ゴールデンウィークの四国・隠岐GTで見舞われた
追突事故の修理に合わせて、迫っていた車検整備を行ってもらいました。
総走行距離は63,000kmとなっており、購入してから約1年半で30,000km以上を走ったことになります。走り過ぎですねぇ(笑)。
自賠責保険の支払いを済ませ、BMW笹塚サービス工場へピットイン。リフトでZ4を上げてもらい、ボディ下部も入念に見てもらいながら、事故の影響と対応について確認させてもらいました。
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インスペクション
プロの眼からして、今回はボディ構造への影響は全くなく、あくまでバンパーやトランクの凹みや裂傷の修復だけで済ませられるとの事でホッと一安心。現行のBMWのラインナップで、直列6気筒自然吸気エンジンを載せたモデルがない事を担当に嘆きましたが、今後BMWでのストレート・シックス&NAの復活はあまり望めないそうです。ダウンサイジング・ターボの出力性能や効率性の進歩は目覚ましく、もはや直列6気筒に拘る理由が見つからないのでしょうね。でも、あの回すほどに快感が高まる滑らかなエンジンフィーリングは是非とも残して欲しいものです。
スポーツ性能の高い車も今後は電気モーター&エンジンのハイブリッドが主流になってくるようで、BMWはまだ電気自動車の整備・メンテノウハウが他社と比べて乏しいらしく、噂されているトヨタとの提携もそのあたりの技術提携がミソとの事。なので、末永く大事に乗って下さいとの言葉を頂き、手続きを済ませZ4をお預けしました。
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車検メニュー
後日、連絡が入り見積書を頂き、対応メニューを相談し決定。車検に合わせて今回は下記の整備を行ってもらう事にしました。
①リアタイヤ交換
四国・隠岐GTで既にスリップサインが発生していたので、これは予想通りでした。摩耗したリアタイヤを交換するため、いつものようにAUTOWAYで注文したNEXEN N8000を2本BMWに送って交換してもらいました。
因みに、リアタイヤの残り溝は1mmを切っていたのですが、フロントタイヤはまだ4mmも残存。ここまで大きな差があるのには意外でしたが、それだけターンアウトで無駄にスロットルを開けている証拠と言えるでしょう(笑)。
②コントロールアームブッシュ交換
法定点検上は問題ないのですが、オイル漏れが発生しており交換を勧められました。足回りをリフレッシュする事は即ちドライビングフィール向上につながるので、迷わずお願い。テンションストラットとラバーマウントを一新してもらう事にしました。これで、Z4本来のステアリングフィールが戻ってくるのを期待します。
③ブレーキオイル交換
走行距離も長いので、定期交換を少し早めて実施してもらいました。
車検手続き費用も含めて約139,000円。ブレーキホースやミッションオイル等の交換は次回に持ち越しましたので、まぁこんなもんでしょう。決して安くはないですが、ここはプロに任せておくのが吉です。
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再始動
約1ヶ月の整備期間を経て、ディーラーより完了の連絡が入りました。週末の朝イチで受取の予約を入れ、梅雨入り直前の曇りがちな空のもと、320iで笹塚にあるサービス工場へと向かいます。施工内容の確認と支払いを済ませた後、対面したZ4はリアが一新され綺麗サッパリ元通りになっており、ディーラー担当と一緒にチェック。追突の痕跡は微塵も感じられず、BMWのメカニックに感謝です。
ドライバーズシートに乗り込み、シートポジションを調整。代車の320iに慣れてしまったのか、随分とアイレベルが低いように感じます。エンジンキーを差し込み、イグニッションオン。ブルンと震えた刹那、ボンネットに収められた6つのシリンダーが動き出し、テールエンドから低音のアイドリングが聞こえてきます。そうそう、これだよと1人ニンマリしながら頷いている所をディーラー担当に見られ恥じらいつつも、ハードトップやトランクの開閉、ブレーキランプなどをチェック。まぁ、もともと問題なかった状態なので憂う必要はありませんが、念のためです。
色々と段取りを行ってくれた担当にお礼を言いサービス工場を後にし、その足で環状8号線沿いのKeeper LABOへ。前回のコーティングからそろそろ1年が経とうとしていたので、ボディの一部も新しくなった事から、ガラスコーティングをしてもらいました。選んだのは、1年前と同様のクリスタル・キーパー。ブレーキダストでもはや原色を留めていないホイール(泣)も合わせてコーティングをお願いしました。
作業中に近くの中華料理屋でお昼ご飯。確か1年前のコーティングの時もここでお昼を食べたなぁとふと思い出し、濃いめの醤油ラーメンをズルズルと頂きました。
