2012年06月30日
友人のテツロックさんがお悩みのようなので私の知る範囲でのお話しです。
私自身説明が不足しているのは解ってますので突っ込みは無しで願いますね〜〜
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減衰力の守備範囲
バネの動く速度(=時間)を調整します。
これによって、サスが10ミリ動くのに同じ荷重を掛けた時1秒なのか5秒なのかでストロークを有効に使えるかどうかが決まります。
どこに納めるかは好みなので、同じバネでも一番固くしたり一番柔らかくしたり調整範囲の真ん中にしたりして実験してみて下さい。
減衰力が硬い=速いとは限りません、この動く時間調整が肝です。
バネの守備範囲
サスペンションに掛かる軸重を支える。
静止状態でスプリングに載った重量で沈んだ分に関してはそのまま伸び側ストロークになります。
路面からの凹凸衝撃を緩和させる。
柔らかければ突き上げ入力に関しては素早く反応しますが、その後元の長さに戻るのに時間が掛かります。
逆に硬ければ突き上げに関してはより大きい力が伝わってしまう為乗り心地を悪化します。
タイヤの守備範囲
車のグリップ力そのもので、タイヤのグリップ力以上の事は絶対に出来ません。
空気圧を上げると接地面積が減るけど接地面圧が上がる為、グリップ力を生かしやすい、グリップの転がり抵抗が減るしタイヤ外径も大きくなるので燃費も良くなる、反面ショルダーが使い難くなるので踏ん張りが効き難くなる。
空気圧を下げると上記の反対になる、補足で空気圧が低い方がタイヤの扁平分サスのストロークが増やせるのと同じような効果が得られる為乗り心地が良くなる。
で、これにサスのストロークとかロールセンターとか実際のサスの沈み込みとか車両の軸重の絡みとか出てくるとレポート用紙10枚分くらいの話しになります。
一応文章を書きかけてますが、知っている話だと繰り返しになって無駄になるのでこれ以降の話しはオフ会などで直接聞いてもらう等した方がイイと考えます。(メールでもOKですが読んでて眠くなると思います)
ただ、上記の守備範囲をもう一度意識しながらどうしたら良いのか考えつつ初期設定を決めると幸せに早くたどりつけると思います。
一点、ビートの純正ヒラヒラ感は純正足のような長いサスペンションストロークが大きな役割を果たしております。
これを社外足で再現するとなると非常に難しいです。
更にストロークを伸ばす上では車高が上がってしまいます。
たとえば高速道路の移動を気持ち良くするなら低速の街乗りゴーストップに工事中の凸凹はきつい事になります。
そんな感じでどこかに的を絞ってあげると良いと思います。
Posted at 2012/06/30 19:06:37 | |
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