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MDiエンドウのブログ一覧

2015年01月15日 イイね!

【試乗記】GO!GLA

縁あって試乗しました!
タイトル通り

メルセデスベンツGLA!





実写のマリオをキャラクターに”GO!GLA ヒャッハー”というTVCMのあれです!
最初に見た目、正直ミニバンと思ってました。
ところが運転してみると・・・SUV!!

元々SUVなのですが運転してしばらくしてから気がつきましたw


ミニバンと思えてしまう走行性能


ハンドル操作に対する挙動、アクセル・ブレーキの効き具合、全て提唱する「ドライバー親和性」を満たす素直さ!


すごい!!


車を操作して最初に感じたことは


「雑味が無い」


という感触を持ちました。
純然と車を運転して、ハンドルの入力やアクセルに反応しての加速とかブレーキとかが想定範囲で収まる感じ。

「車は普通こう動くよね」

ってのがそのまま体感できます。
だから運転して怖くないし、すぐに外の様子に気を配れる高いドライバー親和性。

この高度に洗練された「普通」と言うのが、ハンドルから伝わるステアインフォと車体の剛性感、サスアームの動きなど全てが上質です。


「まず人間様に運転の全てを任せます、コントロール性やどこまでも裏切らない車体の反応など、車として有るべき姿を用意しました。」


と、メルセデスベンツという会社からのメッセージが込められているような操作フィーリング。

そういえば以前もメルセデスベンツのAクラスAMGに試乗した時も同じような感触だったような・・・!!
あの時も瞬時に車を理解できて試乗車をおそるおそる運転するような事はありませんでした!

そして車の動きも車高とか全高や形状による多少の違いはありますが、車の基本骨格・・・というか、車の作りそのものがどの車も「超上質な普通」という所を目指している。

「ベンツ社は車の個性は形状や搭載エンジンだけで、乗り味はどれもほとんど変わらない」

なんて言えばいいかな・・・・・基本骨格が変わらない感じ・・・・かな?。

ベンツ社の車作り、「車とはこうだ」という姿勢が常に前面に出ている・・・と言う印象です。

ちょっと前に言っていた「ドライバー親和性」の100点満点はベンツ車かなって思うほど。
例えば人に車を薦める際とか、「普通に使うだけならベンツを買えば問題ないよ」って胸を張って言える車からの感触です。

え?普段使う?ならベンツ最高!

ベンツという会社の車はおそらくその辺りにプライドと重心を置いていると思います。
キャッチフレーズとしての薄っぺらな「人と車の関係」とかいうレベルでなくて、人は人、車は車、その関係は越えられない壁があるが、お互いに役割を果たしつつ、そのコミュニケーションはお互いを尊重するという車と人の立ち位置。

それを「自社の車、全てに標準装備している高いドライバー親和性」と、その上で味付けや用途として分別するための付加価値と付加装備。
装備や装置のために車の本分を崩すことのない姿勢。

それが運転して雑味の無い操作感覚になるのだろうと推測します。


ベンツってスゲぇな!!


良い車のお手本とされるのが判ります。
それ故に重くなる車体が何とかなればサーキットでも活躍するでしょうね。
何年か前の三菱リコール問題でベンツ資本の際三菱から買われた鉄とアルミの接合技術とかが方針に乗っ取った戦略的な事だったと素人でも気がつくほどに。

重い・燃費悪いのベンツもいずれ返上されるでしょう。


さて、MDi流としては良い所の裏返しは・・・ってなるわけです。
これだけ良いのです。
車を普通に使う人にとってベンツ買えば絶対に不満は出ないと思います。
逆に車に個性を求める人には1台目のベンツはあっても2台目以降、特に趣味として車を運転する人には物足りないでしょう。
ベンツという車の上にSUVという形状を与えられた車、ミニバンという形状を与えられた車、セダンという形状を与えられた車。
各々にモデルによる装備が与えられるわけです。
根っこの部分は大絶賛の車のお手本のような基本骨格があって、その枝葉に形や装備があると言うことは・・・・

”ベンツ社の車は全てベンツという車”

と言う話になる感じです。

例えば個人所有で一台有って、家族使うようにもう一台まではあっても、自分用の趣味車としてベンツはチョイスされにくい。
私には夢のような話ですが、通勤やお買い物にベンツはあっても、サーキット走行だとポルシェやフェラーリ、ロータスとかそうなるのではないかなと。
もちろん速さに特化した車ばかりですが、コレは私の趣味なのでw
オフロード走行ならランクルとかディスカバリーとか、特化した車になっていく・・・と思います。

生活のベースとしてのベンツはあっても、車を使って楽しむ所のベンツは中々難しいのかなと。
値段もすごいですしね。

「良い車」・・・・ゆえに趣味としては物足りない。

ベンツ社の車が質実剛健で人間と車の関係が明確に線引きされて、お互いが尊重しあえる関係を提供してくれる居心地の良い車という空間。
しかしクセがなさ過ぎて、オール5すぎて・・・

試乗でも、素人でも理解できるこれだけの車を作れるベンツって凄いなって。


印象としてベンツ社の車は男性的な質実剛健さ、現実的な真面目さが強く前に出ています。
男性が乗るなら良き友として。
女性なら安心感のある父親として。
そういった心理的な感性を動かされる車に仕上がっていると思います。
それを裏切らない、破綻させない、やばくなったら助けてくれる電子デバイスも入ってます。
人間が運転する上で、某日本車のように「人間は機械をコントロールしてはいけない」的な「親切の押し売り的うっとうしさ」を感じる車ではありません。

「人間ありき、車ありき」

という正しい立ち位置関係を守ってくれます。
ドライバー親和性は100点です。
もちろん車の姿勢に答えるには「正しいドライビングを要求されます!」荒い運転をする人だと車からバカにされると思います。(<危険信号が点灯したり、バイブレーション警告が出たり)


それらを含んで、購入の為にお金を払うに当たり

「その車に何を求めるのか?」

という部分が重要になってくるでしょう。
経済的な部分も、駐車場事情も、家族関係も、自分の趣味も全てを満たす車があなたの車と思います。

その時にSUVの必要性が有った時、

「GO!GLA」

は必ず試乗してみることをお薦めします!

