12月27日の日曜日は今年最後の写真教室の撮影実習でした。
撮影地は大阪のUSJの近くで北港ジャンクションというところ、撮影のテーマは夕景、夜景の撮影ということで集合は15時45分という遅い時間でした。ここは車で来るなら簡単ですが電車バスだともよりの駅から30分くらい徒歩をしないといけない場所で、近所におトイレやコンビニもないのである程度覚悟が必要です。(これも密にならない撮影場所というキヤノン側の配慮です。)
真冬の夕方から夜にかけての屋外撮影、それも海の近くということで服装は万全の防寒体制、三脚とリモートスイッチは必須の装備となります。
先生からはいつものようにアドバイスをいただきました。
・此花大橋は揺れて写真がブレるのでISO感度に注意します。
・日が暮れるとともにISO感度を100→400→800と上げていきます。
・ホワイトバランスは夕景はくもり、日が暮れたらAUTOにします。
・上に登ると下からは見えない有名なゴミの焼却所や南港のWTCの景色が見えます。
・レンズとしては標準もしくは望遠レンズで建物をシルエットにして撮るのも良いです。
・今日は16時54分が日没となります。此花大橋を昇りながらスナップ撮影をします。
・明日が雨の予報のなので夕焼けになるかもしれません。
・橋は傾斜してるので三脚は山側低く谷側長くでセットします。
・今日はPLフイルター等は使いません。
・日没後は北港ジャンクションを下からB(バルブ)の設定で撮ります。
・ジャンクションは標準もしくは広角レンズで撮ります。
・ISO感度は100、絞りはF16でリモートスイッチで長秒撮影をします。
・最初はシャッターを20秒切ったままにして撮れた写真を見て暗ければもっと長く、明るければもっと短くします。
・シャッタースピードが長すぎる場合はISO感度を400まで上げると短くても撮れます。
私の装備はCanon EOS RにEF16-35F4の広角ズームレンズ、先日買ったRF70-200F2.8の望遠ズームレンズ、マンフロット055プロカーボン三脚にSIRUI・K30Xの自由雲台、そしてリモートスイッチ(レリーズ)というところです。
1. 此花大橋は歩行者や自転車用のらせん橋で舞洲とつながっています。
2. この日は曇りでしたがこの時間奇跡的に夕日を見ることができました。
3. 一番上まで上がると此花大橋の底が真上に見えます。
4. 夕日に映えるフォトジェニックなループ橋ですね。
5. RF70-200F2.8での初めてのショット。なかなかいい色してます。
6. F4まで開いて立体感を演出してみました。
7. ループ橋を昇り切ると舞洲への橋が見えてきます。
8. 日が暮れましたので下りながら撮っていきます。
9. 広角で下から見上げて撮るととても面白い造形です。
10. いわゆる歩道橋なんですけどこんな形ないですよね。
11. 昇りながらも同じ構図では撮っていたんですけどやっぱりマジックアワーのほうがエモいです。
12. ここで北港ジャンクションの下に移動しジャンクション撮影の開始です。この写真で約78秒シャッターを開いています。
13. こちらは約40秒。絞りをF16まで絞っているので光の光芒がキレイにでてくれますね。
14. 灯りがポイントとなるので灯りがたくさん入る構図を探して撮っています。
15. 北港ジャンクションの特徴は真ん中に鉄筋コンクリートの真四角な建物があるところですね。
16. 空いた空間に路上の水銀灯を入れてみました。
17. こちらで約82秒。こういうのを撮ろうと思ったらしっかりした三脚がやっぱり必要です。ブレちゃったらおしまいですからね。
18. 逆に言うと適切な指導による知識と装備さえあれば誰でもかんたんに撮れるのがジャンクション撮影の面白さなんだと思います。
ここで帰りのバスの時間が近づいて来ましたので実習は解散となりました。それでもこの場に残って撮影を続けるという女性がおられたのにはびっくりでした。けっこう人影も少なくて一人で来るにはちょっと怖いと先生もおっしゃってましたからね。
19. 私はというとR1で来ていたメリットを活かしてもう一箇所別のジャンクション、大阪で一番ジャンクション撮影で有名だという阿波座ジャンクションにひとりで実習で習ったことの実践に行きました。(出来の悪い生徒の補習とも言う…?)北港ジャンクションからは約20分程度でした。
20. 阿波座ジャンクションはより複雑な立体交差です。
21. ここでのベストの構図はこれかな。そう思って帰ってネットで見たらやっぱり定番の角度みたいでした。
22. ここは下をビュンビュン車が通るのでヘッドライトやテールランプの光の筋を構図にうまく入れるのがポイントかな。日曜日の夜で車が少ないので信号が変わるまで待ってからシャッターを切ったりしてます。
23. 北港ジャンクションと違って阿波座ジャンクションは下から180度どの角度からでも撮れるのがいいですね。もちろん歩道とかからですけど。
24. 実習で学んですぐ大阪の2大ジャンクションを制覇できてなかなか満足度の高い1日となりました。
今年はコロナ禍で写真教室が春から秋まで休止となりましたし、みんカラのお友だちや地元の友人達ともほとんどお会いできない1年となりました。教室も1度に10名以下で密にならないことを条件に開催されていますので、来年はみん友さんとも密にならない範囲でお会いできることを心から願うばかりです。
私のブログには今年もたくさんの方にご覧いただいて多くのいいねやコメントをいただき有難うございました。コロナ禍でみんカラも少し寂れてきたようですがやっぱり写真を公開している以上たくさんの方に見ていただけると今後ももっと勉強しようという励みになります。
皆様にとって新しい年が素晴らしい1年でありますことを心から祈っております。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!