
さてさて、人によっては「ウザイ」と思うくらい宣伝した
全日本EVカー耐久レース
楽しく走ってこれました!
結果はエントリー17台、総合8位でクラス3位と「何してる」でお伝えした通り。
今回データーロガーを使わなかったので細かいラップは不明です。(現在ジェブラHPにて閲覧可能)
驚く方がいるかもしれませんが、
予選走行が人生2度目の筑波2000走行で、ノートeーPOWERでの競技走行(本気踏み)が初走行、つまりブッツケ本番。
決勝が人生3度目の筑波2000で耐久レース2度目でスタートグリッドからのスタンディングスタートは人生初体験!
車は純正、完全無改造の「メーカーロールアウト・ディーラーオプション付きの部品構成、安全装備全部載せで競技部品変更追加は一切無し」
アライメントだけ某所で取り直した「スーパーノーマル」
タイヤも部品も変更制限無しと言う難攻不落の城に、
裸で突撃する感じw
モータースポーツ15年、真面目にやっていれば、初体験でもこれくらいの事は練習なしでもイケるという指標になればと思います。
45歳レース初心者体験記!
私は競技走行のスタートが30歳と遅咲き手遅れ良いところw
普通なら「趣味」で終わるのが普通とは思うのですが、色々な方との出会いで30才の時よりも格段に運転が良くなっていると思います。
そんな私が
eーPOWERニスモを駆るベスモ同窓会の「あどさん」にお誘いを受けて、モータージャーナリストの国沢光宏さんからもお誘い頂き、有頂天で走ってきました!
プロドライバーからお誘い受ける事がなければ参加はしなかったと思います。
繰り返しですが、サーキットでのレースは一歩間違うと命のやりとりになる場所、
正しい気持
冷静な判断
熱い闘志
全てが
バランス良く揃わないと、人を殺す危険が出てしまう。
交通トラブルからの事故のニュースや、YouTubeで流れる通称「DQN映像」を参照して貰えば、この心が揃わないともっと速い速度の世界でああなってしまう。
数度しか会ってませんが、走りを見たうえで言ってくれたのですからその期待を裏切れません、その数度で「おいで」と言ってくれたのは、軽い気持ちだったとしてもどれだけ嬉しかったか!
だから一生懸命走ってきました!
まあぶっつけ本番、サーキット2回目、全部純正、事前練習無し・・・・なめてると言われてもぐうの音も出ませんが、持っていて出せるものは全部出し惜しみ無しで出してきました!
他の参加の皆さんでメーカー純正の装着タイヤを使った人は皆無で私だけと思います。
主催のサポート関連でブリジストンとダンロップしか使え無いのがルールになってます。
家車のノートeーPOWERの標準モデルで14インチ鉄ホイールだとブリジストンの「エコピア185-70-14」が標準装着タイヤでこれが今回の相棒。
「どうせならフル純正でノートeーPOWERの基準値を作ろう!」
と貧乏を隠すための理由付けをして臨みました!
まあでも本当にメーカーロールアウトの素ノーマルでは競技走行に不安が有ったのでアライメントを調整して頂いてます、さすがにおっかないので!
予選タイムは1分22秒415
私のビートより遅いけど、予選で8周走っただけでは車体の限界を捉えきれない。
まだ詰める余地が有りそう・・・けどエコピア君はキーキー鳴いてますw
この時は8周走りましたが、ベストタイムは一番最後。
ってことは、車両とタイヤの感触を掴んだ所で終了というタイム。
ビートの時も最後の2ラップで17秒台で、タイムダウン無しだったことを思うと、もっと慣れればもっと速く走れたと思います。
今回も予選では他の車に進路を譲って遅かったラップを除いて、鰻登り中に終了。
もっと言うと、もう1周くらい何とか行けたのですが、最終コーナーでの車体の揺らぎにビビってヤメタ感じ。
まあこの辺りの経験の無さが私の限界なのでしょうね・・・・車体借り物で返却義務がある以上、これ以上の突っ込みは無理ッス。
今回純正ダンパーと純正タイヤだった事、クリニックのスーパーノーマルのお陰で狙ったところに車を持っていける!
