要衝アフガニスタン～世界の覇権争い

中東情勢が不安定だ。

欧米諸国からみれば、世界の火薬庫といわれる中東だ。
安定していたことなんてあったのかね？

我々は中東問題に関して無知すぎるので、少しずつ触れていこうと思う。

でも、知ったかぶり必至だが・・・ｗｗ


まずは、大昔からずっと戦闘の絶えないアフガニスタン。

高山正之氏「折説の記」（月刊正論 平成２９年１１月号）がわかりやすい。

ソ連の軍事介入が、第一次のアフガニスタン紛争といわれるが、イスラム教徒の反共産主義を抑える目的があったようだ。

反共の米国がソ連を追い出すためにアルカイダを育ててしまったのは自業自得だ。

２００１年「９．１１同時多発テロ」が発生した。
その首謀者ウサマ・ビンラーディンはアフガンに潜伏していた。
米軍はアフガンを攻撃し、アルカイダをかくまいアフガンを支配していたイスラム原理主義勢力タリバンを２ヶ月で崩壊させた

その後、アフガンには米国主導で民主的な政府が樹立されるが、タリバンは今も政権や米軍など駐留外国部隊へのテロをしかけ、最近は、ＩＳも領土宣言し、大規模テロを頻発させている。

タリバンは復活しつつあり、治安は悪化の一途をたどっているようだ。

４月１９日（１８日発行）

崖っぷちの世界 （３）　藤井厳喜
米シリア攻撃に見る「対露配慮」のウラ　英は漁夫の利狙いか

ＩＳ掃討作戦で協力しながら米露はシリアのアサド政権での思惑が異なり、非難しあう場面もあった。
新冷戦の懸念と煽られたりしていたが、裏では連絡を取り合い偶発的衝突を回避していたようだ。

アフガンはじめ中東の安定化で連携して欲しい。米露が引けば必ず中国が介入してくるから、これは絶対に避けなければならない、
それでも、中東情勢の複雑さは一筋縄ではいかずまだまだ時間がかかりそうだ。

それにしても、
単一民族で無宗教とされる日本人には、文化や宗教の違いによる血で血を洗う抗争の歴史を理解するのは難しい。

幸い我が国は中東地域とは、政治的とか軍事的とか利害関係は比較的薄いので、あまり首を突っ込まない方が良い気がする。
ここは米露に任せておいた方がよさそうだ・・・