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家の近所にある模型ショップは、毎週末開店待ちの行列ができています。まぁ、いまだにガンプラを買うために並んでいるわけです。

10年以上通っているお店が盛況なのはいいのですが・・・明らかにファンじゃなさそうな中年女性がカゴ一杯にHGUCを詰めていたり、いいおっさんがダッシュ入店後にサイコガンダムを抱えたり（同族嫌悪）、お店も割引率を低く変更して値札をつけなくなったりと、残念な気持ちになっていたりします。

まぁ、再販なんて定期的にするものなので、いつか買えるだろうと構えているのですが・・・今週末、某所でHGUCナイチンゲールに会うことができました。当たり前のように割引価格で買える幸せ。HGUCといってもPGサイズの箱に入っているビックキットで、持ち帰り時にはロードスターのトランクを占拠していました。


ナイチンゲールとは逆襲のシャアにおけるマルチバース設定の、シャア総帥が搭乗するフラグシップモビルスーツ、映画版でサザビーに当たるモビルスーツです。初出は1988年で、当時は中学生だったことを思い出します。

そんなおっさんホイホイなプラモは1/144スケールといってもとんでもない大きさで、流線型のボディだけでも作り込みたくなる造形美をはなっています。まぁ、酷暑警報がでていましたので、部屋でニッパーとアートナイフでせこせこ組んでおりました。


ただ、とりあえずパチ組みするだけでも圧巻のサイズ。ぶっちゃけ猫くらいの大きさがあります（子猫よりは明らかにデカい）。ポリキャップレスですが、KPS素材の恩恵で肩のバインダーもしっかり保持しています。

ちなみに合わせ目消しも接着もしていません。ただ組み立てただけです・・・


適当に作っても太陽光の下ではカッコ良くなるの法則で、ロードスターのハードトップの上において撮影をしております。持ち上げるだけでもズッシリしているHGHCって、なかなか無いですね。


一部大味なパーツはありますが、それを差し置いても大きさだけで許せてしまう存在感。普通に魔除けで玄関に置いてあってもおかしくない迫力がありました。

実はここ数ヶ月、毎週末「何か作る」ことを目標にしており、積みプラを崩していたのですが、なかなか楽しませてくれたキットでした。

ガンプラ好事家の界隈で話題になっていた食玩「ガンダムアーティファクト」。

500円という食玩にしてはちょっといい値段ですが、ガレージキット（っぽい）スピリッットをコンセプトとしてリリースされたシリーズで、店頭販売は瞬殺。プレミア価格でやりとりされている、まぁ小さなガンプラです。

発売されたのは1月末で、私もコンビニを回ったのですが全滅・・・と思ったら、いつも買い物をしているスーパーマーケットで売っていたので購入していました。


一番欲しかったイクスェス（EX-S）ガンダムはもちろんのこと、次に欲しかったリックディアスも無事にゲットです。


そんなわけで組み立てていくのですが・・・A4用紙の上に置いた小さなランナーにはパーツがぎっしり。テレワークの合間に組み立てようと思ったら、思ったよりも気合が必要で、ちゃんと時間を取りました。


キットはポーズ固定ですが、適度にアップデートされたリックディアスの姿にうっとり。このまま墨入れをして飾っても良かったのですが・・・


とりあえずブロックごとにばらして、固定できるところは接着していきます。素材はABSと聞いていたのですが、流し込み接着剤と相性が良くて、がっつりくっつきます。


ベース塗装は缶スプレーで行い、あとは面相筆でちょこちょこ描き込んでいきます。


このままではクリーンすぎるので、この後ちょっとした汚しと、ツヤを整えて・・・


そんなわけで完成です！「画竜点睛を欠く」とはよくいったもので、リックディアスは高精度モノアイに色がつくだけで一気にカッコ良さが増します。

劇中では最初しか出なかった一般機（黒色）ですが、やっぱリックディアスの赤い彗星機は一気だけでいて欲しかったなぁと思います。


リアの造形も抜かりありません。ちなみに今回はパーティングライン（合わせ目）を消していません。なぜなら・・・


ハイディティールなのでなかなか写真ではお伝えできないのですが、本当に「小さい」キットなんです。最近は細かい作業がキツくて・・・


でも、小さくても可愛くカッコいいキットなので、ディスプレーベースを作成して、コレクションケースに仕舞うことにしました。

次は大本命のイクスェスガンダムに行こうと思います・・・が、他にも作りたい模型は一杯あるので、完成はいつの日か・・・

我が住まいサイタマも緊急事態宣言ということで、公式引きこもり推奨の冬になっています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

