東北地方を襲った大震災から2ヶ月が経過しました。
あの日は横なぐりの雪模様でしたが、今日は雨。
枯れていた木々も芽吹き、新緑の季節となりました。
1年かけて庭を造りました^^
農家からの頂き物、季節外れ品、在庫処分品等々組み合わせ、
自分的には安価に仕上げたつもりですが・・・
妻からは、無駄遣いのレッテルを貼られています^^;
震災後4月上旬位までは水を含む食糧難、GSへの数kmにも及ぶ渋滞
等々酷い状態でした。
幸いにもお世話になっている農家の方々の支援もありましたので、
頭を抱えてどうしよう・・・と悩む必要がなかったので助かりました。
家族も無事でしたし、
家は飾り柱部分の基礎コンクリート部分に若干の亀裂、
壁紙の破れ程度と軽微な損害で済みましたので、
同じ県内でも今現在も避難されている方々に比べれば、普段通りの生活に
戻りつつあります。
とはいえ。
一気に新築感が薄れたので、精神的損害は軽微ではありませんが^^;
というか・・・
本当なら先々月末には申請しておくべき住宅ローン控除
申請をこの騒ぎですっかり忘れており、未だ行っておらず、
少し焦っています^^;
こういう時に限って仕事が忙しく休みが取れません・・・(苦笑)
現在の福島は、原発被害が甚大です。
事故検討委員会設置で、もう収束?というような感じですが、
危機的状況は継続しており、予断を許さぬ状況です。
個人的にはデタラメ・・・いや斑目委員長の属する委員会なぞ
もっと早く撤廃し、こういう独立性のある委員会設置は歓迎です。
また放射能汚染という災厄に初めての遭遇と、目で見えない放射能
汚染の恐怖、日に日に明らかになる原発の状態が不安を増大させて
おり、個人的には風評被害が生じてもやむなしと思う状況です。
この事故に対する風評含む被害は国を含む行政や東京電力の対応が
後手に回りすぎている部分が多分に原因かつ助長させている結果だと
思っています。
一部繁殖和牛にも携わっていますが、基本的に酪農に携わる業務に
私は就いています。
県内ほぼ放射能不検出とのサンプリング結果で、
生乳出荷は、震災前と同様に通常通り行われ、福島県産牛乳として
市販されるようになっています。
とはいえ、現在福島県浜通りの酪農は、警戒区域もしくは避難区域に
含まれ、ほぼ壊滅です。
新聞等でもご覧になっているかと思いますが、
それら区域に含まれていない南相馬の一部地方では出荷制限解除となり、
出荷可能とはなりました。
しかし、近くにあるCS(クーラーステーション)は警戒区域内にあり、
生乳受け入れは不可。
それではと、遠いいわき市に運搬しようにも警戒区域を通る必要があり
そちらへの出荷も不可。
出荷制限解除になっているにも関わらず未だに搾っては捨てを繰り返す
酪農家もあります。
計画的避難地域含め、現在搾乳に供している成牛は処分対象、
初妊牛含め一度でも種付けを実施し、将来的に搾乳に供する可能性のある
育成牛も移動禁止=処分対象。
県の見解では「これらの牛を動かしたら風評被害が広がる可能性が・・・云々」
と言うことでした。
飯舘村の酪農、和牛繁殖はほぼ廃業を決定、川俣町山木屋地区の酪農家は
仔牛のみ離れた牧場に移動させましたが、再度同地区に戻れたとしても
再び酪農に携わるかは・・・だそうです。
県の回答は国の回答待ち、
国への質問では県へ丸投げ。
東電社長と首相は謝罪の言葉ばかり。
誠意ある補償を早急にと言う言葉は不要です。
このままでは福島県の一次産業は壊滅するでしょうし、
今はなんとか持ち堪えている仕事にもかなりの支障をきたしており、
責任の所在を明確にした迅速かつ誠意ある対応を願ってやみません。
現在の県内放射能値推移は横這いです。
また上空の放射線測定値は平常時の数倍を記録しており、
未だ原発から放射性物質の放出が継続中であることが示唆されています。
滞留している放射性物質は、雨や風に紛れて、地上に降下しているため、
減りもせずに横這いなのでしょう。
もちろん外洋への拡散も続いています。
その値が本当に影響するのか影響しないのか、影響すれば何年後からなのか
全く不明なことも不安です。
マスコミ、大学教授の意見も様々。
果てはイタリアの岩石からは常に5μsv程度の放射線が放出されていても、
イタリア人は健康に生活を送っている、
国内だって北投石やラジウム放射線のような高濃度放射線を浴びてガンを治す
民間療法だってある位なんだから、
今の福島県は健康ランドそのものだと、ほざく意見もあり、、、
どれを信じたらいいのか不明な状態です。
そうは言っても大人はまだしも心配なのは子供達というのは一致の意見。
国の子供に対する基準値3.8μsvよりさらに半分の値を採用する市が多く、
幼稚園、小学校、中学校と校庭の表土と下土を入れ替える上下置換作業を
今月中には終わらせる方向で独自で動くようになりました。
在住の二本松市では空間線量は0.8μsvですが、園の入口や昇降口、
校庭の1m部分、10cm部分になると途端に2~3μsvに跳ね上がるので、
この作業は歓迎します。
まあ土を入れ替えても、入れ替えた土の処分法が不明な点、雨や台風、強風時、
表土が飛び、表土地下埋設法で地下に埋めた線量の高い土が顔を出す可能性も
あり、「これで運動場で子供達を遊ばせられる」と手放しで喜べる状態では決して
ありませんけどね。
汚染土を下に埋めることで地下に放射能が染み込んでいく可能性もありますし。
見た目は通常通りの生活でも、今の福島県は、どの産業に携わっていても、
風評被害含め、かなり厳しい状況です。
私も県外の方の立場ならば同じ行動を取るであろうと思うのであまり声高に
言えませんが、正しい知識と情報を持って、あまり福島県を敬遠しないで
下さい。
何気ない日常こそが幸せでありがたいことだったんだ、
当たり前こそ嬉しいことなんだと痛感する毎日を送っています。
・・・っていや別にこんな堅苦しいブログをアップするつもりは、
無かったんですけど^^;
こんな大変な状況の中でも子供はやはり成長するんですね。
ウチの娘が不格好ながら(笑)ハイハイするようになりました。
生意気盛りとはいえ息子もまたカワイイんですけど、
やはり娘は格別ですね~^^
このプニュプニュ感サイコーです(笑)
とはいえ最近は自己主張も強くなり、パパが頬ずりしたりすると
途端に手で押しのけるような動作もするようになりました。
懲りずに頬ずり続けるとパンチも・・・
そこがまたカワイイんですけどね(爆)
前日にハイハイを開始したと思ったら、
翌日には立っちも開始。
息子の時にも思いましたが、子供の成長というのは本当に早いですね^^
上を向いて歩こう。