2021年06月18日
MDiエンドウです!
オッサンが踏んだ過去の地雷シリーズ。
とかってタイトルが良かったか?
一応書くと、昔入れた部品はこんな感じだったよってのを書き綴るシリーズ。
効果は車両や運転で感じ方が変わるので、全編「参考」って事で見てください。
意見が違っても、それは経験や個体が違うため止む得ない部分です。
嫌なら読まない、読むなら内容諦める。
以上ご了承でお願いします。
今回は「フロントタワーバー」
一部ユーチューバーさんが2人で「タワーバーは全部溶接でくっついている奴じゃないと効果ない、部品がネジで組付けてあるのはクソ」
なんてのを見ましたがw
う~~~ん、タワーバーは私の見解だと「足回り部品」って方が良いかなと思ってます。
「剛性」
って観点からだと確かに溶接でしっかりと2点や3点止めが良いと思います。
が!!
例えばフロントのタワーバー、本当に剛性だけでしょうか?。
私の車両はネジの組付け式で、実験で一度棒を抜いてジムカーナ走行したことがあります。
結果はフロント応答性の悪化で車がアンダー傾向に。
これは浅間台でテストしたのですが、もしこの剛性部品を抜いてアンダーになるようだと「その人の運転がタワーバーの剛性を必要としている」と言えるようです。
それだけドライバーが荷重かけて走っている。
もしいつも乗る車両がアンダーで曲がらね~とか感じるなら、このタワーバーを取ってしまうと、意外と車が素直に動くようになるかもしれません。
それはタワーバーを不要としている運転。
で、タワーバーを戻して、今度はバリバリに突っ張ります。
そうするとやはりアンダー。
動きが硬すぎて、荷重をかける運転ができる人でもダンパーとタイヤの動きが硬くなって路面との関係が悪くなる感じ。
今思うと、減衰力を30段ので3段くらい硬くした印象。
もう一つ、トヨタ社が以前純正採用した「オイルダンパー式タワーバー」と言うのを知ってますでしょうか?
応力が集中するストラットタワー部。
しかし動き過ぎても、硬すぎても上手くない。
オイルダンパーで稼働させた純正車もありました。
なので、「ガチガチ固いタワーバーが正義」って事は全否定でも良いのかなと、思ってます。
で、私の技術ではありませんが、ねじで組み立てる式のタワーバーには、ダンパーのバネと同じように
「プリロード・ゼロ」
がセットアップとして存在してます。
負荷を掛けないのでタワーバーに力が集まってくる瞬間は弱く、遊びが無くなった所から強くなる。
まあだまされたと思って、弄って見てください!
ガチガチリジットのフロントタワーバーは剛性専用。
ネジ式組み立てのは「サスペンション部品」として調整式になると思ってます。
・・・・・私はさらに、組付けのネジ径を小さくし、そのネジの隙間に樹脂を入れて、棒部分はプリロード・ゼロにしております。
遊びと樹脂が潰れるところまではストラットタワーの踏ん張りが弱くたわみますが、樹脂部を超えて力が掛かると突っ張って、その過渡特性を樹脂で和らげてます。
これを読んでどう思うかはご自分の判断で。
そんなわけで、フロントタワーバーは、私は足回りパーツと思って運用しております。
それが剛性パーツとして扱っても良いともいます。
ただ、リジットか組み立てかで使い方が違っている。
どちらの運用からでも、反対側を見れば物足りていない。
後は運転手の好みとかどうしたいのかで決まると思います。
組み立て式の場合は足回りの動きに結構調整が効くので、タワーバーを組付けて終わりでは無く、色々弄ってみるのも楽しいと思います!
え?もしも別の車に入れるとしたらどちらがお勧めかって?
そりゃ組み立て式を推しますね、私ならですけど。
Posted at 2021/06/18 12:44:49 | |
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