じめじめとした梅雨も終盤となり、日中の不快指数は上昇傾向となった週末。平日の鬱憤を晴らすため高地に照準を当てて、ツーリング支度を行います。東雲の空の下、関越自動車道へと乗り込み新座料金所を通過。トラフィックの多い3車線を抜け、藤岡JCTで一般道へと下りて榛名山方面へノーズを向けていきました。
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モーニング・ラン
南麓からのアプローチには県道33号線を選択。エッジの効いたコーナーが次々と現れるテクニカルなコースであり、新緑のコントラストが眩しい林間路で一気に標高を稼いでいきます。この時に、カーブを曲がる際のステップへの荷重のかけ方と下半身の重心移動を素人なりに色々と試行錯誤してみたのですが、感覚的なコツを掴んだのかよくわかりませんが何だか上手く曲がる事が出来るようになった感触を体感。とは言え、未だにシフトショックを頻繁に発生させている程度のペーペーの技術力なので、ここは自己満足レベルに留めておき心地良いモーニングランを謳歌しました。
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静寂の榛名湖
終点の榛名湖は穏やかな雰囲気に包まれており、風もなく落ち着いた様子。標高1,084mとなるとだいぶ空気は冷涼であり、陽射しは強いものの木陰に入れば実に爽快です。朝早くにも関わらず4輪・2輪問わずエンスージアストが集結しており、群馬が誇る上毛三山の中でも走りがいのある道として認識されている証左と言えるでしょう。
徐々に観光客も目に付くようになってきたので、V4エンジンに再び火を点け、県道28号線裏榛名でジェットコースター張りのダウンヒルに勤しみます。その急勾配ゆえ放っておくと速度過多になるので(危)、デュアル・コンバインド・ブレーキで加速を抑えつつ、緩やかな曲率で描かれたスネークラインを一気呵成になぞっていきました。しかし、標高を下げると涼しかった気温は一気に逆戻りとなり、再び高い所を目指すわけであります。
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避暑地の梯子
タコメーターの針を無駄に振り回した後は、八ッ場ダムをバイザー越しに眺めつつ、国道292号線・405号線で野反湖方面へ向かいます。湖畔まで30km近く続く何てことのないローカルロードは、その一本道ゆえ交通量は少なくとも逃げ道がない訳ですが、休憩も兼ねて走行のタイミングを見計らいつつ、リズミカルに現れる緩やかなコーナーを悠々自適に闊歩。V4エンジンの美味しい回転域を維持しながら、250kgの巨体をぐいぐいと前へ押し上げていきます。
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鮮麗の野反湖
終盤はやや狭い林間路となり、ブラインドカーブに注意を払いつつ慎重に進んでいくと、標高1,500mに位置する野反湖がお目見え。ビビッドなターコイズブルーに染まる夏色の湖面は、深緑とのコントラストも相まって実にフォトジェニックであり、多くの観光客とともに大パノラマをファインダーに収めます。外気温は25℃以下であり、肌触りの柔らかな空気と 一望千里の景色を味わいながら、暫し魂が抜けたかのように休憩。ノゾリキスゲはまだちらほらといった塩梅でしたが、鮮美透涼とも言うべき煌びやかな青色の湖面は、まるで油絵のような風景でありました。
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二度上峠越え
道の駅六合に戻り併設された温泉で汗を流したら、ミドルクルージングで来た道を戻り、国道146号線に接続し軽井沢エリアへ進行することに。県道54号線との分かれ道にあるコンビニでアイス休憩を挟み、二度上峠越えを敢行。見るからに速そうなツナギのライダーに道を譲りつつ、デュアル・センターアップマフラーから放たれる野太いエキゾーストノートをBGMに森厳な沈黙に包まれた林野を切り裂いていきます。4つのシリンダーが奏でる独特の鼓動は勿論のこと、臀部から伝わるマフラー音と振動も中々味わいがあるもの。走行風による汗の気化熱で冷感に満たされたバージンライダーは、九十九折のヒルクライムとハイスピードセクションのダウンヒルを嬉々として駆けていくのでありました。
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熱帯路
県道33号線に乗換え、やや荒れた路面で構成された地蔵峠越えのコースを経由しクイックな切り返しを楽しんだ後は、松井田妙義IClから関越自動車道へと合流。股下に潜むアツアツの800ccエンジンの発熱を嫌でも感じつつ、ぬるま湯のようなハイウェイランで家路へと向かうのでした。
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VFR800 | 日記
Posted at
2018/08/05 02:04:35