開催中の「あいちトリエンナーレ2019」の中の企画展「表現の不自由展」で従軍慰安婦を思わせる少女像があり、しばらく企画展自体を中止していた問題で、警備上の問題などに対策を講じて本日より再開されたそうです。
まず本日は午後2:10と4:10の2回に分けて入場、それぞれ30名ずつで入場、多い時は抽選で決めるというものに、
2回合わせて1352人という希望者が殺到…つまり約22.5倍という倍率です!!
それに対し、河村名古屋市長は「勝手に再開を決めてとんでもない。暴力も甚だしい」と県庁に向かって叫び、座り込みで抗議したそうです。
…この問題、なかなか難しいですねえ~
大村知事と河村市長でそれぞれ意見が違うのも分かる気がします。
しかし、「芸術か否か」というのは今に始まった訳ではなく…
かつて、この「あいちトリエンナーレ」の前身となる「なごやビエンナーレ」で展示されていた作品も「これ、ヤバくない…?(汗)」と思える作品も中にはありました。
また、これと似た議論で「芸術か?わいせつか?」というのもありますが…
例えば裸婦像を見て…
「ウム、これは素晴らしい体だ…」と「美」を感じるのか、もしくは…
単に「これはわいせつ以外の何物でもない!!」と感じるのかは人の基準それぞれだと思います。
…つまり、「欲情したらわいせつ」、「そうでなければ芸術」という線引きは出来ないのです。
閑話休題、さて、話を元に戻すと、問題になってるのはこの従軍慰安婦像以外にも…
河村市長が「けしからん!!」と立腹していた昭和天皇の肖像画を燃やす作品まであるそうですね。
これについても私が思い出したのは…
ドラマ「Mr.ビーン」で、ビーンが部屋の改装中、電動ノコで壁に貼っていた故・ダイアナ妃とチャールズ皇太子の写真を誤って首から下を切り落としてしまうシーンでした。
これとて昭和天皇の写真を焼くのと似てるなと思うのですが、イギリスでは「ブラックジョーク」で済んじゃう… つまりイギリスの「王室」に対する国民の考え方と、日本の「皇室」に対する国民の考え方の違いであり、「無問題だ」としてしまえば出来ない事もないのです。
さて、今回の企画展再開ですが、ようやく本日より始まったばかりで、トリエンナーレ自体が14日までだから、あと閉会まで1週間もありません。それに今の日韓関係を考えると、タイミングが悪かったというのもあるでしょう。
しかし、今回の騒動、今後の「芸術の在り方」に一石を投じた一例となった事は間違いないでしょうね…
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Posted at
2019/10/08 20:38:36