たら・・・
れば・・・
だらけなのが、レース。
『3年目の正直』で優勝を狙いに行った
アイドラーズ12時間耐久レース。
本番を迎えた29日のツインリンクもてぎは
前夜からの台風がもたらした暴風雨で
色々とイレギュラーな事だらけでした。
何しろ、ドラミが異常に長かったうえに
スターティンググリッドに着くまでがメチャメチャで
スタートが15分遅れと言う前代未聞のレース開始でした。
でも、我々チームは23番スタートだったにもかかわらず
自分がバトンを渡した3時間後には4位にポジションアップ。
黄旗はしょっちゅう、
SCも何度出動した事やら…
雨の影響はそこかしこに残り、
飛び出すマシン続出、
ペナルティを喰らうチームも数限りなく。
でも、やっぱり、我々は何も問題なく
6時間を経過してもTop4~7位を推移するという
パーフェクトなレース展開をしていました。
自分の1スティントの動画だけ、、、アップします。
実は、レースを終わらせてしまったのは自分だったのかもしれない、
本当に危険がアブないシーンもありました。
運良くクラッシュの憂き目からは回避できたけど
身の毛もよだつような恐ろしい状況を生み出してしまうところでした。
スタートから6時間50分後、、、
他車のサイドアタックを受けてピットに戻ってきた
ウチのチームのS2000のダメージを見た瞬間、
緊張とプレッシャー、湧き上がる感情、噴き出すアドレナリン、
その全てから解放された瞬間でした。
「ダメだ。やめよう。」
チームオーナーの判断よりも早く
自分の口からこぼれた一言でした。
アーム、ナックルが前後とも曲がっちゃってて
タイヤの向きがトンでもない事になってて
素人が見ても完全にアカン状態でした。
スペアパーツは用意していたし
もしも直せたとしても
完走を目指す【だけ】の走りにシフトするであろう
我々の姿に興味が無かったからです。
自分にとって
レースは2位以下は敗者です。
蓮舫さん、2位じゃダメなんですよ!!!!!
とりわけ、
今年の12時間耐久レースには心底、執心していましたし
チーム体制、マシンセット、自分のコンディションも全てが完璧だったのです。
それ故に、惜しかったし悔しかったし悲しかった。
美しかったS2000のボディが歪み、足周りがヘンテコな形状に。
レーシングアクシデントなので誰にでも起こり得る事だし
自分がやらかしていた可能性も盛大にあった。
誰を責める事も出来ないけど
でも、1日経過して、その深い落ち込みっぷりに自分でも驚く。
去年エントリーしたたレースは全て表彰台か優勝だったし
耐久レースで完走できなかったのも初体験でした。
そんなこんなで油断や慢心もあったのかもしれないし
マシンの出来が完璧で浮かれていたのかもしれない。
また、そういった自分を見つめ直すチャンスも
レースから得られたことなんじゃないかと、今、改めて思ったりして。
来年、また、このレースに何かしらの形で関わるかと思いますが
『ARD Driving School@Base M』というチームが素晴らしすぎて
この不完全燃焼なレースで終焉を迎えるという事は変わらず
なんて言うか、要するに、去年よりも更に悔しいのは確かです。
な~んて、去年の自分のラストの走りもヒドかったけど((+_+))
人はこうして、成長していくのかもしれない。
50歳を前に、そんな風に思った夏です。
Posted at 2018/07/30 23:49:56 | |
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