11月25日　やっぱり奈良の子？　箸墓の話

いまだに一週間前の話が続いています（不精なだけ）

土日連休、再度紅葉を求めて。

桜井方面から北上するのに山の辺の道を走るわけですが、この道沿いには
多くの神社　古墳　お寺が散在します。　　散在するっていうか密集しています。

なぜかというと過去には奈良南部に巨大な池というか湖というか、水たまりがあったのですね。
拾いモノですけどこんな感じ。



で、東西南北の標高のある程度あるエリアに建造物が集まっています。

道沿いに「箸墓古墳」が見えてきます。
古墳時代で言うと前期にあたり、前期の中では非常に大きくて立派です。

最近、ここで濠の清掃を兼ねた水抜きにさらに引っ掛けたTV収録が企画されてて、結局中止になった
という報道がありました。

「巨大水中生物がいるかも？」　ここまでは良かったのですよ。まあ。


「1700年前のお宝が出るかも？」　　これがまずかった　僕はそう思ってます。

バラエティ番組の収録程度で出てきてもらっちゃまずいのです。

なぜか？　この古墳はその埋葬者においてたぶん永遠に決着しがたい論争を何十年も引きずったある意味、最重要古墳のひとつなわけで、何か出てきてそれが決定的な証拠になった場合、それは「歴史的大発見」になる可能性もあります。

過去、そういった「歴史的大発見」は大規模な学術調査で出ることはもちろんですが、
「ひょんなところでひょんなひとが」たまたま拾う、なんてこともあって。
その発見にも偽物や捏造が絡んだりした過去もあったりして、いろいろ大変なのです。

まあ、そんなもの出るわけない、とは思っても、
過去の事例として、まさかのノーマークだった場所から出たりした事もあったわけで
TV収録の一環でかつて濠であった池の底ざらえはしてもらっちゃ困る、という事なのではないかな？と。（あくまでも個人的感想です）

この日はその中止報道の前でしたが、その箸墓の前を通過して北へ上がります。

向かうは真言宗のお寺です。

今年は僕の娘も長野の真言宗のお寺にお嫁に行って初孫も生まれました。
そんなご縁も感じつつ、お参りします。

（つづく）　　　　　　　
続くんかいっ！！