ジムニーの「持病」の一つに、「EXマニーホールドのクラック発生」があります。
マイジムニーも御託に漏れず発生。
マイジムニー平成4年(1992年)2型、2000年に購入、今回初めてのEX交換です。
クラックの発生はかなり前からあったと思いますが、他の方のブロブで見る限り思いのほか割れている箇所が酷くありませんでした。
暖気後は熱膨張で隙間も小さくなる感じで、走行中の影響はあまり変わらない状態。
ただ、排気温度計が少し上昇気味なこともあり、今回初めてのEX交換となります。
交換自体は、さほど難しくありませんが、Turboチャージャーとの連結BTが固着して折れたりする場合が発生すると、ちょっと面倒で通勤に支障が出ると困りますので、代車をお借りしてショップさんに依頼。
週初め預けで週末に完成です。
都合上、ショップさん閉店後、代車とマイジムニーを入れ替えでショップさんの立会無しで引き取りです。
23時頃、引き取りでマイジムニーをお持ち帰り。
ん~????????
何か回転を上げていくと、吸気音?Turbo???えらく「良い音?」がします。(笑)
で、本日改めて自宅でENG.始動してみます。
ボンネットを開けてENG.を掛けてみると。。。。。
明らかに「排気漏れ」の症状です。
EXの取り付けミスか?とEXカバーを外してチェックしてみましたが問題ありません。
ですが、確実に排気漏れの「音」。
観察してみると。。。。
Turboアウトレットの溶接部に「クラック」が発生していました。
このアウトレットは、「自作品」で、マイジムニー購入後1年くらいの時に製作した物です。
マイジムニーは奈良県にある「奈良トライアルマウンテン」の津田レーシングさんが大阪のジムニーショップTACさんの部品開発として所有されていた物を縁があって購入。
その後、仕事柄、津田レーシング製Turboアウトレットの製作依頼があった時に、まっさくんオリジナルにてパイプレイアウトして製作取り付けで今日に至っている物。
で、EXよもやま話ではないですが、やはりどこかのタイミングで小さな「クラック」は発生しかけていたと思われます。
今回、ショップさんでEXマニーホールドを交換したことで、前のEXマニーホールドとの取り付け位置が微妙にずれた事でクラック箇所が大きく開いたと考えられます。
もしかしたらショップさんで「発見」していたかもしれませんが、修理する術は持ち合わせていない所。
ショップさんに文句を言うこともありませんし、いいタイミングで見つかったかなと。
「完全破断」していませんので、今のうちに修理しておきます。
マイサンク&マイジムニー?の心強い味方(笑)ラクーンさんの工場にお世話になります。
溶接機をお借りして、修理完了です。
一度「クラック」が発生した物は、あまり長くは使えないと思いますが、溶接前の「排気カーボン」の除去などを行った事で少しは長持ちしてくれるかなぁと。
「形」ある物はいつかは壊れます。
使用耐久年数からすれば、良く持った方ではないかなと。
耐久年数の違いは、取り付け方法などもありますが、製品の溶接の「仕方」も大きく関係してきます。
単純言えばいかに溶接部から「空気=酸素」を取り除いた環境で溶接出来るかで「強度」は大きく変わってきます。
「溶接」している所は、不活性ガスでシールド溶接されていますが、溶接母材の「裏側」、こちらも不活性ガスでシールドされているか否かで製品に「差」が出ます。
その製品の「見分け方」
例~ステンの「タコ足」。
製品のパイプの「内側」の溶接個所をリューター研磨している「製品」。
溶接時にパイプ内部に「不活性ガス」を充填していない溶接の製品。
「酸化」したステンレスが、パイプ内部部に「ボコボコ」に出る為「削った証拠」。
こんな「製品」は長持ちしません。
溶接に興味がある方は、「溶接、バックシールド」などでググって見てください。
あ、ちなみに今回は、溶接機をお借りしてでの個人物の趣味の修理ですので、あえてシールドはしてませんが、自分なりに強度を出す修理はしています。(笑)
何かあって、色々お助けいただける環境に感謝です。(笑)
Posted at 2019/05/20 00:06:29 | |
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ジムニー | 日記