本当に良い車でした。





補足
SUVとしての悪路走破性は試乗コースにないので不明ですが、SUV独特の変な動きをするリアの感触はありました。(特定の条件で顔を出す)
まあ、おそらく気にならないし、悪路走破には必要になる部分が舗装路で気になる動きをした部分かなと推測してます。
小さい道も高い視点で楽々ですし、路面が荒れた程度ではびくともしない悪路用のサスペンションとアームの動き。
しかしボディーのしっかり感でかなり踏んでも余裕のコーナーリングと必要にして十分の加速性能。
特筆はハンドル切った時のタイヤと車体の反応速度が過敏すぎずダルすぎずの絶妙な感触。
ブレーキは初期制動がカックン気味ですが、エンジン性能からやむを得ない感じ。
DCTがまだ完璧な制御にならない・・・のは業界全体の課題なので、現状ではかなり良い完成度になっている印象。

まあ枝葉の部分ですが、全体的な所では

「完成度の高いまとまりのある、コントロールが凄く楽な車」

という感じでした。
SUV系をお捜しの人は一度試乗してみると良いと思います!
Posted at 2015/01/15 18:54:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗体験 | 日記
2014年12月01日 イイね!

【試乗記】V37スカイラインハイブリッド

RJC2015年次テクノロジー部門を制した

「ダイレクト アダプティブ ステアリング」

というフライ・バイ・ワイヤー技術の入ったV37スカイラインハイブリッドです。
もう32とか33とか34とか・・・・過去の車と感じざるを得ない37という型番。

ちょいと縁あって試乗いたしました。



実はこの車、半年ほど前に一度、たまたま試乗してた車両(試乗後に知ったのですが)でその時の感想は正直な所「イマイチ」と言ってました。(イマイチだったのでブログでは未発表)

しかし今回、各カーオブザイヤー選考期間付近からガラッと印象を変えたらしく、以前大絶賛だった「マジェスタハイブリット」と遜色ない完成度となってました。
価格差からお買い得感も出てくるほど。

RJCテクノロジー部門受賞もうなずける、車としての完成度が非常に高くなっている感触でした。
正直

「売れる!」

と直感が訴えかけるデキ!
値段が値段なのでマーチのように飛ぶように・・・ってことは無いでしょうが、買った人が後悔するようなことは無いと思います。
前の時は「この車買うヤツいない」って断言するほどだったので今回本当に”日産頑張ったな~~”って思います!


@閑話@
最近色々な車に触れることが多くなり、自分なりの尺度を、

「物差しをあててみる」

という行為の機会が多くなり、それを経験すればするほど車側に人間側操作へこれ以上介入して欲しくないラインと、車が車という立ち位置でいてくれることが大切ということを強く意識するようになりました。
そのため、


「ドライバー親和性」


という造語を作って昇華させてます。

このドライバー親和性の説明ですが、

=ドライバー主体で、車体のまとまり(完成度)に寄せる信頼度のような物

という何とも曖昧な手応えを拠り所にしております。
例えば、
○タイヤとハンドルと感触と実際の反応の誤差が人間の感覚と一致する
○車が余計な操作をせず人間が車の通常運転を制御できる
○人間が車の操作以外に気を配れる余裕が有る
など、人間が操作するに当たって変な違和感等が無く安心して運行できる完成度。

つまり車が変に出しゃばらず、普通に運転して普通に扱えるかどうか、人間からの指示にどこまで忠実に従えるか、人間側のミスをどこまでカバーできるか・・・などを価格や車両の目的や形状にスペック等を全体的に判断して、人間がポンと運転してどこまでその車を意識しないで扱えるか・・・というのを判断する感じです。


参考までに、一番ドライバー親和性が低いという車は

「慣れれば問題ない」

というメーカー側の手抜きや、新しい技術が違和感しか感じないという煮つめの甘い物、故に運転するのに非常に疲れる、周りに気を配る余裕がないほど車と格闘する、車の動きが信用できない反応・・・等の車が何らかの主張をしていてドライバーに余計な負担を強いる車です。

高級車でパワーが有るからサスペンションがガチガチで良いわけでもありません。(スポーツグレードを除く)
逆に乗り心地確保でサスペンションふにゃふにゃにして良いわけでもありません。(アクセルオンで過度なピッチングが起こる)
パワーに見合ったサスペンション、性能とグレードに見合ったバランスを車の方向性と売り文句から

「車として方向性を満たした車であり、その上でドライバーに操縦して貰う時に”普通”に運行できる」

というのが私の物差しです。

スポーツモデルと銘打つなら同じエンジン、同じガチガチ足でもスポーツという方向から当たり前の味付けと理解できますし、スポーツモデルに乗り心地や静寂性を求めるのは製造段階では間違いとしか言いようがありません。(購入後に個人の好みに合わせる部分ではありません)
同じ車でも高級車の上質な移動空間を謳うグレードなのに不要な馬力やスポーツ性を持たせて中途半端な完成度・・・アホとしか言いようがありません。(それが好みの人には謝っておきます、ゴメンね)
パッケージと購買層に向けて、それぞれユースにあった設定をその通り味付けする、新車として出た車がメーカーの狙いが何かをまず読み取ってその通りに普通かを読み取る。

その車が作られた理由とその理由を満たすために与えられたパフォーマンス(スペック)が、その車の用途を必要とする人間にとって極めて普通に運行できるのかどうか?

