令和2年が終わろうとしています。
個人的に、この1年を一言で表すとしたら、
「翻弄」
ですね、まさに。
[写真ACより]
言うまでもありません。
本当にこの1年は、公私ともにコロナ禍に振り回された1年でした。
コロナ禍のせいで、昨年まで恒例的だったことの多くが否定されてしまったとともに、コロナ禍のおかげで見えなかったところが“炙り出す”ように見えてしまったこともたくさんありました。
まずは私生活から。
そもそも、人との接触自体を慎まなければ感染リスクを抑えられないゆえに、県外への遠出が全然できないし、みん友さんたちとの交流もできない‥など、今まで毎年のように楽しんでいたことが今年は全くできませんでした。
アウトバックと過ごした時間の大半は通勤と、週末の買い物ぐらいです。
昨年スケールボディまで組んだラジコンヘリも、春からラジコンクラブによる活動に軸を移すつもりでいたのが、クラブメンバーとの「3密」を恐れて足が動かず、今年は全く飛ばせずじまい。
そのため自宅で過ごすことが基本となってしまいましたが、昨年末にできたばかりの今の住まいのことを隅々まで知るきっかけにもつながったから、これはこれである意味良かったことかもしれませんね。
更に今年からコーチとして運営に関わらせて頂いている地元小学生のバドミントンチームについても、コロナ禍の影響をもろに受けて中止になった大会はあったし、開催されたとしてもコーチと選手だけでなく、入場制限ということで選手の保護者や家族の情報をまとめて、大会当日の検温結果とともに主催者に報告・・・なんていう想定外の作業も。
チームの皆さんにはだいぶ顔を覚えてもらえまして空気にだいぶ慣れてきてはいるものの、コーチとしての度量はまだまだ半人前。練習には毎回出ていますがブラッシュアップさながら、経験を積んで堂々とコーチングできるようになるためにもコロナ対策はちゃんとしつつ、当面は毎回練習に出ては先輩コーチに1つずつノウハウを覚えていくようにしたいですね。
次に仕事です。
コロナ禍の影響は少なからず受けてるものの、これまでと同じ職場、同じ役割で頑張らせて頂いてます。
春の緊急事態宣言を機に秋田県が全域に対して、コロナの流行地域との往来は避けるように通達されてしまった関係からこれまで毎月1回の東京本店への出張が無くなり、(本店の兼務部門もテレワークに入ってしまったことから)その代わりに勧められたのがzoomのリモート会議とSlackのようなグループチャットの組み合わせ。
これらの組み合わせによる仕事がツラいのは、カメラ越しでのミーティングになったりリアルタイムな会話がテキストベースのチャットでは、リアルに会って話し合うことと違って場の空気感が全く伝わらないということ。
[写真ACより]
まぁ、人との接触自体を慎まなければ感染リスクを抑えられないので仕方ないんですけどね。
けれども、その空気感が伝わらないことが逆にブラッシュされて、(以前から温度差として感じていた)兼務部門のせっかちさが浮き彫りになってきている状況から、最近兼務部門と少し距離をとりつつあります。
参加させられても結局臨席している意味が何もなかった会議だったり、渡された案件の要件が全然定まっていなかったり、納期がいつまでではなく「なる早」といういい加減の連続。
さらに酷いのが、支店の仕事がどんなに忙しくてもそれを考えてくれず、上層部の命令だからと兼務部門の仕事を一方的にゴリ押してくるようにもなりました。
まさにやっつけ仕事。
これだからテレワークは嫌いです。
多分、このコロナ禍でも今までのように支店に出社できていたおいらが好都合だったからなんでしょうが、しょせんおいらは兼務部門の一員であって、便利屋でも尻拭いでもありません。
兼務部門のせっかちさが生んだ時間の無駄に振り回されていたことに支店の直属上司に注意されたこともしばしばあったからさすがにブチギレてしまって、リモート会議で声を荒げたことが何度もありました。
彼らにとっておいらの存在は、今までにないぐらい恐れられてるかもしれませんね。
こうして、このコロナ禍で様々な行動を制限されたものの、今年の最初のブログで書いた1年のキーワードだった「ブラッシュアップ」は思いの外できたのかもしれません。
この他にも、コロナ禍による巷の話題としては...
東京オリンピック延期。
航空業界や観光業界を始め、昨年まで好景気だった企業が相次いで経営悪化や倒産に。
そして相次ぐ著名人の逝去。
おいらが記憶している限りですが・・・
野村克也さん。
志村けんさん。
岡江久美子さん。
木村花さん。
横田滋さん。
山本寛斎さん。
渡哲也さん。
宮内淳さん。
芦名星さん。
三浦春馬さん。
竹内結子さん。
高田賢三さん。
窪寺昭さん。
ショーン・コネリーさん。
四代目 坂東藤十郎さん。
小松政夫さん。
浅香光代さん。
林家こん平さん。
羽田雄一郎さん。
今井ゆうぞうさん。
・・・
もう本当に、かつてないぐらいに多いと思いました。
コロナ禍、景気悪化も合わせてこれだけ多くの惜しい方が亡くなられたのも2020年。
[写真ACより]
さらに、コロナ対策を始めとした
政治屋による混乱ぶりも目についた1年でした。
地元秋田出身で官房長官を務められていた菅義偉さんがこの秋に首相になりました。
本来なら喜ぶべきところですが、なかなかその気に乗れませんね。
首相になられて早々に、携帯電話料金や学術会議の件で是正して、一定の成果があったことは事実だと思います。
でも、あまりにも感性が鈍すぎる。
コロナ禍のせいで3密回避させるため国民に行動自粛を呼びかけていながらそれをよそに、ご自身と代表を務める政党の人間が多人数で会食をやってたり、忘年会をやろうとしたとは呆れて物が言えない。
さきほど記載しましたが現職国会議員の羽田さんがコロナで急逝されて、これだけ身近な人物が亡くなられても(現時点で)対外的に同じ国会議員としてメッセージを発せられていないのでは、まるで自分達に危機感を覚えていないように捉えられてもおかしくないでしょう。
また我々クルマ好きが切実な問題として急に出てきたガソリン車排除の問題もしかり。
おいらの見解は以前このブログで書いたので詳細は割愛しますが、欧州の政治の横暴にまんまと乗せられて、うちの国もやりましょうと勢いに任せて言ったのも菅さんの政権です。
安倍さんや麻生さんと違って世襲ではないので国民の苦しみがわかりやすいようなことを以前仰られてたように思いましたが、だったらコロナ禍に振り回されて行き場を失ってさまよっている国民や、逼迫している医療現場に一度声を拾いにいってみたらどうでしょう。少しでも考えが変わると思いますけどね。
もう、世間知らずと言われても仕方がないでしょうが個人的には、首相としての菅さんは平時には向いているが、有事には向いていないのではと思いました。
菅さんを見ていて、何のためのリーダーシップをとるのか、いつも考えさせられるものです。
かといって頼れる野党がないのも相変わらず。
来年の衆議院議員選挙は、よーく吟味して票を投じたいものです!
…
とまぁ、長く書いてしまいましたが兎にも角にも、悪さえ感じてしまう1年間だったと思います。
さて、間もなく来るであろう2021年。
コロナ禍の混乱はまだまだ続きそうですが、1日でも早く収束に向かって活気を取り戻せる日が来ることを祈りつつ、今年最後のブログとさせて頂きます。