
過日、姪っ子のピアノ発表会を見に行ってきた。
上手いとかそうでもないとか色々ありますが、それはそれぞれ事情があると思うので触れません。
ただ、ずいぶん個性が出るんだなと感心してしまったので。
まず聞いていた中で一番凄いと思った子。
「ピアノの旋律を振り回していて、ホール設置のその日だけしか弾かないピアノが持てる全てでいい音を出そうと、演奏しているチビッコに最大限協力している」
ように聞こえました。
驚いたわ~。
まだまだチビッコですしプロとか先生クラスにも追いついていない・・・っていうか、ピアノのペダルまで足が届かないチビッコなんですが、それまでの演奏していたチビッコの時と音の広がりが違って、音符が宙に放たれるそんなイメージを見せられるほど。
プロが弾けばもちろんその領域で使えるのだろうな・・・・けど、そのチビッコは意図してかどうかは判らないですが、とにかくピアノを味方に付けた演奏をしているのが印象的でした。
すごかったな・・・天才ってこういうのなんだろうなって思うほど。
40名くらい弾いた中で、序盤から最後までピアノを味方に付けて弾ききったのはこのチビッコだけ。
あとちょっとでその領域かな?っていうチビッコがその他2人。
演奏自体が上手な子は一杯いました。
暗譜して全身でリズム取りながら一生懸命、慣れないホールでプレッシャーと戦いながら頑張ってました。
が、やはりその場に置いてあったピアノの性能を引き出そうとしているのは3名だけ。
ミスタッチとかあって、ノーミスで弾ききったチビッコからすると少し完成度が足りないですが、音としてホールに届いた音は、ピアノを味方に付けられなかった完璧演奏の子よりよっぽど集中して聞いていられました。
楽しい気持ちが音を媒介にして伝わってくるし、もっといい音を出そうとピアノ自体の響きがあからさまに他の子の時と違う。
私音痴なので、何でそう言うイメージが起こったのかは不明ですし、ピアノの専門家とは一般的なラインを挟んで正反対のド素人なんですけど。
それだけに純粋に聞いていたらそういうのを感じたのかもしれませんね。
まあ、車もピアノも、道具を振り回せるくらいになると聞く人見る人を魅了できるのかな・・・・
そんな事を考える休日のひとときでした。
色々ピアノ発表会を通して勉強になりました。
でも、今さら音楽やろうって事は絶対にないことだけは宣言しておきます!
Posted at 2016/03/30 09:04:51 | |
トラックバック(0) | 日記