つまり評価は「普通に車として運転できる所」から、その上の付加価値として、タイヤが滑った際にはその時に助けてくれる等の装備があり、しかし滑らない状況ですら滑らせないためにドライバーが違和感を感じるような感触のある車ではダメという。

車の方向性と人間の存在を立ち位置の距離を測る物差しのつもりなので人によっては嫌うでしょうね保守的で。


「嫌っていただいて結構ですがw」



話が長くなってすみませんでした。
どうしても今後も踏まえて「ドライバー親和性」の説明を一応(未成熟ながら)表現しておかないと面倒くさいのでお付き合いいただきました。

@閑話休題@



さて、話を戻して今回試乗のV37スカイライン・ハイブリッド370GT!

スゲェ良い!!

ドライバー親和性が非常に良い!
その証拠に試乗のポン乗りでも怖くない!!(<特に重要)
操作した時の車の反応が理解できる範囲できっちり収まってます!

半年前とは全く別物、フルモデルチェンジしたのかと思ったほどでした。(驚愕の変貌)

そして一番のお楽しみダイレクトアダプティブステアリング、通称フライバイワイヤーステアリング。
これがね・・・凄く良いのよ!!
以前試乗した時は路面からの入力を少しでもリニアにハンドルに伝えようと、過敏すぎるくらいの反応で・・・・あ、その前に補足しますがステアリングラックとハンドルシャフトは繋がってません、しかし路面からの入力は手応えとして判るようになっているみたいです。
なので、この路面入力のリバース反応がちょっと過敏すぎだと感じてました。
感触としてはタイヤが太い時に感じるハンドル取られ現象の「ワンダリング」が酷く起こる感じを受けます。
前の時はそんな印象で、バイ・ワイヤーの良さとか何とかではなく車がどこに飛んでいくか判らない感触で、何があっても即応できるよう「手に汗握ってハンドルしっかりホールドして運行してました。」

今回のは違います、全く別物!
片手でハンドル持って拳一個の操作でどうとでも出来ます!

「新品ブッシュをちゃんとレーシング組み付けしてあるハンドル感触」

なんですよ!!

「??新車なのになに言ってんだ?1年でブッシュがヨレるわけないじゃん」

って思うかもしれませんが、新車ってラインオフまでの組付けは1G掛かった組付けをしていないのは、車の組み立て工場を見学すればご存じの通り。
やり方色々ですが、それとは別にレース屋さんがやる組み付けってのがあって、その組付けをしたような感触なんです。
しかもゴムブッシュ保持なのにハンドル操作の車体反応が速くてウレタンブッシュを入れたような感じ。
これが新車のラインオフから味わえるとしたら・・・おそらくこの部分もフライバイワイヤーの利点の一つなのかなと。
リニアな感触が工場ラインの量産にもかかわらずレーシングなリニア反応!
とにかくフロントのタイヤ接地感が裏切らない確信をドライバーに与えてくれます!
路面からの情報が適度に素早く伝わります!

このままサーキットで全開走行しても良いなと思えるほど!


「日産のスカイライン、ここにあり!」


的な完成度が非常に好感を持てました。
RJC技術部門賞獲得、私ですらその理由を体感できたと思います!

素晴らしい!!

金額的に手も出ませんし、そもそも私の車の使い方と方向性が違うので購入とかって無いですが、マジェスタHVと十分張り合える車に進歩してました!



一点、気にくわない所もあります。
ブレーキの最初の踏み始めで制動の立ちあがりが急で「カックン」ってなります。
かなり神経使ってブレーキペタルを踏み始めないとカックンを消せません。
で、この踏み初めのカックンを簡単に消す方法として

「横滑り防止装置をOFF」

にするww
いざって時の制御が通常時に悪さをする・・・ドライバー親和性的にダメな部分なのであえて書いておきます。
制御を切った状態では普通に制動が立ち上がるので、ブレーキシステムに問題はないと考えます。
この部分のプログラムをもう少し適正化しないと、カックンを嫌って普段から制御を切った状態が常態化し、本当に制御が必要な状態に陥った時にオフになっているようでは意味がないし、その部分にもお金を出してオーナーになっているのですからあと一歩の適正化をした方が良いかと考えます。
せっかくの新型スカイラインが勿体ないかなと。

しかし前回と比べたらあり得ないくらい大進化しているのでこれからマジェスタハイブリットとスカイラインハイブリットは価格差もあって、かなりの競合車となり得ると感じました。

日本屈指のトップメーカーが切磋琢磨で良い車が世に出て、更に日本車のクオリティーが上がるのは良いことだと思います。

どちらの会社にも頑張って貰いたいです!










*****独り言*****

やっと自分なりの物差しを説明できる段階になってきました。
色々経験して考えて、自分の車へ向き合う姿勢を安定させる。
その中での判断根拠として

人間は車から何を聞いているのか?

という部分に的を絞ること。
車を怖いと思うか一体になれるかの感触の違い。
私は結構重要部分かと思い、それを物差しとして考えてみようと思いました。

最大のヒントはこの本に書かれてました。

そして中山サーキットでのベストモータリング同窓会で著者の直接講談から大きく世界が変わりました。


所詮素人考えなのでどこまで通用するのか判りませんが、車のスペックやドライバー技量のみを計るのではなく、車と人間の立ち位置の距離感という部分にこだわって新車を見ようと思ってます!
簡単に

”使うのは人間で、人間が動かす道具として普通かどうか”

が非常に重要なのではないかなと

”ドライバー親和性”

という物差しと表記を考えました。

車の値段・人の運転技術に左右されないで、車の全体バランスが人間とどのようなドライブシーンを作っていけるのか?

