
今年の3月頃、「カリブ」の修理中に借りていた代車の「ダイハツ タント」ですが、20日間という比較的長い間借りていて、実用的だったこともあり、普段乗っている「カリブ」以上に積極的に乗り回していたので、この車のことはよく分かりました。
使っていくうちに「軽自動車」に対する考え方が変わっていき、「軽もいいな~」と思うようになりました。
以前は「維持費等安くても、軽には絶対に乗りたくない」と考えていたので、この考えを覆してしまう程の「インパクト」があったのでしょう。
「柔軟な考え方」が出来るようになった?せいなのかもしれません。
まず実用的な部分では、「カリブ」と比べて、同じような使い方が出来るので全く困らない。
箱型のパッケージングは高さでは「カリブ」以上にゆとりがあり、全幅と全長の短さを十分補っているので、長い荷物以外では困ることはありませんでした。
逆に「カリブ」は全長が長く荷室も長いので、ここが「軽自動車」との大きな違いです。

運転席は大きなフロントガラス、屋根まで十分すぎるほど空間があり、横幅は広くはないのですが窮屈感は全く感じない、むしろ開放感がある。
「ベンチシー」トというスタイルもあり、「カリブ」とはドライビングポジションが全く異なり、自然とリラックスして乗れるという「気軽さ」「開放感」が何よりもいい。
この後「カリブ」に乗ると、やや圧迫感を感じました。
居住性・パッケージングはとても優秀なのですが、問題は走行性能(特に動力性能)で、街乗りでは必要十分なのですが高速道路では顕著に現れます。

例えば、「新東名」のような起伏の緩やかな道路でも100キロ巡航(1名乗車+自転車1台+荷物)が簡単に出来ない。
根本的にパワー不足で、起伏に応じて速度をコントロール出来る範囲が狭いので、上り坂で100キロを維持するのが簡単ではなく、普通のアクセルワークのみでは一定で走ることが出来ませんでした。
4名乗車+荷物の場合、さらに厳しいことは容易に想像できます。
(タント 車重870kg - 960kg 58馬力) (カリブ 車重1405kg 120馬力)
車幅は狭く車高が高い、ホイールベースは長いので、一言でいうと曲がりにくく、雨の「東名」での走行安定性は頼りなく、不安で怖かったです。
下り坂(特に滑りやすい)で、後輪にトラクションがかからない不安定感を実感、改めてフルタイム4WDの走行安定性を再認識しました。

極めつけは、代車の走行距離がは181965kmと多走行だったことで、「カリブ」より走っているとは!
クルマ屋の代車なのですが、しっかり整備すれば20万キロまで乗れるということで、「軽は耐久性が無く長く乗れない」という考え方も改めさせられました。
初代「タント」、トランスミッションは「AT」でした。やっぱり「AT」のフィーリングが好き。
実用的なパッケージングで低燃費、維持費も安い、耐久性もあり十分永く使える。
なによりも運転が楽で車両価格も安い。
欠点の動力性能を補うような使い方が出来れば、とても魅力的だと感じました。

大きくて広いバックドア開口部とフラットで低床な広い荷室、長さ以外ではほぼ理想的なパッケージングの後部座席&荷室。
(本当は「カリブ」のように荷室床後部に段がなく、面一(つらいち)なのが理想的で、新型「フィールダー」のように「フラットにならない荷室」は問題外で、全く魅力がありません)
最近の「5ナンバー車」自体が少ないという現状では、自分のように「実用的な大きすぎない車」を求めていくと、こういった「軽トールワゴン」が魅力的に感じてしまうのは自然でしょうか。
現在の自分のライフスタイルを考えた場合、車の買い替えにおいては、「軽の新車」という考え方が「総合的にはベストな選択の一つ」のようにも思えます。
「年金生活になったら、こういう車かな」。
Posted at 2013/12/13 08:44:40 | |
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気になった車 | 日記