
先日、トヨタ博物館へ行った時、カローラ以外にも車を色々と見てきました。
そのうちの一台、「トヨタ アイゴ(Aygo)」。
名前も知りませんし、見たこともなかったので、最初見た時は、「ヴィッツ」の海外向け派生車のように映り、特に興味はありませんでした。
そのまま通り過ぎるのももったいないと思い直し、すこしだけ見ることに。
ただ何となく見ていましたがデザインが気になったので、写真は撮っておきました。
改めて写真を眺めていると、トヨタ車なのに雰囲気が少し違う感じ。
垢抜けてオシャレで、「ヴィッツ」よりも個性的。
メーター回りは特に個性的で、細かく見てみるとなかなかユニークで面白い。
タコメーターがメーターパネルから飛び出し、レッドゾーンは6500rpmから、目盛は9000rpmまでありスポーティーな車だという印象。
足元に目をやるとペダルが三つ、そしてこのシフトレバー。
なんとマニュアルトランスミッション車です。
「なんだ、この車は?」
「ヴィッツ」の海外向け派生車程度に考えていましたが、この車に少し興味がわいてきました!
ということで、調べてみると。
・トヨタがプジョー・シトロエンと共同開発し、「プジョー107」、「シトロエンC1」と姉妹車。
・エンジンは「1.0L 直3 DOHC12バルブ」と「ディーゼル直4 SOHC 8バルブ」の2種類。
・変速機は5速MTと5速MMT(マルチモード・マニュアル・トランスミッション)の2種類。
・徹底した軽量化と低コスト化。
(※ウィキペディア トヨタ・アイゴ 参照)
個性的なのはデザインだけではなかったようです。
変速機に普通のAT、CVTが無いこの設定はまるでスポーツカーのよう。
重量も880kgと軽く、操る楽しさがありそうですね。
バックドアは存在せずガラスハッチのみ。ラゲッジスペースが狭いのでこれで必要十分なのでしょう。
合理的・実用的なガラスハッチとリアデザインは、大変好み。
見た目もオシャレで低価格そうなので、若い女性が免許を取って初めて乗る車に良さそうですね。
個人的には、いきなりCVTや普通のAT車に乗らないで、こういう車(MT・MMT車)で基本的な運転技術を体感的に体で覚えることは大切だと感じます。
徹底した軽量化と低コスト化の象徴のような一本ワイパー。
「ラクティス」も全く同じようなワイパーなので、「ヴィッツ」クラスではこれが主流になりつつあるようですね。
「TOYOTA」のロゴが入ると姉妹車でも、「プジョー107」、「シトロエンC1」の方がオシャレに見えます。
同一価格なら、「プジョー107」、「シトロエンC1」がお買い得に感じられるのは日本人だから?
「ブランドイメージ」の大切さと、それにいかに支配されているか、考えさせられました。
欧州の「MT」車の比率の高さは、大変興味深いテーマだと思います。
Posted at 2012/12/12 23:12:17 | |
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