
最近子供を叱っていて思う事がある。
私は『怒って』いるのか?
それとも『叱って』いるのか?
辞典では、「怒る」と「叱る」の意味に違いがあるように
見えませんが、子どもに関わる世界では、
2つの意味には大きな違いがあるといいます。
『怒る』は、怒りなどの感情をただひたすら相手にぶつけること。
『叱る』は、事の善悪を相手にしっかりと教えること。
子どもが「怒られた」と思うような接し方は、子どもに不満しか残らずに事の善悪等を
学ぶことにはつながらないそうです。
子供を持つ親ならば共通しているとは思いますが、
『感情では無く、冷静さを失わずに理として子供に正しい事を伝えたい』
この理念を大事にするならば、
怒る親ではなく、叱る親になることが正しいと思います。
しかし、最近少し考えている事があります。
『悪い事をした時には「怒る」必要もあるのではないか?』
親として、無闇に怒るのは良くないと思うが、悪い事をした時に怒ってやる必要もあるの
ではないだろうか?
いつも怒らずに叱るだけでは、「人に何をしても怒らない」と思うようになってしまうのでは
ないかと考えてしまいます。
勿論、感情的になって怒鳴り散らせば良いという訳では無く、悪い事を叱る時には冷静さを
持ち併せておく必要はあると思いますが。
とは言うものの、実際の所、冷静に叱る事は難しい。
泣き喚く息子を捕まえて、目を見て冷静に「~~はしてはいけないって言ったよね。
ごめんなさいしなさい」と言っているが、子供からすれば十分怖いのかもしれない。
まだ1歳6ヶ月で意思疎通も完全に出来る訳では無いし、これからの事になるとは思うが、
『怒る』と『叱る』の匙加減を考えなくてはならないのではないか。
特に小さい内こそ『怒る』の比率を上げなくてはいけないのではないかと思うようになった。
当然『怒る』と『叱る』のバランスは重要なのは言わずもがなだが。
まだ両親と接するだけのこの時期、怒らないという事が悪影響を与えるのではないかと
思うから。
まだ小さなうちの子は、基本的に両親(私と妻)としか関わっていない。
つまり、子供にとって最初の他人が私達夫婦だ。
人は嫌な事をされれば、当然嫌な気分になり、怒る……
その当たり前の事を、親は子供に教えてやらなくてはならない。
これから大きくなり、幼稚園や小学校に行くようになれば、日頃接するのは優しく接して
くれる両親ではなく、それぞれが自分のやりたい事をやろうとしている子供同士で付き合って
いかなくてはならない。
その時、どういう事をすれば相手が喜ぶか、どういう事をすれば相手が怒るか、それを知って
おく必要があるだろう。
だからこそ、まず両親である私達が、子供のする事に対して、ある程度感情的に接して
やらなくてはならないのではと。
『自分』以外の人と接する中で、やって良い事、やって悪い事、何をすれば喜ばれ、
何をすると怒られるのか……そういった事を教えてやる必要があるはずだ。
それは今後、多くの『他人』と関わっていく事になる我が子に対する、最低限の親の愛で
あり、躾だと思う。
そして年齢が上がると共に、親である私は徐々に『怒る』から『叱る』へのシフトをして
いこうと思う。
成長し、子供の人格がある程度確立していく中で、感情的にではなく、人間対人間として
の会話をなす為に、愛情を持って理で接して行こうと思う。
小さな内に、他人との接し方の『感情面』を覚えて貰い、成長していく中で、今度は
理によって互いの距離を埋める方法も知って欲しいと思う。
考えても分からない今は『怒る』事で、良い事悪い事を覚えて欲しい。
徐々に物事分かるようになってきたら、『何故』それが良くない事なのかを自分で考えられる
ようになって欲しい。
何故良くないかを説明する中には、その根拠なり、理由なりがあるのだから『叱る』ことで
教えてやりたい。
だからこそ今はどんどん『怒る』ようにしようと思う。
勿論程度はあるし、ヒステリックになる気は無いが、まず、人は自分がされたら嫌な事を
されると『怒る』のだという事を覚えさせよう。
理屈ではなく、体験として。
成長し、対話が出来るようになれば、言葉で出来る限り説明しよう。
感情としては怒っていても、同時にその理由を説明し、頭でも理解できるようにしよう。
と、自分の思いをまとめてはみたが・・・・・・・・
結局のトコロ、私自身がもっと人格者にならなければならないのだろうな。
私こそまだまだ怒られたり叱られたりする幼稚な面を持っているのだから。
私が器用なら、悪い事をしたら『怒る』と同時に『叱る』事を考えたいのだが、親として
子供と一緒に成長過程にあるので生憎、そんな器用なことはまだ出来ない。
それらを克服し、この成長と共に成長しつつ、子供に対しての本当の意味での親父に
なっていこう。
今、頭で考えている通り(ここに書いた通り)には出来ないかもしれない。
でも、ここに書いた以上、それを自分の目標として成長していき、息子に対して怒り、
叱れる親父になろう。
そしてどれだけ怒っても、お前への愛情は変わらないんだよと、抱きしめてやろう。
いづれ抱きしめるなんて事は無くなるが、精一杯の愛情を注ぎ、そして怒り、叱っていこう
と思う。
(注)
写真のJrは怒られてしょげているわけではなく、寝ているだけです。
念のため(^^;