
メカニカルアートカレンダーも通常ペースで、暦通りの4月に突入です。
さて、4月度のカレンダーの絵柄は、アルファロメオのジュリア・スプリントGTベローチェです。
因みに、このジュリアの時代は、まだまだ私はこの世に生まれておりませんです。
では、ジュリアの詳細を^^/
ALFA ROMEO Giulia Sprint GT Veloce 1966年
SPECIFICATIONS
全長X全幅X全高(mm)/4076x1587x1270
ホイールベース(mm)/2350
トレッド前/後/1310/1270
車両重量(kg)/1020
エンジン形式/水冷直列4気筒DOHC
総排気量(cc)/1570
世界一美しい響きを持つ自動車メーカー、アルファロメオの歴史はそのままレースの歴史でもあった。
しかし、それまでのレースでの活躍とは裏腹に、世界恐慌の影響により経営危機に陥っていたアルファロメオは、1933年イタリア政府が設立した産業復興協会のグループ会社となる。
国営企業に成る=超高性能車を少量生産するメーカーから量産車を大量生産するメーカーへと転身する事を余儀なくされた瞬間だった。
その第一号車として完成したのが、50年に登場した1900シリーズ。
続いて54年にジュリエッタ・シリーズを、62年にジュリア・シリーズをそれぞれ完成させたアルファロメオは、次第にスポーティーセダンの量産メーカーとしての地位を不動のものとしていく。
ジュリエッタ・シリーズと基本的に同じシャーシにベルトーネのチーフデザイナーだったジウジアーロの手によるボディを被せた2+2ベルリネッタがジュリア・スプリントGT。
そんなジュリア・スプリントGTのハイパフォーマンスバージョンが、66年3月のジュネーブショウでデビューしたジュリア・スプリントGTベローチェだ。
スプリントGTともっとも違うのは若干パワーアップされたアルファ・ツインカムと、スプリントGTと同じ4.555とともに5.125も選べるようになったファイナルのギア比。
車両重量は70kg重くなったがトップスピードはアップしている。
熱烈なアルフィスタが真っ先にイメージするアルファロメオのレースシーンこそ、ジュリアをベースとした車両が活躍した60年代から70年代のツーリングカーのそれだろう。
TEXT=K.KAGA illustration by Jiro Yamada
なお、このジュリアも会社への通勤途中に一台居たりもします。
Posted at 2007/04/03 00:28:20 | |
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