その辺りを中心に今後も機会があれば試乗記を書いていけたらと思います。
もっと色々な車に乗ってみたいですね!

車は本当に楽しい!
Posted at 2014/12/01 18:09:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗体験 | 日記
2014年10月17日 イイね!

【試乗記】ピクシスエポック試乗(<トヨタ販売のミラ・イース)

友人が新車で買いました。
試乗でえらく気に入ったとのことです。

近くに用事とのことで昨晩来てくれたのでそのままハンドル奪って試乗w
友人に妻に子供に4席フル乗車ww



で、乗ってみた感想ですが、なかなか良い感じでした。
フル乗車で660ccのNA、しかもエコカーでリーンバーン特性にもしかしたらアトキンソンサイクル。
更にCVT。

そういうネガ要素ばかりでもっさりした動きかなと思いきや、どうしてどうして普通に加速します!
「エンジン頑張ってますよ~~」な唸りを上げるでもなく普通に走りました。
フル乗車で。
運転してみての4輪から伝わるインフォメーションや車体の剛性感などちょっと前の普通車並み!
もちろん内装のちゃっちさも有りますが、そんなの気にならないくらいまともに動く車でした。

驚いた!

マジェスタほどではないにしても安心してハンドルを握れる安心感と操舵に対する反応の正しい反映など運転操作以外に気を配れる余裕をドライバーにくれました。

気になる点はブレーキペダルのストロークがフルード経たっているかと思うほど遊びが大きい所かな。
最初だけで慣れると問題ないのですが、少しビビったw
制動が立ち上がるとマジェスタでべた褒めの置くだけブレーキ・・・ほどではないのですが、停止寸前の不快なカックンも少なめでお金掛かっていないのによく頑張ったなと。

ダイハツ凄ぇ!


背高のっぽのふらつきとか形状的なネガも存在しますが気にならない。
とにかくネガが気にならないで普通に運行できる車でした。
売れる理由が分かった感じがします。
最近試乗の時に意識するようになった

「ドライバー親和性(という車と人間の立ち位置の距離感みたいな物)」

という部分もポンと乗って視線が窓の外に集中できるのは中々素晴らしい完成度だと感じました。
普段使いなら5人乗りたいとか用途が違う物を除いてこれで十分以上に満足できると思います。
燃費も良いし、乗り心地も悪くない、フル乗車でも困らない程度加速できるし、運転操作に気を遣うようなクセもほとんどない。


値段以上に凄く良かったです!


まあ、これで競技走行のベースとかはエンジンの燃費性能追求の構造から無茶した瞬間にブローの危険が膨らむので無いと思いますが、普段使いの用途としてのユーティリティーとか走行性能・エンジン性能も含めて

「大合格!」

と感じました。

対抗馬の三菱ekシリーズとかホンダのNワゴンかN-ONE辺りを乗っていないので比較は出来ませんが、いい加減な普通車じゃ張り合えてしまうくらいの印象を受けました。
有る意味お手本的な車としてミライース、中々だと感じました。



好印象!

Posted at 2014/10/17 13:31:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗体験 | 日記
2014年08月04日 イイね!

【試乗記】トヨタ・マジェスタハイブリット体験

食わず嫌い


良く「ト○タ車なんか乗れるか~~」とか、「ホ○ダ車なんかイカレポンチw」とか言って乗らない人が割といますよね。

別にそういう人が己の信念で乗らないのは良いですが、乗ったことが無いなら非難してはいけないと思うのですよ声を出したりブログにしたり。

外国車と国産車で線引きする人も多く居ますよね。
国産車は欧州車に○○年遅れているとか。
どこのメディアに吹き込まれたか知りませんがw


とはいえ、その車に「触れるチャンスがあるか?」とかタイミングとかも実際あるわけで、何となくタイミングを逃すってのもあります。


「何でこんな事を書くの?」って思われると思いますが、私正直


「高級セダン」


ってカテゴリーが全く興味なくて一切触ってませんでした。
なので車の静寂性とか高級感とかっていまいちピンときてなかったです。


「只の”ウェイト”だろう」


ってww
高級=重い車=運動性悪い車=電子デバイスで余計なちょっかいを入れる=思った通りに動かない=マニュアル無い=興味ない

うを、全部イコールで繋がったww

まあ人の信念なんてこんなもんですよね。
なので「高級セダン」は私の中では興味が沸くこともなく興味がないので違う世界の話として、

「評価外」

でした。
そんな事情があったことを念頭に、以下のレポートを見ていただいて、多少の不備・不愉快は高級セダン1年生がオイタしたと思って華麗にスルーしていただけると幸いです。





さてさて、ちょいと縁あってマジェスタのハイブリット車を試乗運転しました。
試乗としては程々に街中を流れに乗る程度くらいですが運転してみました。


「なるほど!高級セダンって凄いんだ!!」


ってのを掛け値無しで感じさせて貰いました。
以前局長(正岡貞雄氏@ベストモータリング初代編集長)のプログレ(改修後)を運転した時に「凄くコントロール性が良い」と感じました。
車重もあるのですが、そう感じさせないキビキビした運動性。
だけどスポーティーとは違い、

「街中を普通に運転して走れるという味付け」

に好感が持てました。
変なスポーツを意識したセダンモデルよりよっぽどコントロール性が良いんです。

桶川で以前福田剛選手がジムカーナで振り回していたのがよく分かりました。


「そういう風に使いたくなるほど普通に振り回せる」


色々理由はあると思うのですが、ちょっとその辺はさしおいて全体的な感想ですね。
素直に普通にハンドルの切り込みとかが普通で適正で、ポンと乗って運転して怖くないのが非常に良かった。
R35GT-Rのような「ここをコントロールして!」っていう車の芯の部分が割とハッキリしていていきなり手に馴染むような車でした。



