昔は山城が築かれたところで、山の上が平らであることから、そう呼ばれるようになったとされる城平山(城平山城跡・標高316m)に興味を持って登ってみることにしました。
ナビを頼りにアプローチすると、山上部が平らで台形の姿をした山が見えてきました。
阿宮神社(あぐじんじゃ)左横のスペースが登山用駐車場になっています。
地元の人に尋ねると多目的広場なので自由に停めてくださいとのことでした。
なお、今回の登山のお供は4月新発売されたホットウイールの’21フォード・ブロンコ最新型です。
まずは登山前にすぐ横にある阿宮神社(あぐじんじゃ)へ。
軽トラの人に「あの車は何ですか?」と聞かれ「シボレーです」「2500?3000?」「5700です」との会話があった。
社殿。
歩き進み手を合わせようとしたところ、地面に飛び跳ねるものがいたので驚いてしまいました。
カエルだ。 私をかばうようにカエルの前に立ちはだかるブロンコ。 一触即発の睨みあいが続く。
やがてカエルは恐れをなし逃げていきました。 頼りになるブロンコ。
気を取り直して参拝させて頂きました。(-人-) 登山の無事を祈願します。
登山用駐車場・阿宮神社から登山口まではけっこう遠くて舗装路を1km?くらい歩きます。
その道中で見上げる城平山。 分かりやすい台形、その名の通りの姿をしている。
城平山の案内看板が立っていてここの舗装路に入って進みます。
城平山(じょうひらさん)案内図。
標高316m。 南北朝時代(1331~1392年)の頃に山城が築かれた。
現在地から山頂までは約60分とある。 地元では富士山に似た形から阿宮富士と呼ばれる。
しかし、登山口が分からなくて右往左往。 一度はここを入って進むも何か違うと戻ってきては、違う方向を進むもやっぱりおかしいと再びここに戻って来る。 やっぱりここが登山口のようだ。
11時ちょうど、何も書いてないので不確かだがここから登山開始します。
暫くは未舗装の林道を進みます。 城平山の登山道で正しいのかはまだ半信半疑。
三菱ミニキャブ軽トラックの草ヒロがありました。
林道沿いには他にも洗濯機、タイヤ、自転車などの不法投棄が目立った。
林道が終わり登山道らしい山道に変わりました。
2021年3月と書かれた補強されたばかりの橋を渡る。
森の中に入るとようやく城平山登山道の案内表記がありました。
これまで歩んできた道が間違って無かったと自己肯定することが出来てます。
登山道の途中には野面積みの石垣がある箇所も。 城平山城往時のものかは不明。
ガサガサッと音がしてにょろにょろと遭遇! これにはうわっ!と驚いて飛び跳ねてしまう。
山中にある光明寺との境界です。
城平山からは光明寺を経由して
高瀬山(2回登山経験あり)に縦走できるそうですが・・。
拒絶反応が凄くて今は縦走出来なくなっています。
別に高瀬山に縦走するつもりはないのですが、見てあまり気分の良いものではありません。
城平山への登山道を登って行きます。
暫く登ると登山道の右手にまたも光明寺との境界。
今度は侵入で警察に通報するとある。 拒絶反応が物凄い。 引き続き城平山の登山道を登る。
山上部に大きな堀切。 堀切とはお城の防御のため削り掘られたトラップです。
いったん下りてまた登る。
最後の登りが急斜面でロープ伝いに。 ファイトー!
11時50分、城平山山頂(標高316m)に到達しました。 ここは東の展望所とされる場所。
いきなり三角点がある。
まずは三角点を捕獲しました。
なお、この三角点は東端に盛られた土塁の上にありました。
東の展望所の様子です。 そんなに広くはない。
平らな山頂部は長さ約160mあるも、西の展望所との間は森になってます。
東の展望所からの眺望です。 斐伊川が流れる。
遠くの大山(1709m)も見えました。
今度は西の展望所へと向かってみます。
山頂の森の左右に道があり周回できるようにもなってます。
井戸の跡。 窪んだ場所がある。
山頂の中央、郭と郭の間に削り掘られた小さな堀切のようなところ。
西の展望所です。 こちらのほうが少し広々としてる。
西の展望所からの眺望です。 やはり斐伊川が流れる。
遠くの三瓶山(1126m)が見えました。
北側の近くに見える山が高瀬山かな?
山頂では一段高くなった森の中にも入って歩き回ってみました。
どこにも山頂や城平山城跡だとの案内看板は無し。 山頂にあった看板は井戸跡だけだった。
ランチタイムは適当な場所が無くて東の展望所にある三角点で♪
山頂では約1時間も滞在して、12時51分に下山開始。
山頂から下りる場所が大堀切の急斜面でいきなり最大の難所。
13時30分、登山口まで無事に下山。
約2時間20分の山活の間は誰とも出会うこと無く心細い登山でした。
そこからは舗装路を1kmくらい歩いて登山用駐車場まで戻る。
測定アプリは登山用駐車場を起点として経路を記録しました。
同じ登山道の往復なのに経路にブレがあるのは電波の関係でかな?
最後の帰り際に城平山(城平山城跡)をバックに。
これにて城平山(城平山城跡)は制覇とします。 ありがとうございました♪