前回の記事で、私の “血管年齢” は “CAVI検査” を受け、実年齢より老化が進んでいるという判定結果が出たことを書きました。カルシウム・パラドックス(逆説)という言葉を聞いたことがありますか。カルシウムが不足すると、血液中のカルシウムが増えるという不思議な現象のことです。
なぜ、そんなことが起こるのでしょうか。
体内のカルシウムの大半は、骨に貯蔵されています。残りのわずか約1%程度が、血管などの細胞で使われます。
骨以外の細胞で使われるカルシウムは微量ですが、心臓の筋肉や脳の神経細胞の働きをコントロールするなど、生命にかかわる非常に重要な役割をしています。そのためカルシウム摂取量が不足すると、体が危機感をおぼえ、副甲状腺ホルモンを分泌させて骨からカルシウムを取り出し、体内(細胞)に補給します。カルシウム不足が続くと骨からの補給量がどんどん増加し、その結果、血液中のカルシウム濃度が高くなってしまうのです。
つまりカルシウム・パラドックスは生命維持に欠かせない現象なのですが、注目されるのはそのあとで生じるマイナス要因です。
血液中のカルシウム濃度が高くなると、カルシウムは血管壁に取り込まれ、壁を収縮させます。すると血液の流れが悪くなるので、心臓はより強い力で血液を送り出そうとします。その結果、血圧が上昇し、高血圧になりやすいのです。
出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.15(2004.09.10)
(中略)
カルシウム不足はさらに、動脈硬化を招く原因ともなります。血液中のカルシウムが増えると血管壁が硬くなり、血管の内側が傷つきやすくなります。傷ができると、そこにコレステロールなどが付着するため血液の流れが悪化し、また血管そのものももろくなってしまう(動脈硬化の状態)からです。
カルシウム不足は、高血圧や動脈硬化といった血管系疾患の引きがねともいえるでしょう。
出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.15(2004.09.10)
骨を健康に保つために必要な栄養素は?
骨を丈夫に保つために、カルシウムが必要だとよく言われます。先に述べたとおり、カルシウムはリン酸と結びつくことによってコンクリートのようなものをつくります。また、鉄筋にあたる骨基質たんぱく質は、コラーゲンに加えてオステオカルシンというたんぱく質で構成されています。つまり、カルシウムはもちろん必要ですが、ほかにもいろいろな栄養素が欠かせないのです。
例えばマグネシウムやリンは、骨の形成に欠かせない成分です。カルシウムとマグネシウムは2:1の摂取比率が理想とされ、カルシウムとリンに関しては2:1から1:2の摂取比率が適切であるとされています。亜鉛はたんぱく質の生成に関わるほか、破骨細胞と骨芽細胞の働きを助けて骨の成長をサポートしています。
また、ビタミンDも骨の健康に欠かせない成分です。ビタミンDは小腸でカルシウムの吸収をサポートし、血中カルシウムが低下した時には骨からカルシウムを溶かし、肝臓からカルシウムの再吸収を促進することで、私たちの体がカルシウム不足にならないようにしてくれます。
(以下略)
出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.153(2016.03.10)

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