そしてクラウン・マジェスタ・ハイブリット

やはり車の芯が見える、非常に人間に優しい車でした。
大きさもパワーもビートとは桁違いですが、踏んだ分だけ前に穏やかに出てドライバーや同乗者にも恐怖感を与えない車の動きと加速力。
それだけの質量をきっちり止めるブレーキ制動力とやはり恐怖感のない制動力の立ちあがり。
電子デバイスはあくまで控え目で、コントロールは「ドライバーありき」という運転手を立ててくれる運転の自由度。
それでも度を超えれば助けてくれる効きの良さ。
車としてロールが少なめな目で突き上げもなくしなやかに動くのにマンホールなどの路面凹凸をいなしてくれる懐の深さ。
急な加速もノーズアップやリアの沈み込みを抑えてちゃんと路面とタイヤの接地をアシストする・・・・

「オーリンズ足が純正で付いてきているような感覚」

に驚かされました。
トヨタの高級セダンってスゲェなと。

内装も目立ちすぎずに高級感を出している感じです。
初めてでも違和感なく乗れるのが好印象!
じゃあオーソドックスかというとそうでもなく、私が気に入ったのはタイヤの空気圧インジケーター



数値がリアルタイムなんです。
俺のビートに欲しいな!!ww
いやね、この空気圧がリアル表示なのってこんなに良いと思っていませんでした。
街中走行だけですが、峠とか走った時に前のタイヤコジっているとかそういうのが一目瞭然ですよね!

もう一点、AV機器のONとOFFがスイッチ一発!

最近のカーオーディオはスイッチの位置が判らない上に、長押しとか・・・運転に集中するのにオーディオからの情報は邪魔なのでナビ以外は大体切ります。
その切りスイッチが見あたらないとか小さいとか・・・良く社外オーディオにありがちですが、

「萎えます。」(<個人の感想です)



運転の邪魔だから消させてくれ~~



あ、横にそれてた。。


とにかくトヨタ・クラウンマジェスタハイブリット。
60キロ越えてもワンダリング(ワダチなどにフロントタイヤが捕らわれてハンドルが揺さぶられる=どこ飛んでいくか判らない恐怖感が出る)が発生せず、アクセル踏んでも空が見えない程度にしっかりタイヤを接地させつつ姿勢を維持してトラクションに繋げる。


「素晴らしい!!」


更にフロントウィンドウから見える外の景色から「今60キロくらいかな・・・」と感じた風景と現状の速度が結構マッチングするんです!
体感と実際が一致する車。

大昔にクラウン(90型)を運転したことがあるのですが、ちょっと高級感を間違った方向に行っている印象で

「車として好きになれない味付け」(<個人的な感想です)

だったのですが、今回のクラウンマジェスタハイブリットは、車としてコントロール性・コントロールさせて貰える部分の多さに

”車として好感が持てる車両”

でした。

中でも車側の性能として一番感心したのは「ブレーキ」!!

本当にビックリするくらい最高でした!
最近のブレーキで初期制動でかっくんってするブレーキ・・・そんなブレーキを真っ向から否定するくらいブレーキバランスと制動力の立ちあがりがずば抜けて優れた仕上げでした。
高速道路で高速状態からの急ブレーキとかは判りませんが、60キロ付近からの信号停止は、止まりたい場所を視線で確認して、足をペダルに載せてる感じ。

最後の瞬間までかっくんかっくんすることなくす~~っと減速してスルッと止まります。

感心しました。
何か運転が上手くなったと勘違いするようなブレーキの効き方ww
人間が1/1000秒を争うくらいの繊細なブレーキ技術で止めなくても、ペタルに載せればピタリと止まるんです。

マジ凄いんですよ!!


もちろんとても手がない価格ですが、ビートを卒業のお金持ちな方の家族用とかにはお薦めですね!
同じ価格帯の他の会社のは見なくても良いと思いますww(そっちもちょっと乗ったけどね)

トヨタ・クラウンマジェスタハイブリット

この名前だけ覚えておけば十分かと思いました。
高級セダンというカテゴリーを全然見向きもしない人にこれだけ考え方を変えさせるくらい

「車として人間との立ち位置をよくわきまえてくれている」

”ゆえに人と車が正しい関係で走れる。”



素晴らしい!



電子デバイスがバリバリ入っているのにそう感じさせない、古い車を運転しているような感触にさせてくれます。
もちろん走りが古くさいとかそういう意味じゃないですよ。
電子デバイスが無かった時代の名車と呼ばれる車を運転しているような・・・そういう感じです。
それが最新式のハイブリッドに電子デバイス入って、それでも一歩引いた所からドライバーを支える立ち位置で控えめに居てくれる。


機会がある人は是非一度試乗して欲しいですね!


驚きました。
高級セダンの今までの印象を完全にひっくり返されました!
買えないし買う気もないけど。
ただ車としての本質的な部分がしっかりと作り込まれた上に電子デバイスで安全性を高めている感じなので、競技で車を振り回す人でもおそらく納得のいく仕上がりになっていると思います。

もちろんこの車で競技とかは無いですよ!!(汗)

ただ本気で走る人たちの家用の車として、何も弄らずそのまま乗って普通に使えて疲れないし、手応えがしっかりしているので怖くない。
ニンマリ出来る性能だと思います。

逆に初めての人が命を保護する意味でこの車が人生最初の車になったとしたら・・・


「この後に買う車が無くなる危険がww」


結局何年経っても欲しいと思える車が出てこないとか。。
そういう感じになるかもしれませんね。

いやはや驚きました!


