白神爺のブログ一覧

ある組織の講演会で福島へ行った時の事、NISSANの会長の塙さんが、現社長カルロス　ゴーン氏について（彼を褒めるには、忸怩たる思いはあるのだろうが、なんてたって元社長なんだも）就任してからの、手腕を驚きの連続であると評していた、私は「コストカッター」の異名を持つ彼を、村山工場閉鎖に代表される、リストラと整理等で収益を確保している人だと思っていた。しかし、聞くと、一番早く会社に出てきて、最後までいるに尽きるように、日々献身的に、NISSANの事だけを考えている人だと言う。目標を定め、そこに向かってゆく力を引き出しているのだと、元々NISSANに技術はあるのだと...。

で、私が書きたかったのは、講演終了後の質問で、「中国が賃金の安さで、これからの市場をリードしていくと言われていますが、そんな日本が生き残るには、これからどうすれば良いのでしょうか？」と言った時、「中国がこれからだと言うのは、労働力の安さだけで無く、その意欲（向上心）が凄いのです。始めのプレゼンテーションで英語での説明が通訳を通して行われた、その半年後会議をしたら、若手の人達は英語を（完璧ではないが）マスターして来ていた！」と塙さんが続けて「日本人も、その位の意欲があれば、きっと生き残れる」

多分、衰退するしかないのだなと、その時思った。