(第4回 姫街道区間 本坂 -嵩山 徒歩(2:14)/スーパーカブ)
翌週、スーパーカブで本坂トンネルの三ヶ日側にやってきました。今回は徒歩で姫街道の本坂峠を越えて石巻の嵩山に下り、そこで折り返す本坂峠往復の行程で、300M級の低山を2回登る、ほとんど山歩きに近いコースです。
三ヶ日側の本坂トンネル手前から旧道の脇道に逸れ、広い路肩に駐車。
ここの旧道は、近年は自転車をよく見かけ、しかもロードバイクが多い。路面が荒れており、道幅も狭く、ブラインドコーナーも多いので、ロードバイク向きのコースではありません。おそらく、トンネルを避ける為に迂回しているのでしょう。ロードバイク人口も随分増えた印象。
登山靴に履き替え、いつもの山歩きのスタイルでスタート。
姫街道と旧道が交差する地点。向かって本坂峠方面、手前が三ヶ日方面。
ここから姫街道を本坂峠に向かってスタート。
鏡のように輝いていたとは到底信じ難いふつうの岩。
本当に輝くのか一度磨いてみたい。でも重要文化財なのでダメ。
時折車道に合流し、姫街道と旧道が交差しながら登っていきます。
姫街道の山間部は比較的昔のまま名残が残っている場所が多く、ここも歴史を感じさせる石畳。中世や古代からあるような厳かな雰囲気の立派な道。水路付き。
見にくいですが、階段を登った先に本坂峠があり、ここからは登山道。
ここが本当の本坂峠。過去数えきれない程、旧道もトンネルも通っておりますが、この歳になって人生初の本坂峠で感動しました。
大昔はこの道しかなく、後に旧道が出来、舗装され、そしてトンネルが開通し、昔あった料金所も取り壊され、現在は無料でトンネルを使って楽に行き来可能となりました。
愛知側の街道も歴史を感じさせる立派な石造りの水路が見られ、こういった部分からも交通の要所だったことが伺い知れ、当時は随分賑わって行き来していた情景が目に浮かぶようでした。
愛知側も姫街道と旧道が交差しながら走っており、併用しながら進むことも可能です。自転車で本坂峠越えしたいときには便利そう。
道標の役割の塚。小さな古墳みたいで、当時のまま残っている唯一の塚だそうです。
ここから車道に合流し、どんどん立派な道路になり、交通量も増えていく姫街道。さらに豊川を抜けて国道1号に合流し、その先が姫街道愛知側起点の御油見附になります。
地元では「ひめかい」の名で呼ばれる幹線道路で知らない人はいない程定着しておりますが、意外と姫街道のことは知らないと思います。
石巻の嵩山の集落で折り返し、姫街道の来た道を戻りました。
最期に、スーパーカブを駐車した場所から三ヶ日方面の姫街道を少しだけ歩いて本日の行程を終了。
往復 2:14分の有酸素運動で心身共にリフレッシュできました。
帰りは旧道のトンネルを通って帰りました。道中のスーパーカブの移動もツーリング感覚で楽しんでおり、普段の買い物で使う時もまったく一緒で、日常の移動がツーリングなのです。
ツーリングするためだけにバイクで走らせることは極めて稀で、道具として利用しつつ走りもついでに楽しんでいる感覚で乗っております。ここが自転車と一番違うところでしょうか。
続く
Posted at 2024/12/06 19:16:07 | |
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