻撃で撃沈した。

マレー沖海戦での「武士道」～世界最強だった日本軍航空部隊(2)

そして１月１１日はクアラルンプールまで南下、２月８日にはシンガポール島への攻撃を開始、２月１５日、マレー軍は日本に無条件降伏した。

シンガポール陥落までを１００日とした計画だったが、１ヶ月余りで作戦を成功した。


仁丹の広告／東京湾要塞より

２月１６日

チャーチル元英首相、見誤った日本観　マレー作戦を予測→日本軍を過小評価しシンガポール陥落

以降日本軍は快進撃を続け、大日本帝国は開戦から半年で太平洋の西半分に勢力を伸ばしたのであった。

▲１９４２年　最大拡張期の日本