かっとびです、久し振りの読み物
あくまでフィクションですよ
最近読み始めたコミックで喧嘩が強い話が多いのですが
かっとびとしては運転が上手な話が面白いと思います
てんで以下の読み物を考えつきました。
同じ車両で走らせたら, 俺は勝てるという負け惜しみ的な話しをよく聞きます。
イヤイヤ 劣っている車両でうまい運転ができる
ドライバーの組み合わせならばどうなりますか?
それも初めて乗るマシンでっ
という元の話は別にして・・・オイオイ
セッティングしだいで車は激変すという話から
其の為に必要なこと
必要なのは走りを解析できる能力
脚を自由にセットアップできる力
限界を知り,きっちり走らせる事
てんで こんな話が出来ました。
いつもの 三人組も 出ます
そのメンバーは・・・もちろん
師匠 先輩 ブービー君 の三人の侍 いや 変人
実は解析は師匠が行い
セットアップは先輩が
運転は 意外にもブービー君の担当なのです、
先ずは
師匠のデーターロガーをセットして車両の動きを把握
同時に手持ちのSSTスケールでアライメント値を測定
それらで ベストな状態にセットアップして行くのだ
ブービー君は生まれてきた野生の感で うぉーっ
そのマシンの本当の力を出し切る
少し珈琲でも 飲みながら 書いていきましょう
えにうぇー ロケーションとしては こんな所
此処はとある峠に近い カフェー
店の前は 広い駐車スペースが有る為
走り屋さんが集う・・・たむろしております
といった 安易な状態から 始まります
月末の週末に ここでは
何台かでタイムトライアルして記録を
カフィの壁に貼り付けるようになっていた
毎週のように集まっては
車種ごとのタイムを更新していった
そこで一番タイムなのは 「86」 の御仁
そんな事とは知らない 三人組
今日はドライブがてら なぜか
プロボックスです。
それと 今回の肉体改造車両
ブービー君が最近購入した
S660 β 6MT ホワイトの二台であった
車両入手の話から
前のオーナーは S660を購入したものの
家族の反対で手放したのだった
理由は
荷物は積めない
乗り心地は悪い
乗り降りにも大変と
そんな マシンを現状販売です
格安と理由だけで
ブービー君は 購入したのだった
但し 前のオーナーは 車弄りが大好きだった
いろいろと 部品を交換していたが
其の為に乗り心地の悪化を招いていたのは
事実だった
販売時は元に戻して
パーツ類は 渋々 ヤフオフで売った
半分素人が 弄ったものは ヤバイ・・・最終的には
アライメントも取らないまま 売ってしまった
それをまた
外観からノーマルと判断した中古屋さんも
そのままで
ブービー君に販売してしまった
程度が良かったので購入したが
嬉しくて 近場を
すこしは走っては見たものの
左右で旋回中の感じが なんか違うとか
制動時にはハンドルが 取られたとか
なんか変なのであります
車両に
違和感を感じていた ブービー君は
二人に声をかけて,いつもの道具箱を
プロボックスに積み込んで
このコースに来たのであった
先ずは解析
行く時にそれまでの 走りを
師匠はデーターロガーで記録していた
車両側の操作と車速 回転数 六方向Gを記録していた
師匠も
助手席に座ってみたが コーナーを二つ曲がっただけで
うーーーーん
なんか変だなー と言わしめていた
師匠曰く
操舵時のヨ~の立ち上がりがリニアではない
とか
制動時にハンドル取られてまた,
左右でトルクステアが発生しているようだ
等であった
素人にはわからないワード(単語)だー
一方は先輩は
脚(アライメント)が変(ズレ)と言っていた
メーカーのオリジナルアライメントデーターを
入手して
更に 量産車にありがちなバラツキ値の
見直しを行っていた
同時に前後車高とバネレート、
スタビ径等からロールレートを算出した
実際には
カフェ前の駐車場は大きくて
まだスペースが有ったので
二台とも平な場所に停車させて
S660は ゼロG時 のアライメント測定を始めた
同時にタイヤ摩耗状態も細かくチェック
溝の残量と摩耗形態から
アライメントが 狂ってることも判明した
そんな事をしていると
しばらくすると車好きがゾロゾロ集まって
何してマンねん
状態になっていた
測定後、
師匠のパソコンからオリジナルデーターを
取り出してシミュレーションし、
前後のCFバランスを計算して居た
ジャッキアップして実機のストラットの
マウントの左右ズレを直したり
トーイン値を調整していった
正常な状態にセットアップ
更に先輩の理論値に直していた
・・・ここがミソです
そんなことで・・・とは
ここのトップタイムを持っている
「86」のオーナー曰く
パワーの無い 車をいじっても
速くはなれないと言い切った!
先輩は
その車も軽くチェックしたら タイヤ摩耗から
オーナーは 力ずくで走らせて出した
タイムであることも
解っていた
何故か
ブービー君はECU書き換え用ツールと師匠は
書き換え用データーを数種類持っていた・・・何故
あちこちのショップデーターから走りの
シーンに最適な
データーに書き換えも行っていた
使用回転域や
車速からチョイスするシフトポジション
マップと組み合わせて旋回アールから
横ジーを算出させて、エンジントルクが
適正になるように脚から現車合わせを施工した
但し脚等はノーマルスペック
ブレーキもタイヤとホイルもノーマルだった
そして 遂に車両はジャッキから降ろされた
そして走り出した
最初は 先輩が助手席でデーターロガーを
使って記録し
師匠は 其のデーターから比較
最適アライメントデーターを算出
エンジンのピックアップは改善されており
特に中速トルクを太らせた仕様に
峠などではピークパワーは使いづらいので
ドンピシャにしてあった
二度ほど 先輩は
前脚を上げてセットアップし試走を行い
最後に前後のタイヤにタッチして空気圧を調整
完了である
今回の
データーを記録したから
いつでも復元することは可能になった
S660の外観は何も変わっていなかった
でも それに乗り込み ブービー君の腕で
キビキビと走らせ綺麗に少ないパワーを
使い切る走りで
タイヤ性能を使い切る事が出来た
結果としては
先の 「86」オーナーのタイムを
二秒塗り替えてしまっていた
因みにパワーは 1/3 以下だったらしい
解説すると
データー解析の師匠が最適化を
セットアップの先輩が脚を見直し
それらを使い切る ブービー君
最強のセットアップトリオであった
更に 数回のトライで コースに慣れて行き
タイムは更に短縮されていった
もうどうでも良い位の差がついていた・・・
ブービー君は
速さではなく、走らせると
「気持ちいい!」
と叫んでいるのが音声データとしても残されて居た、
三人と二台は、15分で 荷物をかたずけて
じゃーねー 又ねー,ランチわすれるなー
と言って 左右に分かれて走っていった
※どうも、このセットアップの手間賃らしい!
安い
走り出した二台を
先の 「86」オーナーは S660を追いかけた
他のメンバーは
チューニングショップのデモと考えて
ショップ名を確認したがプロボックスに記載はなく
ショップに変えるものと考えて
プロボックスを追ったが
両車とも 完全に追いつけるものではなく
置いて行かれていた・・・当然 プロボックスも
この三人トリオの
スペシャルエディション仕様だった
この後
カフェーの壁には
一枚の記録が張り出されることになった
伝説の記録として
終わりです
楽しんでいただきましたか。
アライメントは 大切です・・・よー
また書きますね,お楽しみに!
Posted at 2021/02/10 07:30:25 | |
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