反応が素直で感触が良く素直に車が動くので攻めても怖くなく、ギリギリを余裕を持って攻めていけるのがすごく楽しめました!
まあ純正部品の許容値(特にタイヤ)が低いため絶対的な旋回速度を稼げないため結果は今一つですが、走った内容の自己評価は満点に近く走れたと思います!
その要、ブリジストンのエコピア君。
1コーナー、1ヘア、2ヘアと最終コーナーはタイヤ鳴きっぱなしw
空気圧高めなのにタイヤがヨレる感触が!
今回初めての経験でレンジエクステンダー車両(エンジン発電でモーターが駆動源の車両カテゴリーのこと)だとレース後半の直線でEV車(バッテリーのみでモーター駆動源)を直線で引き離す、部品の差でコーナーで詰め寄られる・・・ビートだと経験した事のない体験を(^^;;
普段は直線で千切られて、コーナーで詰め寄る・・・のが、カルチャーショック受けてました。
初体験じゃw
耐久レースは生き残り!
ゴール直前の周回は、グラベルに電欠(ガス欠の電気版、でんけつと言います)した車両が死屍累々w
無念さが伝わる状況をエコピアの限界を探りながら走ります。
20周辺りで左フロントタイヤにデブリ(タイヤカスと推定)を拾い、バイブレーションと戦いながら、無理やり縁石に乗って引っぺがし復旧!
最後の方はダンロップコーナー下で縁石乗らないと踏ん張らなくなったり、最終コーナーもこれ以上行ったらビード落ちるかバーストか!?
そのギリギリを残り時間とにらめっこで探りながら走ります。
踏めば出るの判ってますが、そこを押さえ周回残数でペースを落とすのを最小限にする。
一度バーストさせた経験があればその辺りギリギリを踏み込めますが、エコピアで筑波2000を次走る機会がいつあるか不明なのと生き残り競技の耐久レースはチェッカー受けてなんぼですからここはビビリながら感触と相談。
70%扁平のタイヤなのでよれるのですが、それとビードの取り付き具合と高めの空気圧で押さえつつ、発熱と転がり抵抗を味方に付ける感じ。
このコントロールが初めての経験だったので塩梅が判らなかったのと、それ故に勉強になりました。
おそらくタイヤの限界付近でもタイヤへの負荷を減らして仕事を増やす。
色々試しながら走りました!
決勝のラップタイムが不明なのでロガー載せなかったの失敗だったな。
i3とバトった時に20秒出ていると思うけど。(思っただけで、決勝のベストは予選より遅い1分22秒798でした、残念。でも最終ラップで24秒8も出てますし、概ね25秒台が多かったです。)
そんな訳で楽しく走れた耐久レースでした!
スタートポジションは12番手、途中3台抜いて、トップから2ラップされて、同じクラスのあどさんからも1ラップされて・・・それでも電欠で終了しないでゴールチェッカーを受けられました!
総合8位、メーカー工場から出た車がそこまで走れる!!
筑波30周(私は28ラップのはず)、大きなトラブルもなく走りきれる訳です!
クラス3位はチェッカーを受けた証です!
耐久レースって楽しいですね!!
生き残る為のノウハウと、速さのノウハウ、これを成立させるドライバーのマネージメント能力と、負荷を減らすドライビング。
必要な感じる能力。
自分の持っている物、持っていないと突きつけられたもの、通用する通用しない、凄く経験値が貯めることの出来たレースとなりました!
誘ってくれた
あどさん
国沢光宏先生
ありがとうございました!
そして改めて、某所さんには本当に感謝です!
エコピアの限界を引き出すには必要なアライメントだったので助かりました!
頂いたメダルは楽しかった証です!