この車の乗り味が「良い車のお手本」的な立ち位置に座って、他の車にも移って行けば、車を好きになってくれる人がもっと増えると思います。

トヨタさん、GJ!




*****
今回の試乗で、高級セダンだからフワフワした乗り心地でハンドル切っても手応えが鈍いような印象を受ける車は

「車としてダメなんだ」

と感じました。
逆にスポーツ性を売りにする高級セダンもメーカー出荷の段階でちゃんとコントロールする人間の事も考えてなければスペック的に同じか更に高かったとしても

「車としてダメ、むしろ終わっている場合もある」

というのも確認できました。
まず「普通に車」がしっかりあって、その車を人間がコントロールして、そのコントロールを逸脱しそうな時に電子デバイスがそっと助けてくれる。
高級感のために乗り心地を良くするためにフワフワサスで路面感触を伝えにくい車体で電子デバイスを前面に出して必要以上にお節介を入れる。

「アンドロイドに乗って居るんじゃない、車を人間が運転して居るんだ!」

そういう車は「最新の」とか「1ランク上の高級セダン」とか「最新を理解できない貧乏人は他所にいけ」とかキャッチコピーで言われたとしても

「ダメなモノはダメ」

という物差しが出来ました!
人間が使いにくい、負担が必要になるシステムデバイスが車の仕上がりになっていて最新とか言われても全否定ですね。
さらに車として反応が遅すぎたり過敏すぎたり・・・人間に疲労となる負担を運転するクセとして必要な車はディーラー車としては終わっていると認識できるようになりました。


今回のマジェスタハイブリットは素直に良い車と感じました。
走り出して20秒後には結構笑顔で運転できました。
試乗コースから外れて遠回りしたのも内緒ですww
でもそうしたいくらい、そうしても不安無い仕上がりの車でした!
それだけ人間と車の立ち位置がちゃんとしていると感じました。

新しい車の物差しがまた一本増えましたが、今後のセダン品評は今回試乗したクラウンマジェスタが基準となるので今後の点数はかなり渋いだろうなと思いますww


良い勉強。
良い発見の機会に恵まれました!
関係各所には感謝です!


ちなみにトヨタ・プログレを運転したことがある人なら、あの一番良い感触が正常進化した感じがマジェスタハイブリットで同じ延長線上に存在していると思います。
私はそう感じましたが如何でしょうか?

メーカーの技術力の凄さ。
この車が「日本車」をブランドとして引っ張るのだなと感じました。
闇に葬った車の会社の人はもっとしっかり煮詰めましょうね。
味付けとか方向性とか客層が違うとか言い訳の前に、手に汗握ってワンダリングと戦い、常に左足をブレーキの上に載せていないといけないなんて終わってますよ。
マジェスタは右足だけで十分に2ペタルをコントロールできて、周りの状況に気を配れるほど人間に優しくできてました。

比較のうえで素晴らしい車でした!




*****
色々あると思いますが、全て私の個人的な感想なので、覆す気も他の方に押しつける気もありません。
読んでくださったあなたと意見・感想が違っても、それは人生経験の違いから来る相違なので

「目の色変えて反論しないでください。」

お願いします。
あくまで「私が思った所」なので、思想の自由と表現の自由を主張しますw


とリスク回避しつつ、それでも感想を書いても良いと思うほど良い仕上がりの車に感じました。
今後のトヨタは凄いかも。
Posted at 2014/08/04 12:21:53 | コメント(7) | トラックバック(0) | 試乗体験 | 日記
2014年02月08日 イイね!

【試乗記】トヨタ AURIS(オーリス) 試乗体験記




今回縁あってトヨタのAURISという車に試乗しました。
発売されて間もなく「シャア専用」が出された車ですので私のブログを見に来てくれるヲタク要素満載の方には一度くらいは名前を聞いたことがあると思います。
シャア専用ではありませんでしたが、運転したのはRSというグレードの6MT

ええ、ATとかじゃないんです

マニュアルトランスミッション!!

しかも6速ですよ!!6速!!

シャア専用のが出た時に発表がアニメフェスタでされていて、そこに妻が子供を連れて行った時のパンフで初めてオーリスを見た時に

「これだけデカイ車体でシャア専用ってのは無いだろ」

と、思ってました。
正直な所。

だからまっっっっったく興味なかったんです。

ところが・・・・!
最近の車なのに「6MTがある」と言うことを知り、興味を持った所からスタートしてひょんなことから妻と二人で試乗車を運転する機会に恵まれ運転してみました。



空白の後、6MTオーリスで衝撃の感想が!!!











さて試乗の時に初めて生の車両を見ました。
・・・それだけでぜんっっっぜん興味なかったの分かってもらえますか?w

しかし初めて見て驚いたのは、意外と車体が精悍でカッコイイ!
確かに全高は高いけどなかなか精悍なフォルム。
考えていた以上に低い印象を与えます!

写真と現物、「思っていたのと違う!!」ってのが第一印象。

早速運転してみました!

ほほう・・・これはこれは・・・・むふふふふ~~



イイネ!




なにげに凄く良い!!
いや、運転上級者の方には「なにこのイマイチ感」と感じて物足りないと思います、しかし

「昨日MT免許取りました、これからMTの車買います!」

なんて方には最高と私は思いました!


何で最高かと思ったか?
その試乗で感じたこと思う限り書いていきます。

いや、掛け値無しでオーリスはMT車の初のエントリーに最高です!
でもね、高級感とか質感とか・・・欧州の車と比べちゃダメなんです。
そうではない所で良い具合なんですよ!