お店に戻り、雑誌を何冊か読み漁っているうちに施工完了。綺麗にコーティングされ、ツルツルテンのピッカピカになったミネラルグレーのZ4に大満足です。
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ランニング・イン
車が綺麗になったところで、自宅へともど・・・・らずに(笑)、ウィンカーランプを点滅させ左折し、東京ICへのスロープラインを駆け上がります。時刻は既に14時過ぎですが、復活したZ4の感触を確かめるために、急遽箱根へのショートドライブを敢行する事にしました。
東名高速道路~小田原・厚木道路と走り、MAZDAターンパイクの料金所をくぐります。大観山へと繋がるパワーヒルクライムに向けてアクセルオン!N52B25A型エンジンは6つのシリンダーをフル回転させながら、ロードスターをぐいぐいと前へと押し上げていきます。踏めば踏むほど湧き上がるトラクションと痺れるような魅惑のサウンド。そう、このエンジンフィーリングこそZ4の真骨頂だ。まるで遠距離恋愛の恋人に会ったかのように語りかけ、4輪から伝わるロードインフォメーションに五感を研ぎ澄ませる。待ち遠しかったドライビングプレジャーに包まれ、ドライバーは終始ご機嫌状態で駆け抜けました。
深みのある真紅の色を身に纏ったマツダ・ロードスターとランデブーしながらヒルトップの駐車場へと到着。風が強く名峰富士を視界に収めることは出来ませんが、パーキングロットは多くのスポーツ性能の高そうな車両で賑わっていました。
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県道11号線
交通量の多い県道20号線で伊豆半島方面へのんびりと南下し、突き当たりを右折して薄暗い林間路である県道11号線を選択します。1.5~2車線幅のタイトなセクションですが、交通量は少なくカーブも見通しが良いので走りやすいコース。コントロールアームブッシュを交換した影響か、ハンドルのキレが従前より鋭くなっており、曲率の高いコーナーへノーズを突っ込む際の反応が過敏になっている気がします。かと言ってハンドルが軽いという程ではなく、本来備えていたはずの軽快なハンドリングを取り戻したといった所でしょうか。
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西伊豆の稜線上へ
市街地へと下りた後は、駿河湾沿いの海岸線をなぞる県道17号線へ。右手方向に見えるはずの富士山は相変わらず雲の中に隠れており、その姿を垣間見ることさえ叶いません。
となれば、ドライビングに専念しましょうということで、県道127号線にスイッチし、真城峠越えを敢行することに。緩やかに曲線形状を描くダイナミックなヒルクライムコースであり、DDCをスポーツモードにセットし、気分良くアクセルペダルを踏み込み、白いセンターラインをトレースしていきます。フロントに履かせたNEXEN N8000の皮剥きのため、峠を越えた後はブレーキングを強めにしてダウンヒルへ。この区間は路面がとても綺麗なので安心して走る事が出来ます。
シャープなターンアングルが連続する県道18号線を挟みつつ、再び県道127号線西伊豆スカイラインへ。既に夕刻を迎える時間であったためか、交通量はゼロの走り放題であり、サイドウィンドウを下ろし丘陵地の爽快な風を全身で感じながら、紫幹翠葉の緑陰の中を駆け抜けます。いやはや、最高という言葉以上の表現が見つからないボキャブラリーの欠落を悔やむばかりですが、本日のハイライトを思う存分楽しむのでありました。
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Open Crusing
陽が傾くにつれて周囲は雲に覆われ始め、夕焼けを拝む事は出来ませんでしたが、久しぶりのオープンドライブを味わえた事に充足感を覚えつつ、県道18号線で伊豆縦貫自動車道へと合流。すっかり暗くなった東名高速道路へとスイッチし、ファストバックスタイルのZ4をのんびりと東京方面へ流していくのでありました。
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節目となる50,000kmを超えた我がZ4。車検と修理により1ヶ月振りに復活となりましたが、タイヤも足回りもリフレッシュし、気分一新と相成りました。
動力性能としては代車の320iとさして変わらないのですが、やっぱり屋根が開く車はいいものだなと再認識(笑)。これからも、ドライビングプレジャーを探しに走ります!
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BMW Z4 | 日記
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2016/06/19 20:08:52