KANI フイルター主催の
「京都・嵯峨嵐山撮影会」に参加してきました♪
KANIフイルターというのは一眼カメラ用の光学フイルターのメーカーの名前です。今回はフイルターワークの体験実習ということで、私が指導いただいてる写真家の山本学先生が講師をされる貴重な機会でした。
実習の前に勉強会。京都中京区のAMS写真館で行われました。駐車場があるのでR1で出動です。手前のデリカが先生のお車です。
10名の定員で参加したのは8名くらいかな?初めての方ばかりですがフレンドリーな方ばかりで、すぐに仲良く打ち解けられました。
これが参加者各自に貸し出しされるフイルターセット。
・角型フイルターホルダー
・ステップアップリング(3本)
・CPLフイルター
・NDフイルター#1000
・ハーフNDフイルター(ハード)
・ハーフNDフイルター(ソフト)
あとで調べたら、70,000円を超えるセットでした。
先生からの講習では紅葉撮影の基本を説明いただきました。
山本先生の紅葉撮影テクニックを知りたい方はこちらをご覧ください。
https://ptl.imagegateway.net/contents/original/phototech/genre/landscape/nature-autumn/01/01.html
PLフイルターの使い方も、実際に撮った写真とともに説明いただきました。よく鮮やかに撮影できるものと誤解してる方が多いですが、被写体のテカリを取り除くものだそうです。
角型フイルターホルダーとフイルターについてもカメラに取り付ける方法から説明いただきました。レンズの前につけフイルターは上下にスライドできるようになっています。
実際に自分のカメラに取り付けしてみました。まずステップアップリングをつけて、PLフイルターをつけて、最後にフイルターホルダーをつけます。そうしてようやく角型フイルターが着けられるようになります。初めてだとめっちゃ難しく感じました。
1. お昼からは嵐山に移動して撮影実習です。最初はCPLフイルターを使っています。
2. 保津川下りの船と紅葉をからめての撮影は逆光になるので、PLフイルターは効きを弱めて使用しています。それにしても嵐山はすごい人の多さでした。
3. このあたりは屋形舟だけですが少し左に移動すると貸しボートだらけの風景になります。
困ったことに、横にいた知らないオジサマたちが自分の決めた構図に貸しボートが入ってくると「邪魔や!どけー!」と大声で叫んでました。こういう方ってどこにでもいますね~。写真撮影するならマナーも学んでほしいものです。
4. 前日の土曜日は雨が降ったそうですが、この日は曇りくらいで昼間は暖かいお出かけ日和でした。
5. この辺りは嵐山の作品でよく見かけるところですが、意外と人は少ない撮影スポットです。
6. この辺はボート乗り場からすると上流になるので、かなり頑張らないとここまで来られません。逆に下手な人は下流の堰まで流されてボート屋さんに引っ張ってもらう羽目になってましたw
7. 枯れて白くなった木々を紅葉の赤いボケで縁取ってみました。
8. 嵐山公園亀山地区(亀山公園)に移動して望遠レンズにフイルターをつけて撮影しています。
9. ここもそんなに人がおらず三脚を自由に立てて撮影ができました。京都というと三脚NGのイメージですが、意外と使える場所は多いものです。
10. 紅葉と玉ボケと石の階段。京都らしい写真になりました。
11. 亀山公園は高台にあるので上から保津川を見下ろせます。
12. PLフイルターを効かせると紅葉の色がより濃くなりますね。
13. 続いてはNDフイルター#1000を使った長秒撮影の実習です。この写真でシャッタースピード20秒、F8でISOは640です。ボートがとろける雰囲気を撮ります。
14. ボートが多いところを狙って撮らないと単なる川の写真になってしまいます。この写真でシャッタースピード30秒、F13でISO500です。軽自動車の横のおじさん、微動だにしてないのがすごいです。
ちなみに昔ながらの一眼レフではフイルターをつけたままではピント合わせができないので、ピントを合わせてからフイルターを着けなければなりません。こういう場面では、EVFで暗いところでも被写体が見えて、ピントの合うミラーレス一眼は便利です。
15. 続いて渡月橋と嵐山です。この日も橋の上は観光客がひしめいていましたがシャッタースピード15秒で人が消えました。川の流れもきれいです。PLフイルターも使っています。
16. ハーフNDフイルターのソフトで空を暗くしてみます。この日は夕陽は焼けませんでしたが、フイルターを掛けると空の赤みが出てきました。
17. かなり暗くなってきたのでソフトとハードの2枚重ねをして空を暗くしています。これでシャッタースピード30秒です。絞りはF11でISOは100です。なかなか雰囲気のある写真になりました。
18. 同じ設定で今度は山の稜線に合わせて斜めにフイルターをセットしています。角型フイルター枠だとハーフNDの境界を自由自在に合わせられるのがいいですね。
19. あたりが暗くなり紅葉のライトアップ、車のテールランプの光跡が綺麗に撮れました。
20. ハーフNDがあるおかげで空の明るさが抑えられ、暗い山の紅葉を浮かび上がらせることができました。左上にある星は金星だそうです。
今回は角型フイルターを初めて使ってみましたが、慣れないと取り付けに手間がかかりますね。私の場合じっくり場所を決めて撮る場合とかじゃないと使いこなせないかなぁと感じました。
今度また夕景撮影があるのですが、こういう時にあるとドラマチックないい写真が撮れるんだろうなぁと思います。まぁフイルター自体が高価なのでまだまだ自分には手が出ませんがいつか使いこなせるようになりたいものです。
最後までご覧いただき有難うございました!
Posted at 2021/12/02 18:49:11 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 日記