本来であれば寒空の中、横浜の「動くガンダム」を観に行きたいところですが、本物に会うには今しばらく時間がかかりそうです。

そのような中、先に横浜ガンダムへ会って来た義弟ちゃんより、粋なプレゼントをいただきました。


横浜会場の入場特典ガンプラ、1/200スケールRX-78F00「ガンダム」です。


このキット、ランナー一枚に結構ざっくりパーツ分割されています。しかし、よく見ると・・・


恐ろしく細かいモールドが刻まれているのがわかります。これは挑戦せずにはいられません！


とりあえずスミ入れだけやって、仮組みをしてみました。この段階でも十分カッコいい。


そして、面相筆でディティールをなぞっていきます。サイズ感がわかりづらいかも知れませんが、頭の大きさ1センチくらいです・・・老眼にはとてもキツイ作業でした。


さらに設定画を見比べながら、色を描き込んでいきました。

RX-78F00は起動試験機という設定なので、エッジが無塗装であるという設定です。見慣れた真っ白なガンダムとは違った趣があります。


そんなわけで完成！


アップにすると微妙に思われるかも知れませんが・・・


1/144サイズと並べると、その小ささが分かるかなぁと。手のひらよりも小さいガンダム、なかなか素敵です。


早く横浜ガンダム、観にいきたいなぁ・・・

ガンプラ再販記念の旧キットを塗ってみるシリーズ。今回はゴッグを塗装することにしました。

前回のズゴックが消化不良気味だったので、水彩塗料アクリルガッシュの塗装リベンジです。こういうのは数をこなさないと手が動かなくなりますからね・・・

ゴッグを選んだのはジオン水泳部繋がりと、よく考えたらゴッグの旧キットを作ったことがなかったからです。


なかなか味のある旧キットのインストカード。


上半身ほぼモナカの大胆なパーツ分割がたまりません。


ただ、金型が歪んでいるのかパーツがパチピタとはいきません。模型用接着剤で埋まらなかった隙間は、ランナータグを溶かしてパテの代わりにします。


とりあえず、パーティングラインを消してからアルミ関節を仕込んでみました。ゴッグらしさを出すために肩幅を広げ、手の間接を一節1/20バルキリーの「太いランナー」で増やしました。

でも、何かが足らない・・・


マスターグレードのゴッグを確認して納得しました。オムツと太ももの処理が全然違います。ダイナミックにガバッと脚を開いている。


そこで、今回使わなかった関節パーツや適当なジャンクパーツで脚の接続部にクリアランスを咬ませてみました。なお、パーツ自体の形状は全く変えていません。あくまで旧キットの素材を活かしています。


そんなわけで、アクリルガッシュで筆塗り。よれよれの線は最後に修正をします。


基本塗装でも小学生時代の自分ならば納得したような気が・・・でも、せっかくなのでアクリルガッシュを描きこんでいきました。


少しはイラストっぽくなったかなぁ。


そんなわけで、今回も楽しく旧キットを作らせて頂きました。


なんか、テーブルの上がフォトジェニックになって満足です。次はゾックかアッグガイか・・・

以前にも書きましたが、4月末にはガンプラの旧キットが再販されました・・・が、驚くほどの瞬殺で、店頭はおろか、ネットでもなかなか見つけられない状況です。

そのような中巡り会えた、1/144スケールのズゴック。シャアズゴック（赤）と量産型があり、熟考した上で選んだのが量産型。

たかだか300円なんだから、買えばいいじゃないと思われるかも知れませんが、ストックが増えるのもどうかと思うので悩んだのです。


そして自宅に帰ったら、見事既に積んでいました・・・悩むことじゃなかった。

なお、ズゴックで忘れもしないのは小学校2年生の時に凄まじいガンプラブームがあったのですが、目の前で上級生がズゴックを奪っていって（早い者勝ちだった）悲しい思いをしたということ。そういった意味でもリベンジです。


ちなみに前回の再販と今回で大きく変わったことがあります。それは対象年齢が8歳から15歳（下の箱）に上がったのです。

もはや、接着剤を使うプラモデルは敷居が高い存在なのかも知れませんね。


積んでいても仕方がないのでさっさと組み始めます。


固定ポーズ（無可動）で仕上げる予定なので、関節穴には1/20バルキリーの超太いランナーを仕込んでおきました。


ブロックごとに接着して、水研ぎで合わせ目を消していきます。


それをアルミ線で接続して、関節位置を調整してあげます。旧キットが面白いところは、パーツ単体の造形は素晴らしいので、これだけでカッコよくなるところです。


普通に組んでもズゴックは味があるんですけどね・・・


今回はイラスト風塗装にチャレンジしたかったので、アクリルガッシュを用意して、筆塗りで色を重ねていきます。


塗りづらいところは関節を外して作業できるのが、アルミ線接続の楽しいところです。

正直、思ったよりも上手く塗れなかったのですが・・・これは修行を重ねるしかないので、これでよしとします。


そんなわけで完成！本当はストロボを焚いて白を飛ばすと、もっとイラストっぽく見えるようです。


光源なんかは嘘っぱちなんですが、それが模型塗りの楽しいところ！今回は組み立てるよりも、塗装の方が時間がかかりました・・・


そんなわけでズゴックでした。300円のキットでも、十分楽しいですね！