
昨日暑かったので丁度良く実験できました。
やはり気温37度超えるとある程度エアコンの動きが不安になりますが、なんとかエアコンが停止せず、たまに停止しても冷気が抜け切る前に復旧できるようになったので、一定の効果はあったと思います。
対処改造して適宜対策をしながらエアコンを運用してもらうのが良いと思います。
私の今回の対処は、
コンプレッサーの耐久温度が気温が高いため高温によりサーマルプロテクトが働いてしまうためコンプレッサーが止まってしまう。(症状から推定の話、もしかしたらECUの誤判断とか別の理由もあり得ます)
エアコンが止まってしまってもエアコンそのものは壊れていないがエアコンが保護回路作動のための停止で人間側の体感温度が車内で酷いことになる。
「シャツ一枚が汗でベットリするくらいの暑さ」
運転中に発生する事が有るので走行しながらだと手に負えない。
なので、エアコンコンプレッサーの冷却環境を改善するつもりで今回のプロジェクトを実行。
元々、エアコン止まる問題のためにコンプレッサーのコンデンサー(<ラジエターみたいなやつ)に水を吹きかけるシステムは作っていたのですが、噴射によって時々コンプレッサーが冷えることもありましたが、効果は殆ど限定的。
なので、今回はエアコンコンプレッサーが
「エンジンルームのどこにあるか?」
これをまず探るところから。
ヤフオクなどで出ているコンプレッサーの形状と特徴的なホースを辿って、行きついたのはエンジンの前側下。
本来ならスキットで下からの風で負圧が巻き込みそうな場所。
そのためバンパーの正面をゴミ除けのためか塞いである、それは理解できるが・・・・その防風と見た目で奥の機械を見せないための防風板がコンプレッサーへの直風を阻害しているため今回撤去しました。
ここに防風板の設計をしたデザイナー、何も考えていない感じ。
注意事項
これからやることは純正部品を外す行為のため、「メーカー保証」「ディーラー保障」「その他保障・保険」「ショップ保障」などを受けられなくなる可能性があります。
また、防御板撤去により石などの飛来物で壊れたり傷がつく場合もあり得ます。
特にウォッシャーを出すために誤ってワイパーをドライで動かす、ウォッシャー液の出が悪くなるなどなどの弊害もあります。
真似して何かトラブルが有っても当方は一切の責任を負わない
「自己責任」
になりますのでご了承ください。
了承して頂いた上での一般ユーザーの方のご利用は自由でお願いいたします。
今回は同じE12ノートeーpowerに乗られる方へ、一定の効果のある対策としてアイディアは全て無償提供です。
お友達さんや知り合いさんなどに共有して頂いて構いません。
(それだけエアコン停止は危険と思ってます)
禁止事項:日産・系列のディーラーや販売会社にてこの対策をお客様などに提供する場合、必ず私に許可を取ってください。
また、日産にエアコンの対策を聞きに行って、今回公開の作業を案内やWEB探せとか、作業代行されたところを目撃された場合は通報大歓迎です!
