昨日買い物に出かけ、駐車場で突然 バックドアの調子が悪くなりました。
症状は、リモコンキーでロックの解除がバックドアだけできない。他のドアは全て正常に作動。
数回ON/OFFを繰り返していると解除できるようになり、鍵穴のキーを使った解除は問題ない。
つまり、買い物後バックドアをリモコンキーで開けられないので、超不便でした!!
帰宅後、荷物を降ろしてすぐにバックドア内張りを剥がし、ドアロックの状態を確かめてみました。
赤丸のアクチュエーターがリモコンキーのON/OFFに反応し、白色のカムを上下に動かすことで
バックドアのロックを制御しています。
この状態で動作確認しても、ロックの解除が出来ないことが数回あり、アクチュエーターのカムが正常に動作しないことが故障の原因だと判明。
とりあえずアクチュエーターを取り外し、分解して中を見てみることに。
アクチュエーター本体はビス2本で固定されているだけで、ドライバー1本で簡単に外せました。
アクチュエーターはシロキ製。
分解した内部はとてもシンプルな構造で、モーターは少年時代に見かけた模型用にソックリ!
もしこれがタミヤ模型製だったら、750円くらいで買えそう。
まあ似ていても、樹脂の耐久性やモーターの性能も大分違うのでしょうけど、
なぜか10倍に跳ね上がってしまう、魔法のようなトヨタ純正部品の価格。
念入りに観察しましたが、ギヤの磨耗など、特に問題があるようには見えませんでした。
問題箇所を特定する為、まずモーターの動作確認。
この状態でリモコンキーのON/OFFにモーターは力強く、完璧に反応しました。
負荷が全くかかっていないこの状態では、一見 モーターは正常に見えました。
グリスが固まったり、少なかったりしていましたので、適当に持ち合わせのウレア系グリスを塗布し、
元の状態に組み付けました。
組み付けるコツがあって、ビスで固定させる前に手で押さえた状態でモーターを回転させ、
ウォームとギヤが確実に噛み合ってカムが動くことを確認してからビスで固定させます。
最初、これをやらなかったので、ビスで固定させた後カムがまったく動きませんでした。
こんどはアクチュエーター本体だけで動作確認してみました。
この状態でも正常に動作しないことが数回あり、これでアクチュエーター本体に異常がある
ことがはっきりしました。現時点ではモーターなのか、ピニオンギヤなのかは不明ですが。
この後、リモコンキーのON/OFFを繰り返していたら なぜか異常動作がなくなり、
ひとまず元の状態に戻しました。
普通に考えれば再発の可能性が大なので、早急に対応を検討しなければ…
そんな状態です。
ネットで「バックドアロック アクチュエーター」の情報を集め、今後の対応の参考にしました。
・アクチュエーターの故障は高年式の車ではけっして珍しくはなく、今まで よく持った方かも。
・モーターの寿命が一番怪しいようで、負荷が掛かっていない状態での
動作テストは当てにならないかも。
・新品の部品はアクチュエーターのみ入手可能で、価格も7,500円と手が出せない金額ではない。
・アクチュエーター本体はカリブ(AE11♯系)以外共通車種のないカリブ専用の部品で、
よって中古部品の数は少なく やや高め。(カローラと共通だと入手が楽で、価格も安い)
・アクチュエーター内部のモーターのみ修理したり、交換する人もいて、これが一番安上がり。
アマゾンでもアクチュエーター用のモーターを見かけ、手間をかければなんとかなるかも。
なんか、久しぶりのトラブルが新鮮に感じました。
トラブルで少し不便なのですが、簡単に直せそうということもあって気分は悪くはありません。
むしろ、「みんカラ」的にもピッタリのネタで、どちらかといえば楽しいという方が近いかも。
前期型「カリブ」の頃に一度、リアワイパーのモーター付近の接触不良があって、ハンダ付けして元通りに修理できた後の達成感を ふと思い出しました。「これがDYIの醍醐味だったな~」と。
ドアロック全て使用頻度は同じはずなので、今後、他のドアも順に故障する可能性もあります。
その場合、ドア4枚は似た構造のはずなので、モーター交換できると安上がりで応用も利きそ
うな気がします。
アマゾンで販売しているアクチュエーター用のモーターのレビューを読むと、すんなりポン付け
は無理で、なんらかの加工が必要のようなので、モーター交換のハードルは少し高いという印象。
使用頻度の高いバックドアのリモコンキーが使えないと かなり不便なので、このまま直さないわけにはいかないでしょう。新品かヤフオクかで迷う、微妙な価格差が悩ましいところです。
今回のトラブルで久しぶりにカギを使ってドアを開けました。普段はリモコンキーオンリーですから。
こういった、トラブルのときのためにも、カギ&鍵穴は最新の車でも必要なのでしょうね。