良い所 「普通」
もの凄く大切なことですが、この“普通”と言うのは大変難しいのですよ。
ハンドルを切った量に対しての変化量が普通で良いのです。
走り出すと拳一個分の微蛇じゃありません、指2本分のハンドル操作で車を行きたい方向に向かせられます。
そのハンドル操作に対しての過敏すぎないダイレクト感と重くない軽すぎない感触、そして切り込んでいってもいきなりガクッって切れない適切な普通・・・路面からの情報も程々によく伝えてくれる。
ガンさん(黒沢元治先生)の言葉を借りると

「ステアリングインフォメーションが明確で適切に伝わる」

という印象でした。
確かに着座位置が割と高めで運転席は今時のSUVに乗っている感覚ですが、ハンドルに関しては一番感心させられました。
もちろんホイールベースにトレッドの縦横比がかなり良い所に収まっているとか色々要因があるでしょうがとにかくハンドリングが素直です。
乗り始めて最初に思ったのは

「あれ?楽しいか?この車!」

でした。w

そして更にクラッチ操作が非常に簡単!
大昔に3代目プレリュード(リトラの奴)に乗った時にどんなに頑張っても必ずクラッチ操作ミスで一度はエンスト(エンジンストール)させるくらい難しかったのからすると、初めてのMT車乗る人に本当にフレンドリーに出きてます。

「教習車狙ってる?」

って聞きたくなるくらい。
エンジン出力としてのトルクが若干細いけど、それを「初めてのMT車運転用」として良い解釈を与える、つまり逆手にとって利用している感じでした。

トルク細い>エンジン高めの回転>フライホイール重め>クラッチ操作がやりやすくエンストの危険性を低下させる>それだけ高回転で繋げてもトルクの細さで穏やかに前に出るので運転者が怖くない。

こういう感じです。
カテゴリー分けの詳細は判りませんがAセグメントと呼ばれる2BOX車。

・・・・と、言うことですが俺的にはそんな呼び方どうでも良くて、エンジンはボンネット内に収まるFFハッチバックで5ドア5人乗り。
なので家族居る人、これから家族作った時もMTで運転も楽しみたい人、安いMTが軽自動車のバンしか無いとお嘆きの主婦、見た目も荷室もあって人も乗るし運転して怖くないMT車、ここにありましたよ!!
よくあるのですが高級な欧州車を代表とするお手本的な同じカテゴリーの車と比較して叩く・・・よくあるインプレ、私嫌いなんです、ああいうの。
この車をなにも無しで見てあげる。
その視点からこの車を評価します。
比較ではなく純然と見ると言うことです。(トヨタからお金貰ってません、念のため)


まずは6速MTで萌えた以上最初に考えるのは走り!
その観点から


”サーキットとか走るには良い教材になると思います!”


え!?

って声が聞こえてきそうですねww
もちろん本気でタイム狙いは向いてませんよ。

「MT免許取ってサーキットとか走ってみたいけど、スキーにも行きたいし、色々遊びたい!」
「でも家族出来たりしてスポーツカーだとまた車買い直しとか・・・何よりサーキット走ってつまらなかったら嫌だな・・・・」

なんて彷徨いがちの気持ちを持つであろう「MT免許取り立てで今後と購入車両に悩む若者!」
コレにこの車がパシッとハマるのではないかなと思います。

良い意味で中途半端。
でも後付が出来ない6MTを持って、サイドブレーキがハンド。
背高で客室空間は程々に広く、ハンドル感触が中々良い感じ。
このハンドリングで運転を覚えればほかの車でも通用しますよ!
他に有り余るサスストロ-クでピッチングとかロールが大きく出るから、運転を繊細にしないと同乗者が酔いやすいです。
同乗者を酔わせない運転が出来る頃にはすっかり荷重移動の基礎ができあがります。

そしてもう少し走りで性能と成績を望むなら、足(フルタップ・キャンバー・キャスター調整可能な奴)・Sデフ・ファイナル変更。
上記3点を何とかすれば、家族も誤魔化せるスポーツ出来るMT車ですよ!
MT免許取っても乗用車で手頃なMT車が無い現代に隙間を狙う車が現れた感じです!!

久々衝撃的でした。

乗った感じ、3種の神器入れれば「AE86の後継車はオーリスか?」って思うほどでした。

「AE86速いじゃん」

なんて妄想を持っている人は居ないと思いますが、アレはカスタムベースとしての弄りやすさ、車の限界に簡単に到達できる車両的なバランスで、それをチューンしているから人外の速さが手に入っているんです。
同型の流用が多くあるのも後押ししてますね!
AE86の真価は優れたパッケージング、そして

「人が育つ(ドライバーとして成長する)ために必要な振り回しやすさと遅さ」

振り回せる遅い車で頑張るから人間側が速くなれるんです。
そう言う車を速くしようと色々考えるからメカニックが育ちます。

エンジン回らない、加速しない、車体重い、ロールが大きい。
車側の問題点を改善しようと色々考えてセコイ事を学ぶのですw


話がそれました。
オーリスはお試し感覚でサーキットを走ってみるのに適している車!


「しかも目立つ!!」


絶対声かけられますよ、ええ!
そうすれば知り合いも増えるし、もしかしたら運転の師匠になってくれる人に出会えるかもしれない。
チャンスが広がります!