私の方からエアコンの対処におけるメーカー対応が後手になっている事について一言苦言を言わせて頂いた上でアイディアの使用を許可します。
メーカー側の不正なアイディア利用については毅然とした対応を取りますので、どうか使用許可のアクセスを取ったうえで正式にご利用されることをお願いします。(金銭は不要ですが嫌味はたっぷり2時間です。)
まずは場所ですが、ここです。
運転席前のフロントバンパー。
進行方向右側の奥にあります。
必要工具はマイナスドライバーやヘラ、ラジオペンチがあれば外すだけは簡単にできます。
外すと少し頼りない感じになるので、インシュロック(=ナイロンバンド)で一か所縛ってあげれば大丈夫そうなので、インシュロックが1本。
ステップ1
エアコンコンプレッサー前の防風版を撤去する。
プラスチックでできている部品をクリップ2か所を外すだけ。
奥に見える丸いクリップ2か所をマイナスドライバーでこじって芯を抜けば外れます。
するとクリップで止まっていた部品がグラグラと動くので、周りの部品回避しながら抜き取って終了。
このままだとゴミや石の飛来が気になる人、奥のコンプレッサーが丸見えが嫌な人は、外した防風版に穴加工をするなり、金網を張るなど対策をしてください。
外す防風板はこういう形。
私は外して終わりですけど。
ステップ2ウォッシャーラインから分岐して水を持ってくる。
ホームセンターの金魚コーナーで売っているシリコンエアホース内径4ミリを使いました。
3mで500円くらい。(必要長さ1mくらい)
分岐の金物も1ケ500円以下を1つ。
ホースクリップもあると良いと思いますが、私はステンレス針金でくるくる巻いてます。
連結用プラスチックスリーブは必要に応じて1つか2つ。
アップの写真有りませんが、ウォッシャーノズルは以前ビートで使っていたウォッシャーノズルの壊れていない奴。
某ビバホームで一個だけ買おうとしたら1つばら売りが4000円の値札にビビったことがw
ネット通販で2ケ入り1000円くらいですから、中古持っていない人は店舗で買うよりネットので十分と思います。
アルミの薄い板に10ミリの穴をあけて、ウォッシャーノズル付属のネジで穴を通して固定、アルミに取り付け用の金属切り込み用木ネジを使うと楽です。
ドライバーの柄の部分が長い方が楽だと思います。
私はインパクトドライバーに長いエクステンション付けて締めました。
キリで下穴開けると楽です。
私のネジ固定箇所は適当と思われる場所ってだけで、そこがベスト位置ではありません、お好みでOK。
ウォッシャーの使い方が少し面倒かも。
まず圧力が減るのでウォッシャー液の出る勢いが「悪くなります」。
(車から降りてウォッシャーラインの分岐で止水栓が付いているものを選べば、冬は閉じておくことができますし、閉じれば圧力が戻ります。)
また、ウォッシャーをスイッチ入れると同時にワイパーも動くので、水掛からないのにワイパー動かすとゴムブレードが痛みますし、フロントウィンドに傷が入る時もあります。
なので、走りながらだと小刻みにウォッシャースイッチを入れたり切ったりして水だけ出す作業が必要です。
例えば日産が「本格的に対処します」と、ウォッシャーラインとは独立したウォッシャーインジェクターラインを作ってくるとか、そもそもエアコンコンプレッサーにファンを付けて冷却させるとか、コンプレッサーの耐熱温度を高いものに交換してサーマルプロテクトの作動温度を高くするなどなど根本的対策をしてくれるというなら変なことをしない方が良いですが、すでに新型のE13がある以上、旧型の相手なんかしてくれません(推定)でしょうから。
なので、ステップ2はワイパーの水出しに技術wが居るので、それも補足します。
ともあれ、走行中や停止中でのエアコン止まる問題は、乗車員の生命に関わる問題です。
子供をE12ノートeーpowerに乗せてエアコン点けて放置したら2時間後に死ぬ話。
なので緊急に情報提供しました。
外気温37度超えたら60キロの速度で走っていてもエアコン止まります。
特に都市部だと顕著なので、防風板を外す対応はしておいてよいと思います。
さらに車内の冷気が消える前に止まったエアコンコンプレッサーを復旧させたい人は、ステップ2の冷却水吹付もご検討ください。
これ以外に、エアコン止まったら車から降りてバケツで水をぶっ掛ける方法もあります。
また、走行モード(DやBやS、ECOのアレ)も押して切り替えるとエアコンの復旧に幾分影響がありそうな感触ですが、これは後日追加実験します。
ともあれ、走行中にエアコン止まりにくくするために、防風板を外して走行風を当てるのが良いと思います。
簡単な道具があれば無料で出来る話ですし、ウォッシャーラインを引くのも材料費が3000円で一式揃います。
今回はコンプレッサーに的を絞って対策してますが、ほかにもダメになる要素があるかもしれませんので、その場合は別の対策が必要なので含んでおいてください。
おわり(#^.^#)