2020年元旦、ALTに行ってきました。
前日にベストを更新できたので、今回の目標はクリアしてプレッシャーは半分ぐらいになりましたが、
「なんちゃってベスト」のためスッキリしないのでこのままというわけにはいきません。
浜松駅近くのビジホから、いざ出陣です。
時計回りのALTでは左側のタイヤが先に減ってしまいます、フロントタイヤの左右を入れ替えるために早めに現地に到着、準備をすませました。
【12時/1枠目】
1晩寝ただけで昨日と同じ状態に戻ってしまいました。
アタックをしているのに34秒台を連発、その他もほとんどが33.5秒~ばかりで、どうすればタイムアップすることができるのかてんで検討がつきません。
最後の最後に33.1秒を記録するも、やはりコレも「なんちゃって」なので、どうして出せたのか理解していないので意味がありません。
【13時/2枠目】
この枠でも中盤までは何も変わらずに33秒台後半を記録していました。
30分ぐらい経過したころ、ムキになって、何も考えずにただただ周回を重ねていたことにようやく気づきました。
そこからはインターバルを長くとるようにして、その都度自身の操作を振り返って意識をしてアタックごとに操作を変えたり、速い方のラインをチェックするようにしました。
そんな中、昨日Oさんが
「ノーマルの脚を生かした走りをしましょう」とアドバイスをしてくれたことを思い出しました。
その事を意識して、色々と試行錯誤をしながらアタックを重ねると、安定して33秒台前半で走行できるようになり、最後のアタックで
32.945秒を記録、ベストではありませんがこれまでとは意味が違います。
どうようにすればタイムアップするのかも大事ですが、どうすると遅くなるのかがようやく理解できました。
【14時/3枠目】
いきなりのファーストアタックで
32.943秒、前の枠でつかんだコツが間違いでなかったことを確認できました。
そこからは安定して33秒台前半で走行できるようになりました。
しかし、「コレから!」という時にメーターに目をやると走行可能距離が
「13km」になっていました。
それが良かったのか、無駄な周回は1周たりとも出来なくなってしまったのでより集中してアタックをすると、2周連続で32秒台を出すことができましたが、メーターは「0km」に。
でも、不思議なことにメモリは2つ残っていて、警告灯もついていません。
そこで大丈夫と判断、警告灯がついたら中止することにして走行を続けました。
次のアタックでも2周連続で32秒台を記録、
32.783秒が出せましたが、ついにメモリもなし、警告灯が点灯してしまいました。
高速のSAまでの距離を考えると、アタック1周×2回が限界です。
1回目のアタックで
32.778秒を記録、次こそはベスト、最後のアタックの前に1周クーリングをしていた時に自分は
「ジムカーナの人」だったことを思いだしました。
それこそジムカーナでは練習で10本以上走行できれば大大満足で、本チャンでは2本勝負です。
1日でその何十倍も走行できてしまうミニサーキットではどこか真剣身が足らず、ゆるゆるモードになっていました。
クーリング中にジムカーナアタックモードにリセットしていざアタック!しかし、アタックできる余裕をとっていた前走車がトップエンドコーナでレコードラインを徐行、ライン変更を余儀なくされてこの周は33秒台後半、最終コーナーはしっかりとスピードをのせて抜けることができたので、次が本当のラストアタック!以前はこういう場面で必ずといっていいほどコケていたのですが、昨日のベストの1000分の5秒落ちの
32.629秒のタイムを出すことができました。
タイムレシート?を見ながら走行を振り返ると、自分が何を考え何をしていたかがよく分かります。
前日の
「なんちゃって」は本当にどうして出せたか分からないので、再現性があるはずもなく、その1回だけ突きぬけて良いタイムが出てしまいます。
この日は、これだけ連続で32秒台が出ればマグレということもなく、車の動きを予測し、それを意識しながら操作をして狙って出せたタイムだったので、意味合いがまったく違います。
ようやく今回出たタイムが自信をもってベストタイムと言うことができます。
ベスト更新にちょうど1年かかってしまいましたが、この2日間で確実に「大人の階段」を1段のぼれたので、次回からはこの時点からタイムをつめていくことができます。
これで32秒台前半、31秒台が見えてきました。
ノーマルサスペンションのNDでALTを攻略するのには
「ブレーキの使い方」が1番のポイントでした。
それまで自分には「ブレーキ=減速」という概念しかありませんでした。
そのため操作のイメージに「強く」や「早く」しかなく、タイムをかせぐためにはそれが必要だと思っていました。
ようやく分かってきたことは、ブレーキの操作は「減速」もふくめて「状況によって最大のグリップ発生させるために荷重移動をさせる」ということでした。
特にノーマールサスペンションは動くのに時間がかかるので、Oさんが言われていたとおり、その動きに合った操作をしないけませんでした。
ジムカーナだけではこのことには気づかなかったかもしれません。
ジムカーナでも似たようなシチュエーションはあるので、ジムカーナのオフシーズンはサーキットのアタックシーズンでもるので、機会があれば走行することをオススメします。
帰路、ベストを更新してお祭り気分もつかの間、給油するつもりでいたIC手前のスタンドが正月休み、SAまではギリかと思いながら高速に入ると工事渋滞、ここでガス欠などしたら天国から地獄、渋滞を通過するまではBGMも耳に入らず、たどり着いたSAがオアシスに感じられました。