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イイね!
2009年05月26日

ビート徘徊:M.T.B! 2009参加報告その2/Vehicle Concept Research の事

CANON PowerShot G10
<カ"ワ"イ"イ"->

第16回M.T.B!(Meet The BEAT)参加報告の続きであります。
石橋さんのトークショーの前に、コレクションホールで開催されている「世界のかわいい乗り物たち」を見てきました。
Honda Collection Hall「世界のかわいい乗り物たち」

M.T.B! OFFICIAL HP
ビート徘徊:M.T.B! 2009参加報告その1/Midship Amusement! の事
ビート徘徊:0805M.T.B!2008-15th参加その2・むしろMTBRT!の事


CANON PowerShot G10
<サイズ比較用>

隣のオッサンが182cmぐらい。並べるとなんと小さく華奢なのか!
ま、うだうだ述べる前に、以下写真を並べてみます。

CANON PowerShot G10
<VESPA 400(1958年)イタリア>

CANON PowerShot G10
<HEINKEL MICRO CAR (1958年)ドイツ>

CANON PowerShot G10
<MESSERSCHMITT KR200(1955年)ドイツ>

CANON PowerShot G10
<FIAT 500 TOPOLINO(1936年)イタリア>

CANON PowerShot G10
<FIAT 500 NUOVA(1957年)イタリア>

CANON PowerShot G10
<SUBARU 360(1958年)日本>

CANON PowerShot G10
<MAZDA CAROL 360(1962年)日本>

CANON PowerShot G10
<MITSUBISHI 500(1960年)日本>

CANON PowerShot G10
<HONDA S500(1963年)日本>

CANON PowerShot G10
<HONDA Z(1971年)日本>

まーそれにしても、どれもこれもなんとかわいらしいのか!
あれですね、これが「萌え」という感情なのですね。

しかし、これら過去のミニ・コミューターの偉大なところは、決してかわいらしさを目的に作られていない。と言うところですね。
足りない物資、技術的限界をクリアし、シンプルかつ丈夫、価格も手ごろに。当時実現しうるベターの選択を、真面目に追求した結果としてこのファニーさであるわけでして。Fiat 500Nuovaの空間設計、ハインケルの風防、キャロルのリアの造形…など、今見ても感心します。
過去の国産車のデザインの素晴らしさにも驚きました。居並ぶ欧州の名車にもまったくひけをとっていません。個人的にはFiatの500よりも、三菱の500の方が欲しいくらいです。

CANON PowerShot G10
<今回の戦利品>

続く石橋さんの講演でも、こちらのミニ・コミューターの話題が何度も扱われました。
そもそもビート誕生の礎となった、VCR(Vehicle Concept Research)開発部においては、それら過去のミニ・コミューターを念頭に現代に通用するシティ・コミューターを構想していたのだそうです。実際に開発室にメッサーシュミットを持ち込んでいたとか。
(ちなみに、上の写真にもある、M.T.B!のステッカーイラストともなった「VCR」は、実験車両名と言うよりこの開発部の名称なのだそうです。さらに閑話、布製のバッグは記念品のビート用工具入れ。かなりナイスな逸品です。去年のエアバルブもそうですが、M.T.B!の記念品は毎度ながら良い企画ですよね。ありがたいことです。)

このVCR開発部では、当初「30万円で買えるRR小型二座車」、「タンデム小型二座車」、「オープン小型二座車」。この三つの試案があったそうです。
「激安RR車」はコストの面から真っ先に断念したそうですが、スマート~iQと、同じ様なコンセプトが実現して行くの横目で見、最終的にインドのタタがnanoで30万円以下を達成したときには、「先に考えていたのに、続けていれば良かったなぁ」と残念に思われたとか。こういうのは出した者勝ちなんですね。
「タンデム車」はまさに現代のメッサーシュミット。ホンダがバイクメーカーであるところから、かなり有望な案だったそうですが、法規的な問題で無しになりました。

そして「オープン車」。これが現在のビートへと結実した訳です。言うなれば、「小さくて軽くてシンプル、ついでに屋根のないシティ・コミューター」となりましょうか。
まったりドライブ派の私などは、ビートをスポーツカーとしてよりも、まさにそちらの方向性で愛用中。「Midship Amusment」という、ビート発売当初の売り文句もそんな由来があったのかなぁ、と、石橋さんのこのお話しには、はたと膝を打つ思いでありました。


