
2016年9月2日
ついに納車されたS660MT
残念ながら中古車(新車は手が届かなかった)
走行は555キロ、登録は2016年4月。
初めに見た時は納車から4ヶ月しか経っていなかった個体。
前のオーナーさんは自分で楽しむつもりだったのがよく分かる装備。
しかし何らかの事情で泣く泣く手放したのが伺える。
選ぶ時に対抗になった車両はオーナー無しの試乗車上がり。
しかしあまりにボロな印象を受けてしまい今回の車両に決まった。
購入はラビット駒形IC店
(リンク・トップ絵に今回のS660が映ってます!)
新規オープンの目玉商品で入れて、目玉特価で販売されていた。
値引き交渉など出来ないのが判る程の個体で、まるで新車そのものだった。
S660は最近の車とは思えないほど面白い!
ディーラー試乗や友人のオーナーカーをチョイ乗りですらその感触は十分伝わっている。
全高が低いMRレイアウト、高い剛性、トラクションを生かすに十分な後輪側サスストローク。
購入した車両も試乗した車両と全く変わらない。
ロットが進んだ事による生産誤差、微妙なコストカットなど微塵も感じない感触に製造の八千代工業における技術生産力と品質管理、品質安定性が伺える。
安定した製品は素晴らしい!
工場ラインも日本人がほとんどで、メイドインジャパンをちゃんと継承した仕上がりはその感触から伺える。
国産・・・とはいえ、日本国内の工場ラインで働くのは外国人・・・それって本当に国産?なんて車両の重要部品である4本必要なゴム製品がそう言う実情のようであるが、S660に関してはその心配は今の所無いようです。
装備や車内質感などは評価できる専門家にお任せしたい。
競技車両の内装が無い車両でも走りが良ければ「素晴らしい」と評価する私にとって、内装の質感やスイッチ配置などは正直どうでも良い。
スイッチポンで変わる感触など本気で要らない、シンプルで無駄なくピュアな車、ドライバーの指示通りに動いてくれるのが最良と考えている。
私の180センチを越える身長をダッシュボードに膝が当たらず、ハンドル握る手が太ももと干渉しないスペースに座高が確保されていれば何とかなる。
内装に求めるのは体のサイズが入ること。
できれば体の中心位置の先にブレーキペタルがあると操作に慣れが要らない分楽と思う。
顔の皮膚の造形で人を判断しない人なので、そこを気にする人はこのレビューに共感は得られないだろうと思う。
さようなら。
車は妻の持ち物。
25年連れ添ったビートの部品供給が現在はほぼ絶たれ、修理すれば他の不具合も誘発するようなマシンではお買い物に行けない。
お買い物にも走りの質感を求める妻。
走りと車の挙動に妥協はしないが、搭載スペースには妥協して購入となった。
「この運動性のためには荷物スペースが無いことを我慢する」
なかなか女性で子持ちでこの選択を決断できる人はいないだろう。
それをやってのける
妻は正直凄い。
その妻も乗り換えるには英断だったようだ。
後継車両の開発報告がモーターショー都市伝説とまで言われ、噂だけだった3年前、そこから状況はかなり変わっていた。
昨年2015年、噂は現実となり、妻がS660試乗車に最初に乗ったのは昨年4月中旬くらいでCVTの車だった。
もちろんディーラーの試乗車。
ディーラーの試乗ですら予約と順番待ちが必要だった時である。
いずれ来るビートとの限界点、期待満々で行ったディーラー試乗は大きな失望と黒い影を落とした。
「いらないわ、あの車」
妻の評価としては
「ビートの弱点がことごとく潰してあって優等生、しかし優等生過ぎてビートの軽快な運動性が感じられず、更に荷室まで無い、正直残念。。」
あの怒りの成分が感じ取れる感想と一緒に含まれていた深い絶望と哀愁。
期待していただけに崖から突き落とされたと「裏切られた感」に満たされていた。
この状態から購入に至までの奇跡の逆転劇!
少しずつ紐解いていこうと思う。
Posted at 2016/09/07 09:25:39 | |
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妻のS660 | 日記