とある質問サイトに「好きな建築は何ですか?」って質問がありました。
そもそも、建築の専門家でも何でもない私が建築物を好きになったのはこれらの本がきっかけでした。
当時、イラストを描くのにハマっていた私が、「何か参考になる本はないか」と探していたところ、この本に出合いました。
これらの建築物を見て、「建築とは何と魅力的なものか!!」とその魅力に取りつかれたのです。
結局、イラストに使用したのは倉敷アイビースクエア(設計:浦辺鎮太郎)とカサミラ(設計:アントニオ・ガウディ)でした。
そして機会がある度に色んな建物を見て歩きました。
それから最初に魅力を感じた実際の建物は名古屋市美術館(設計:黒川紀章 1987年)でした。
同じ名古屋の熱田神宮をモチーフにしたという意匠など、どれも興味をそそるものがありましたね。
同じ黒川紀章つながりだと、和歌山県立博物館と美術館(1994年)も良かったと思います。
その後、色々と見て回りましたが、やはり私の住んでる県や近県の建物に注目しました。「自分の住んでる県にこんな素晴らしい建物があったのか!?」と…
このセラミックパークMINO(岐阜県多治見市 設計:磯崎新 2002年)は…
建物へ至るアプローチには、天井に多治見の特産である焼き物が埋め込まれていますし…
最近(といっても20年前ですが)の建物らしく、免震ダンパーもデザインされています。
特に圧巻なのは建物内を流れる滝ですね。
それから、和歌山城ホール(設計:環境建築計画 2021年)は、和歌山城に面するファサードのみならず…
紀州産スギのアトリウムに圧倒されました。
そして、近代の建築家のみならず、私が好きになったのは…
豊郷小学校旧校舎(滋賀県豊郷町 設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 1937年)です。
ヴォーリスはイギリス人宣教師であり、建築家、それからメンソレータムを日本に導入した人でもあります。
ここは「白亜の殿堂」と呼ばれるだけあり、シンメトリーを生かした美がそこかしこに見られます。
例えばこの廊下、奥行きをハッキリ感じさせるだけでなく、とにかく美しいです。
それから、階段の手すりにはヴォーリズが感動したという「ウサギとカメ」の像があります。
…で、元々ここを訪れる様になったのは、言わずもがな(?)「けいおん!」にハマったからですね。そういったみん友の方も多いでしょうけども…
Posted at 2023/02/23 20:12:13 | |
トラックバック(0) |
美術 | 日記