2003年11月06日
モーターショー感想2
日付変更線を越えたのでもう一発。
部品編。
今回は凄かった。
とにかく驚いたですよ!
ひょっとすると後3年で
「アクティブサスペンション標準搭載車」
が市販されるのではないかという感じでした。
特に目を引いたのが「カヤバ」この研究者が地味に展示していた、
「モーター式ノンオイルショックアブソーバー」
これがすでに実装段階まで試験が進んでいてかなり良い成績を残しているようです。
今回これが一番凄い、
「ブッチギリの大発明!!」
だと思います。
電気的に減衰力を出すのでGセンサーとのコネクトもオイルを使ってオリフィリスを調整する方式と違い
「ダイレクトコントロール」
が可能。
さらにショックが揺すぶられるほど自家発電をするため緊急時車体を揺らすだけで発電できる素晴らしいショックアブソーバー!
また、その調整機構はサスペンションアッパーアームより上に来るのでいわゆるバネ下重量がオイルの分軽くなるのです。(メンテナンスの潤滑オイルは別でね)
凄いでしょ?
カヤバの人に説明を受けたとき電気が走りました。
今もしカヤバの株を持っている人はラッキーですよ!!
それにしても「油圧制御」を得意とする会社でその油圧を排除する事を研究するという体制は企業が持つ
「将来性」
を見せつけられた感じです。
トキコのセミアクティブを見せられたときもビックリしましたが、この電動ショックアブソーバー将来実用化されれば確実にGセンサーと連動させてアクティブサスペンションに変化するのがほぼ確実です。
値段の問題はあると思いますがオイルによるへたりもなく作動は内部の秘密加工でいつでも安定!
さらに油圧をシールする必要がない(防塵程度は必要)のでほぼメンテナンスフリー!
最大の特徴は「今現行有るショックを改造してシステムを埋め込むので後付けが可能」
シビレました。。
高速代にガス代、入場料(今回は友人に貰った)を払ってまで見た「最新の技術」。
これ見ただけで全ての元を取った感じでした。
まだまだ他にも部品コーナーには最新技術があります。
これを見た後で、車メーカーの車を見ても
「コンセプトカーですら古くさい」
感じがしてしまうのです。
昨日の日記で1位2位はまさに最新の技術をそのままコンセプトにしていたので評価したのです。
これをふまえて「見るところがない」と、こき下ろしたメーカーにはこの先進性を見いだせなくてこき下ろしたのです。
本当の最新技術は「部品にあり!!」
これでもあなたは次回のモーターショ-で車メーカーだけを見て満足して帰りますか?
今日は部品部門1位のみの発表でしたが明日は怪我等発生しない限り2位以降の部品部門をレポートします。
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Posted at
2003/11/06 00:32:53
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