6MTで全開走行。
高い回転でギヤを操作する。
ピッチング・ロールが大きい中で前の周回より良いタイムを狙う。
ジムカーナでサイド引いてみちゃったりww
スポーツカーとしての欲しい装備は揃っているSUVですww

問題はオーリスをスポーツ車としてとらえてカスタムしてくれるショップが出てくるかどうか。
コレばっかりは運と「競技人口次第」なので何とも言えませんが、少なくてもアジュールさんのスーパーオーリンズはワンオフ対応でやってくれるでしょうww




評論家や某TV番組に毒された一般人の評価はおそらく最低のMTと言われると思います。
全体的にイマイチと評されるでしょうね。

でもそう言う人たちが良いとする車で運転して、安全に・なにもなく・踏めば速い車で「どうしたら速く走れるか?」なんて考えると思いますか?
無いから手に入れようと考える、だから色々学ぶんです。

ドラクエで最初から最強装備を与えられた勇者は、ろくすっぽレベル上げないまま魔王に突撃>全滅するようなものです。
布の服に桧の棒だからレベル上げつつ装備を何とかしようとするわけです。


オーリスは勇者の最初の装備として最高のバランスという立ち位置だと感じました!!!!



色々微妙な部分で良い所を突いたバランスの車だと思いました。
MT初心者に優しいクラッチ操作・・・平たく言えば「雑でも受け入れてくれる」懐の広さ。

もうね、純正のナビも無しにしちゃって、スマフォとかタブレットの固定ブラケットだけにしてハンドルも変なスイッチも排除して、徹底的に本体を安くしたエントリーモデル作って今より安く売って欲しいですね!
新車で買って競技走行して・・・肌に合わなかったとしてもオーリスなら別用途でも充分以上のキャパシティーがあるので、良い意味での「逃げ」があるので辞めてもそのまま使える。

とりあえずやってみる、なんちゃってのサーキット走行には最高だなと思いました。

MT免許取り立てでなに買うか悩んでいる人、86/BRZに手が出ない・レーシーすぎると感じた人は、とにかくオーリスに一度乗ってみて検討してみてください!
サーキット走行するだけなら走りの部品は要りません。
消耗品は別ですが、サーキット走行の楽しさを知るのに足回りやマフラーに鬼キャンなんて不要です。
むしろ邪魔です!!
限界を感じて、”もっと上に行くにはどうしたらいいのか”を考える時に、車の変更も視野に入れて考えることです。

新車でエンジンが高回転回せなくて、ブレーキしてアンダー出して・・・ヒール&トーとか知って試してギヤ鳴りして・・・・それで良いんです!
オーリスは背高ですが、バン形状では無いので、あまりに強烈グリップのタイヤでない限りしくじってバレルロール(横転)は少ないと思います。
完成度としての良い車ではありませんが、車好きの人の運転を育てる教材を備えている車、だからMT初心者には最高と思うわけです。



トヨタさんは、現状よりももっと安く、180万円くらいでベースとしてのオーリスを用意して、21歳未満の人限定で売れば先日のガラガラ駐車場を改善出来ると思いますよ!


******


ハイスペックな車は、ロースペックな車より速い。

当たり前です。

しかしそれは車が速いだけで、競技で走った瞬間にロースペックな車にぶち抜かれるのは「腕の差200馬力」と言われる当然のことです。
じゃあハイスペックな車で運転技術を学べば鬼に金棒ですが、腕がないのにハイスペックな車で限界を目指すと万が一の事故で致命傷の可能性が異常に高くなる。
それよりもロースペックな車で色々な限界のギリギリを攻めても、速度が低めなら万が一コースから飛び出してもクラッシュパッドに刺さって痛い思いするだけで命までは中々失わない。
ゆえに遅い車だからこそ「速い運転をする人間が育つ」要素があると思ってます。

サーキット体験して楽しくて、もっと上を目指すならその時にもっと限界の高い車を買えばいい!
買い換えられないならチューンしたって良い!
限界走行が肌に合わなくても買い換えなくても良いし、色々使えて運転も楽しい!


今回のオーリス、特に免許取り立てでしかもMT免許の人で「走る世界に興味アリ」の人にどれだけお薦めか判りますか?
車高が高いのでダート系もいきなり何とかなるし。
もしお試し競技走行やってみてダメでも、家族用とかスノボ積んで遊びに行けるし。
初めての車が色々使えるというのは良いと思います!


試乗で感じたネガな部分も書いておきます。
ヒール&トーがやりにくい。(アクセルペダルの踏みしろ厚み調整が要る)
フロントのブレーキピッチング・キャンバー不足・全高が高すぎる(足の交換・セッティングで対処)
エンジンのトルク不足(この辺りはミッションのファイナルで行くか点火系などECUの制御が入らない部分でやるか金額次第)
タイヤやホイールなどの使用用途からの適正化
サイドブレーキの利きが甘いしワイヤーの力の伝達がイマイチ(EP82スターレットみたいな感触)
車体が重い(まあFRPで何でも作ればいいかなと)
車内がちゃっちい。(その分お買い得)
ナビの位置が低すぎて、チラ見するには危ない(むしろ要らない、それならスマフォのナビで十分!)





結局悪い部分が一通りあるので、弄って自分好みにする楽しさがあります。
なのですでにMT車を持っている人が買い換えてスポーツ走行するという用途には向きません。
あくまでスポーツ走行も試してみたい、MTの初心者に方のエントリーとしてお薦めという意味です。

対抗馬にはマーチニスモSチューン、フィット1.3LのMTと1.5RSのMT、CR-Zに86/BRZ
でもこの辺り買っちゃって、スポーツ走行辞めると、荷物の収容スペースとかその後の用途で問題出そうなので。
ちょっと隙間的な立ち位置ながらどうにでも持って行ける要素のあるオーリスが良さげかなと感じました。



このブログを真に受けて、買ってがっかりしても責任取りませんので必ず試乗してから自己判断でね!
Posted at 2014/02/08 18:47:16 | コメント(9) | トラックバック(0) | 試乗体験 | 日記

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「@くま〇ンやすひと さん〉勉強に余念がないのが素晴らしい(o^^o)」
何シテル?   06/22 18:48
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