
11月も半ば、やがてCR-Zにとっても北国のドライバにとっても厳しい冬がやってきます。
どうしようもないTANGO PAPA PAPAの話や一向に伸びないPV値の話ではなく、今日は久しぶりにCR-Zの燃費のお話です。
左の図は、今日19時30分現在のHONDA Plemium Club主催のエコランキング月間平均燃費グラフです。インターネットへはCR-Zを買ったら勝手に付いてきたPHS端末を介してアップロードされた「相対値」です。満タン法による絶対値より幾分いい値が示されますが、これは商道徳の範疇ということで目くじらを立てないでおきましょう。
表題の「超えられない壁」とは、月間平均燃費28km/Lという壁です。
CR-ZのCVT車の10・15モード燃費は25.0km/L、JC08モードでは22.8km/Lなので、上位ランク車は概ね10・15モード付近に分布しています。しかも3位以下10位まではものの見事に僅差で、不思議にも10月までは居た25~26km/L台の車が皆無となったことです。
上位10者の車両保管場所を想定してみます。
まず、東京や大阪といった大都市とは考えにくく、例えば北海道辺りのトラフィック過疎地の可能性が高いでしょう。どこまでも平坦で地平線のかなたまで信号が1基もないような軽負荷地。CR-Z(CVT)は、乾燥路を60km/h一定速で走ると概ね30km/Lを超えます。ゴーストップを若干加えるとこれが25km/L辺りに低下し10・15モード燃費付近に落ち着きます。
では、3~10位までが僅差であることを想像してみます。上記「過疎地」は11月ともなれば晩秋もしくは初冬でしょう。朝晩の冷え込みは暖房を必要とするはずです。
内燃機関の出力はその発生熱量に比例する、という私の乱暴な理論では、朝晩の冷え込んだ気温下でのエンジンスタート時、燃調は最も濃く、適正燃調値になるまでの時間が夏場より長いこと。
さらに、ドライバがことのほか寒がりの場合には、エンジンが十分温まる前に暖房のスイッチをON。
すると、暖房の熱源であるエンジンの温まるのがさらに遅くなることが考えられます。
中にはすでにタイヤをスタッドレスに交換済の車もいれば、この季節、なかなか28km/Lの壁は超えられないでしょう。
例外は1、2位のCR-Zです。
1位の方は、たぶん転がり抵抗損の少ない(例えばブリヂストンECOPIA100)を履いておられるのではないでしょうか。
2位の方は、ことのほか負けず嫌いの性分で、ポテンザを履いたCR-Zの限界=純正仕様でメーカの
カタログスペックの真偽を実証することを趣味にしているものと思われます。きっとライフワーク遂行に何らかの支障を抱えているのではないでしょうか。あくまで想像ですけど。
また、双方ともそれほど寒い地方の方ではないか、もともと寒さに強い体質を持った方と思われます。
あと半月、頑張って28km/Lを目指してください。
もうひとつの見えない敵ですが、ここでいう「敵」とはEnemyではなくRivalのことです。
このエコランキングシステムの欠点は、参加者同士のコミュニケーションを図る場所がないことです。
ハンドルネームを検索すればみんカラにたどり着く場合には、おおよそ「はは~ん」と察しが付くのですが、そうではない場合前述のように勝手な想像を必要とします。この点については、HONDAに申し入れることによって実現しそうです。やってみましょうかね。
Posted at 2011/11/14 21:02:23 | |
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CR-Z | 日記