フランスの多人数乗りセダン。プジョー８０７

こんばんは♪





今回は２代目となるプジョー８０７（カタログは２００４年のドイツ語）です。


初代はプジョー８０６、デビューしたのは１９９４年でした。
日本で言えばトヨタアルファード・ヴェルファイアクラスのミニバンとサイズで同じぐらいのクラスになるでしょうか、プジョー・シトロエン・ランチア・フィアット４社による共同開発の４兄弟のユーロバンになります。


この４兄弟開発のキッカケはルノー・エスパスのヒットによるもの、エスパスの誕生の元となる設計は欧州クライスラーが最初、それにマトラが開発に加わり、エスパスの提案をＰＳＡに持ち込むが生産にはリスクが大きいとなり、そりゃそうですよね（笑）、軽量化のため、マトラのお家芸でもあるＦＲＰを使ったクルマ造りでは儲けが…
また、当時は乗用車での７人、８人乗りはどうなの？ということもあったと思います。


結局ＰＡＳとの共同開発・生産という話はなくなり、今度マトラはルノーに提案を持ち込みＯＫ、ルノー１８をベースにエスパスが誕生し価格が安いわけでなかったけれどヒットし欧州でもこの手のクルマが定着されてくることに、エスパスの誕生から期間は経過していましたが、これではいけないと思われたのは確かであると思います。４兄弟のユーロバンが１９９４年に誕生します。


ＰＳＡグループなのでプジョーとシトロエンはわかりますが、なぜ、イタリアのメーカーも…（笑）
この時、ランチア、フィアットもこの手のユーロバンが欲しく、プジョー、シトロエンはフィアットで造っていた大きめのバンが欲しくて、４社での共同で新たなバン生産の会社をつくりユーロバンも造られることになりました。







さて、プジョー８０７ですが、
２代目は２００２年に誕生し、現在もエンジンが整理され、少なくなったようですが最終モデルが販売されているようです。









フランス車の好きなところとしてフロントガラスよりもサイドのガラス位置が低い位置から始まっているので明るい車内になるところがいいです。
サイドのガラス面積が小さくなると車内が暗いイメージがするし、狭くも感じてしまいます。
もちろん、安全の面でも視界がよくなり斜め後方など自分の目で確認が出来るのにもいいと思っています。

デザインとしてはリアがスッキリしていてイイですね～。






サイドは電動スライドドア、リモコンで開けることができます。






メーターはセンターメーター、シンプルなデザインですが薄いグリーンになっていてオシャレですね～。
ドイツ語もわかりませんが、オプションなのかナビゲーションを付けるとメーターの中央にナビ、左が速度計、右がタコメーターのようです。








シートは５人、７人、８人乗り、フランス車ではよくあるサードシートがオプション、基本は５人乗かな～（苦笑）
セカンド、サードシートは取り外すことが出来、シートアレンジがいろいろと出来ますね。


エンジンはガソリンが２．０Ｌ　１６Ｖ　１３６ＰＳのＭＴと４速オートマチック
２．２Ｌ　１６Ｖ　１５８ＰＳ　ＭＴ
３．０Ｌ　Ｖ６　　２０８ＰＳ　４速オートマチック

ディーゼルターボが２．０Ｌ　１０７ＰＳ　ＭＴ
２．２Ｌ　１２８ＰＳ　ＭＴ








一番上の薄いグリーンの内装がオシャレ～（笑）
日本のミニバン、同じクラス、サイズで比べたら価格的に絶対に日本車がお手頃であると思いますが黒いボディカラーに黒い内装が多い日本車、８０７の内装の色やメーターやデザインと遊び心が感じられるところやフランス車のシートの座り心地の良さに引かれてしまいます。（爆）