そんな具合で、楽しみにしていた「かわいい乗り物たち」展は素晴らしかったです。
しかもそれがビートの原点でもあったというおまけつき。わざわざもてぎまで出向いた甲斐があったというものです。良かった良かった。

展示は6/14までされていますので、ご興味のある方は是非足をお運び下さい。
下のフォトギャラリーにも、もうちょっと写真が載っております。-5から-8までが「かわいい乗り物たち」展であります。


フォトギャラリー
0905M.T.B!-1
0905M.T.B!-2
0905M.T.B!-3
0905M.T.B!-4
0905M.T.B!-5
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0905M.T.B!-8



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Posted at 2009/05/26 13:46:16

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kuroharri3さん

この記事へのコメント

2009年5月26日 14:52
そう言えばすっかり見忘れてしまいました。

ビートに乗ってから小さい車に魅力を感じる病気になったような気がします。

それにしても味わいのある車たちですね!
コメントへの返答
2009年5月27日 10:21
お疲れ様でした!

上掲の車も素晴らしかったのですが、ヨッシィーー工房謹製ガル四兄弟も素晴らしかったです!
壮観でありました~
2009年5月26日 17:42
S500、いいなぁ~!
まだ観た事ないです~

ベスパ400、一瞬トラバントかと・・・(汗)
コメントへの返答
2009年5月27日 10:22
S500最高ですよね~
ご一緒した皆さんも、一台もらえるならこれだよね~と意見が一致しておりました。
まさにホンダDNAの原点でありますね。
2009年5月26日 18:12
メッサーは近所で実働車がいます。
すごくかわいいんですが、すごくあつそうです・・(^-^;
コメントへの返答
2009年5月27日 10:23
なんと!
現代の路上では、さらいかわいらしさが際だちそうですね~見たいです!!

ハインケルもそうなのですが、これらバブルカーの風防って、車内で日光が焦点結んでしまいそうでちょっと怖いですよね(笑
2009年5月26日 22:45
メッサーは、いかにも飛行機屋さんが作ったデザインで最高です。
おまけに、バックスピードなら、たぶん世界最速ですし。
コメントへの返答
2009年5月27日 10:25
なるほど!
そう考えますと、メッサーもトッポリーノもてんとう虫もベスパも、どうもWW2敗戦であぶれた飛行機部門の作だったりするようですね。
さすがMA;さん。空気の流れが見える漢でいらっしゃいますな~
2009年5月26日 22:50
三菱がイイですね。
やっぱ・・・スタリオン・・じゃなくって3000GTじゃなくって・・・

コノ中では500が意外でした。
コメントへの返答
2009年5月27日 10:26
そうなんです~
写真では見たことがあったのですが、実車はさらにシンプルで素敵でした!
スタリオンやiなどもそうなのですけど、三菱ってたまにぐっとくるものを出してくれますよね~
EVOのようなガンダム路線も嫌いではないのですが(笑
2009年5月27日 22:38
時間がなくてコレクションホール見られなかったのが残念です

私はてんとうむしが好きです

運転席に家人のクルンテープさんがいたのですぐにわかりましたよ。
またよろしくです~
コメントへの返答
2009年5月28日 10:22
てんとうむしもいいですよね~
近所に国産旧車やさんがあって、ぴかぴかの360がおいてあるのですが、実に素敵でありますね。
日本の誇る名車ですよね~
2009年5月28日 4:43
いや~どれもこれもみんなかわいいですね。

なかでもHEINKEL MICRO CAR の後ろ姿とCAROL の後ろの造りはぐっときます。

ほんと昔の車のデザインには萌えますね、最近の空力を考えると違うメーカーでも
同じ形になってしまうのにはがっかりです。

燃費とかを考えると仕方のない事だと思いますが、デザイナーいやメーカーのかたには
個性的の車をがんばって出して欲しいものです。

もっとじっくり見てくればよかったとちょっと後悔してます。
コメントへの返答
2009年5月28日 10:25
仰るとおりでありました。
キャロルのデザインは素晴らしかった…

昔の車には、人の手の温もりを感じるような造形が多いですよね~
コンピューターでデザインするのも、利点は多いのでしょうけど、個性という意味ではちょっと無機質な感じを受けてしまったりもいたしますね。

余裕があったら、小さい旧車も一台持ってみたいものであります。

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「('A`) <対酒当歌 人生幾何 譬如朝露 去日苦多 慨当以慷 幽思難忘 何以解憂 唯有杜康」
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