
MDiエンドウです!
走って以降色々あって、少し落ち着いてきたので少しづつ走行の反省を。
毎度ですが、思う事、考え方が違っても、それは経験の違いです。
嫌なら読まない。
読むなら内容は諦める。
それくらいのつもりで読んでください。
あくまで私の感想です。
さて、雨だったので空気圧の調整は一切やりませんでした。
プロレーサーの中谷明彦先生が提唱する雨の日タイヤセットアップがあります。
それをやろうかと思ったのですが、屋根パドックは共同利用で、ゼッケン貼ったら場所譲るルール。
表は土砂降り。
・・・・・調整の心は「ポキッ」と折れて、前後とも2.5キロという組付け時のままの状態にしました。
この2.5キロってのも直感で、ATR-Ksportsはフロント2.2キロ、リア2.7キロで、特に短期決戦ならりあ2.7キロ、周回走るならリア2.2キロまで下げることがありました。
まあでも「タイム出るのは内圧2.7キロの時」なんですけどね。
なので、雨のため熱が入りにくい・・・・けど美味しい空気圧を全く知らないのでNS-2Rは基本空気圧を2.5キロと自分ルールで決めて、そこを基準に走りました。
もっと高く、もっと低くをやりたかったけど、あの雨では機械を濡らすと梅雨の雨はすぐに錆びるので、コンプレッサーやゲージを壊したくなくて断念しました。
折角本数細かく走れるのを選んだけど、悪天候過ぎちゃってね・・・・・勝負しているわけでもないし。
なので走行している時は一切空気圧は見ませんでした。
逆に滑りやすい環境下でのタイヤ特性把握に重点を置きました。
私の運転は、現役プロレーサーに負けたけど、差が0.061秒ならそれほど酷くは無いとだけ判断いただければ良いかな。
0.5秒以上の圧倒的な差で負けてわけでは無いので。
雨でサーキットで初めてのタイヤで、雨は全く初めてのコースで、タイヤサイズとセットアップ変更で、初めての限界走行。
筑波1000は2016年にみんモー(みんなのモーターショー)で走行して、ドライタイムが49秒2とかでした。
足は同じだけど、ファイナルが純正に戻っている今回。
ECUのドエルが変わっていたり、タイヤサイズも銘柄も違ていたりと、変更点多数。
(無理だろうと思いつつ)デジスパイスラップカウンターアプリのターゲットタイムは「49秒2」で設定w。
50秒768だと雨で1.5秒落ち。
まあまあかな?
さて、NS-2Rのレポ。
まず、雨の問題は全く感じませんでした。
もちろんね、やり過ぎたりミスすれば飛んでいきますよ!
プロタイム目指して踏みすぎて飛びましたしww
そうではなく、ちゃんとグリップ内での操作がどうかって話です。
正しく操作してあげると、かなりの所まで無茶できる。
という感触に思いました。
具体的に3速で回る1-2コーナーで、1コーナーの縁石乗って、雨の中勢い殺さず2コーナーの縁石向こう側にある三角地帯(わかる人だけw)に突入出来て、3コーナーのヘアピンまでに4速入る時がありました。
それだけ排水性能も問題なく、踏ん張りもトレース性も良く、これならかなりいい感じでインに飛び込めるなと。
前回のレポートで「ケース剛性高くショルダーが硬い印象@ATR-Ksports比較」と書きましたが、この剛性の高さで横の荷重掛けが少し上級者向きになってます。
具体的に、タイヤのグリップは非常によく、特に加速や減速はピカイチです。
横も同じコンパウンドなので同じはずですが、ショルダー部分の硬さが一定以上の荷重でグリップと喧嘩するポイントがある感じ。
つまり、調子よい加速で、そのまま横に荷重乗せて、それなりに踏める状況で、踏みすぎると飛んでいく。
ただ、その範囲内で運転する分には、車体が前に進むのでタイムが出しやすい印象。
旋回時間を長くするより、きちっと止めて、ちゃんと加速すると速いタイヤ特性に思えました。
雨降っているとなおさらわかる。
厄介な部分は、その飛んでく瞬間まで「まだいける感」がある所。
少し控えめにコーナーアプローチして、縦グリップを十全に使うような操作を心がけてないと、熱くなった瞬間飛ぶやつです。
ここが上級者向きの部分。
冷静に、ロボットのような鉄の心でコントロール。
でもこのタイヤでタイム出せるようになれば、いつも言う
「舵角小さい運転でエコ運転で最速タイム運転」
という相反しそうな運転ができると思います。
普通に街中使うなら、ケースの剛性高いから「乗り心地と突き上げを強く感じるようになる@ATR-Ksports比較」ので、私と同じATR-Ksportsからの乗り換え組は街中用の減衰をいつもより1段緩めると、街中が幸せになります。
この減衰調整はグリップ力の話ではなく、快適性の話からです。
隠しごとなしで気に入りました。
ケース剛性の強さで、クセと言うか運転する際に気を付けることが増えますが、タイヤを縦に使うという基本をちゃんと守らないと速く走れないタイヤなので、これで良いかなって思います。
サイドターンとかも、それに則した「立ち上がり重視」の組み立てが幸せの方向と思います。
なにより、新しいサイズによる外径の恩恵と、ケース剛性の恩恵で、立ち上がりがキビキビ反応するので、気持ち良い加速を得られるのが新鮮でした!
空気圧は、次回フロントは2.2キロ、リアは2.4キロあたりの空気圧を試して、タイヤと路面のすり合わせをテストしてみたいです。
ATR-Ksports廃盤でどうなるかと思ったけど、聞き及ぶ噂よりは良い印象でした。
まあ勝負に行くならRE71RSでしょうけど、NS-2Rは現状でも十分にサーキットで走れるタイヤです!
しかも結構速く走れそう!
摩耗も少なめな印象ですし、ブレーキで煙出すとグリップするタイヤの臭いがしますw
また今度はドライ路面での状況をレポしますが、今の所の感触で市街地・雨サーキットは良好な感触でした!
良いと思います(#^^#)