鳴門の「渦の道」と観潮船に乗船した後は、そのまま徳島のホテルに泊まる予定でしたが、ゴールデンウイークなのに道路の渋滞や観光施設での混雑もなく、スケジュールが1時間半も早く進んだため、妻と相談して、本来は明日行く予定を組んでいた大塚国際美術館を本日中に訪問することに変更しました。(^^♪
なんと妻はあろうことか、それまで着ていた服を脱ぎ、車の中でオーストリアの画家、グスタブ・クリムトが描いた絵画をプリントしたシャツに着替えてしまいました。( ゚Д゚)
絵画を観るときは、その世界に嵌り込むことが肝心だと妻は申します。
まぁ、大阪で見る阪神タイガースファンが専用のユニフォームを着用して応援に駆け付けているのと同じ心境なのかと。。。。(^▽^;)
今までこんな服、妻が持っていた事すら知りませんでした。( ゚Д゚)
大塚国際美術館は、敷地内に駐車場は無く、1kmほど離れた場所に駐車場が有るため、そこに車を留めた後は、シャトルバスの利用となります。(バス代金も駐車場代金も無料)

但し、入館料金は大人1人3,300円とややお高めです。(^▽^;)
ひとたび美術館内に入ると、そのヨーロピアンな雰囲気に圧倒されます。
この美術館に所蔵されている作品は全て実物大のコピー作品で、開館に先立ち、実際にヨーロッパの美術館に出向き、サイズ等を実際のモノと同じ大きさに計測し、精密に描写させてもらったとのことです。。( ゚Д゚)
普通の人なら、コピーと聞いた途端に「な~んだ、ニセモノか (*´Д`) 」ってなるのですが、妻の様な美術ヲタクの場合はニセモノでも実際のサイズが解かる点、それに、絵に隠された文字やトリックを直接見る事が出来るという利点が有るため、とても重宝だそうです。(´・_・`)
実際、妻は私が定年退職したときに、人生最後のヨーロッパ旅行(美術館巡り)に行きたいと申しており、今日はその予習の為の訪問とのことです。(´・_・`)
因みに、妻とのヨーロッパ行脚は新婚旅行で2週間(フランス・スイス・イタリア・オーストリア)、その後ドイツ、スペイン、フランス(再訪)と訪問しています。(^^♪
妻が欧州車が好きなのも、多分、海外旅行でも欧州が最多(他にはベトナム、韓国、台湾、シンガポール、香港、ハワイ)だったことからだと思います。
ここへ来れば、本で見るより、実際の大きさが解かるので、掲出絵画の写真を撮る時は必ず人物を入れて欲しいと頼まれました。(;'∀')
1枚、1枚、作品の前で妻の蘊蓄を聞くことがやや苦痛ですが、なんでそこまで絵にまつわる話を知っているのかと驚きです。( ゚Д゚)
妻になぜか問うと、「あんたも電車の事、異常なくらい知ってるやん。。1日中でも2日でも蘊蓄喋る事できるやろ??」って逆に突っ込まれました。 (*´Д`)
「新婚旅行で見た記憶がある太り気味のおばちゃんのヌードやな。(*´Д`) 」
私がそうつぶやくと
「なんであんたの脳ミソはそんなレベルなの(~_~メ) 」と怒る妻。。(^▽^;)
絵の尾根遺産と同じ角度で妻を撮影するも。。。少々難ありかな。。。(*^_^*)
何だか時間が来ると扉が開いて別の絵が現れるからくりの絵。バベルの塔は私も新婚旅行で見て感動しましたが、こんなに小さかったとは。。。
確かに、絵の大きさの記憶は曖昧ですね。(^▽^;)
教会に掲げられる大きな絵との再会に妻は大感激です。。(≧▽≦)取り敢えず絵の前立って写真に写ってくれと妻が哀願。。
新婚旅行の時に観たモナリザはもっと小さかったイメ-ジが。。。(^▽^;)
「新婚旅行当時のルーブル美術館は人が多く大混雑していたから絵が小さく見えたのよ。」と妻が蘊蓄ついでに補足してくれます。
ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。。。
実在したのかしないのか、未だに不明なこの女性の雰囲気に惹かれます。
2012年にこの絵が来日した際に妻と実物を横浜のフェルメール展に行く予定でしたが、山から落ちて大怪我をして入院し、行く事が出来ませんでした。。
(*´Д`)
フラゴナールの「ブランコ」・・・
私はこの絵に惹き付けられ、妻に「この絵が超お気に入りになったから解説してくれ。」と頼むと・・・・
「あんたこの絵、ブランコに女の子を乗せて、下から貴族のアホボンがパンチラになるのを覗いて楽しむっちゅ~卑猥な風俗遊びの絵やで。(~_~メ)」
「それに下から覗いてるオッサンとブランコの娘は不倫の関係」
「しかも後ろでブランコを動かしている男がこの娘の旦那さんという訳の解からん絵画やで (~_~メ)」
「絵の左上にキューピットが内緒にしてねのポーズをしてるでしょ(=_=)」
・・・・・いやぁ、聞くんじゃなかった。。。(ノД`)・゜・。
妻が大好きなフランソワ・ジェラールパリのルーブル美術館で新婚旅行で観て以来です。
ミレーの「羊飼いの少女」の複写画は私が幼少の頃に他界した母親が部屋に飾っていたため、今でも私の家の玄関に飾られています。(^^♪
あと、この右の謎の女性。。
母親はよく「絵描き師を少しバカにした目で見る女の人をそのまま描写した素敵な絵だ」と言っていました。
モネの池。。
モネは日本の事がが大好きでしたので、日本の衣装をモデルに着せて描いたらしいです。( *´艸`)
そして妻の一番のお目当てのグスタブ・クリムト(≧▽≦)
なにしろシャツまでクリムト画に着替えてきたのですから。。(=゚ω゚)ノ 素晴らしい絵が続きますが、もう私は妻の蘊蓄を3時間も聞かされてクタクタ。。
それでも絵の下でポーズを要求されます。 (;'∀')死んでしまいそうです。(*´Д`)
ゴヤの「黒衣のアルバ女公爵」
なんとゴヤはこの女公爵の雇われ愛人で、絵画で彼女が指さすところに「ゴヤ、私はあなただけ」という文字が薄く刻まれていました。(=゚ω゚)ノ
(そんなこんなも、みんな妻が教えてくれました。(=゚ω゚)ノ )
なんとムンクの「叫び」!
私の小学校の同級生で同じクラスの女の子にこの「叫び」に似た顔の女の子が居て、男子がからかい半分で「叫びちゃん」とあだ名をつけたらそれ以後、高校に至るまでその娘は「叫びちゃん」とあだ名でよばれていたそう。。
今で言えば完全ないじめです。。。(ノД`)・゜・。
妻に話すと。「あんたホンマに最低な男やってんな~(~_~メ) 」と激怒。私だけが言っていた訳じゃないけど、言い訳は出来ませんね。(*´Д`)
その娘の本名は忘れてしまったけど今更ながらに本当にごめんなさい。。
最後はグッズショップでお買い物。。

閉館まで居て夕暮になりましたので、宿泊場所の徳島へ向かいます。どうしても徳島ラーメンを食べたかったので巽屋さんへ行くと既に閉店。。
国道沿いで見つけた大孫さんへ。。生卵を割って乗せるのが流儀な様です。
有名店ランキングには有りませんでしたが、食べてみるとこれがなんと激旨!!
あまりラーメンを好まない妻でさえも大絶賛でした。。(≧▽≦)夕飯の後は、本日の締め括りとして、眉山の夜景デートです。(≧▽≦)

ここまでの燃費はちょうど20km/L・・
非電動化Eセグメントセダンとしては高速道路・一般道路・登山道路のミックス走行と言う状況で優れた値だと思います。 ( *´艸`)
そして夜景をが見えるスポットへ妻と2人で登ります。
私は右脚の怪我で、階段は一段毎に脚を止めなければなりませんが、妻は気長に待っていてくれました。(^^♪