ばんばんこ~。
今週初めセントラルに行った時のフォトギャラを
から上げてからしばらくはこれまで私とは縁のない
お客様が多数来ていただきました。
開けてみていきなり痛いシートに包まれた画像に
驚いた方も多いでしょう、ごめんねごめんね~。w
中途半端に痛いわたくし「龍聖」が世の中の自動車ニュースを個人的にかつ適当にwご紹介する
『龍聖クルマちゃんねる』。今週も始まりますよ~。
まず、最初の話題はモータースポーツから。
F1が終わり残すモータースポーツの話題は「SUPER GT」のみとなりました。
そして、その最終戦が11月8日、栃木の
ツインリンクもてぎ にて行われました。
これまで順位によって行われていたハンデウェイト制をなしにして、全車同条件でのレースを
行う事にしたので、ハンデによるいい訳は一切受け付けないラストバトルとなりました。
こうなると、これまでの戦績を考えてみてもウェイトハンデがなければGT-Rが優位かと
思われましたが、レースとなれば何が起こるかわからない!
この最終戦もそんなドラマが繰り広げられました。
シリーズチャンピオンの可能性は3メーカーいすれも可能性アリというサバイバル状態。
そこのチームも気合は満点でした。…が、勝利の女神がほほ笑むのは1チームのみ。♥
予選は、これがラストレースとなるNSXが頑張りPPを獲得、その後SC430→GT-Rの順。
本戦も序盤から壮絶なバトルが繰り広げられたのですが、チャンピオン争いから1番に
脱落したのは去年のチャンピオン・No.1 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/B・トレルイエ組)。
予選も5位とイマイチ調子が上がらない去年のチャンプは、レースで他車との接触が原因で
タイヤにアクシデントが起こりピットに戻ろうとするが、なんとピット手前でバースト!
そのおかげでピット時間が大幅に増え、これで優勝圏内から脱落。2連覇もパー。
一方予選トップのNo.8 ARTA NSX(伊沢拓也/R・ファーマン)は本戦も順調にレースをリードし
No.36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)とのデッドヒートに競り勝ち
最終戦で有終の美を飾る事が出来ました。
これでNo.36・SC430が4位以下になれば大逆転というこれ以上ないフィナーレでしたが、
No.36・SC430が2位でフィニッシュした為、総合優勝は
No.36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組) に決定。
SC430は悲願の初チャンプを獲得、喜びに満ち溢れていました。
シリーズチャンピオン、おめでとうございます。
一方、GT300クラスも最終戦で、上のGT500と同様最後までどこがチャンピオンになるか
わからない状況でしたが、最終戦はNo.81 ダイシン アドバン Ferrari(青木孝行/藤井誠暢組)が
優勝、続いてNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)が入選するも
総合点で
No.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組) がシリーズチャンピオンを獲得。
いずれもレクサスがシリーズチャンピオンになるという快挙で幕を閉じた今年のSUPER GT。
色々ルールをいじったりして試行錯誤ではありましたが、概ね好評のまま終了した事は
喜ばしいと思います。
そして、今年を最後にSUPER GTを去るのは
『ホンダ・NSX』。
バブル時代に産声を上げ国産NO1を目指すべく開発されたミッドシップスポーツカー。
当時、日本車で1000万円級のクルマなんて考えられない時に出ただけあってインパクトも大!
排ガス規制等の問題もあって1代限りの命ではありましたが、日本自動車界にあって数々の
記憶に残る名車として生涯語り継がれるといいですね。
では、今回の特集を早速。
今日の『ザ・特集』はそのNSXの歴史を思い出しながら語っていきたいと思います。
『ホンダ・NSX』
国産普通自動車ではトヨタ・MR-2に次ぐ第2のミッドシップカーとして産声を上げたNSXは、
1990年日本がバブル経済で盛り上がっている頃、登場しました。
この頃はトヨタが最上級サルーン『
セルシオ 』を、日産が名車復活『
R32GT-R 』を、
スバルでは後のワゴンブームのきっかけを作った『
レガシィ 』が、スズキがFRのスポーツ軽の
『
カプチーノ 』を出すなど、とにかく今でも名車と言われるクルマが登場した頃でもあり
その中でも超ド級のクルマとして登場しました。
エンジンはC30A型 3,000cc V6 DOHC VTECを搭載。シビックから始まったホンダのVTEC戦略の
真髄とも言えるこのエンジンは当時の憧れでもあり惚れ込んだ方も多いのではないでしょうか。
この少し前、フェアレディーZで初めて280馬力を出し話題になりましたが、それが災いして
通産省(今は国土交通省)から馬力の自主規制という名の強制的制限を設けられ、国産車は
どれも普通車は280馬力、軽自動車は64馬力という足かせを付けられた頃です。
その為、セルシオであろうがGT-RであろうがこのNSXであろうがすべて280馬力でした。
まあ、トルクは規制外だったので、かなりのトルクを出してましたが、その気になれば350馬力は
裕に出せたのになんと不明瞭な規制だった事かと思います。
価格は1グレードでMTが800万円、ATが860万円と破格な価格だったと思います。
しかも、当時としてもMT仕様にはパワーステアリングもないという徹底ぶり。(ATはパワステあり)
とどめが軽量化の為になされた
オールアルミボディ 。
板金不可能なボディに「事故ったらどうする?」と考えた庶民は数知れず。w
一部でフェラーリのパクリとも言われた外観でしたが、その姿を目のあたりにすると昔の
スーパーカーブームでスーパーカーに出会ったのに近い感動を覚えたものです。
今でも、稀ですがNSXを見ると「お~、すっげ~!?」って思いますもんね~。☆
そして、1992年にホンダスポーツの名高い「
タイプR 」をラインナップに追加しました。
その後、1995年にマイナーチェンジ。ここで、当時でも稀なドライブ・バイ・ワイヤ仕様や
AT仕様車にFマチック(ステアリングコラムのスイッチによるマニュアルシフト)が追加されたり
して話題を呼びました。ちなみにこの時オープントップ(タルガトップ)仕様の「
タイプT 」も追加。
あの
リトラクダブルヘッドライト は今でもスポーツカーといえばコレと思う装備ですよね。
1997年、通称【Ⅱ型】と呼ばれるマイナーチェンジを行いました。
一見どこが変わったのかわかりませんが、バンパー形状やサイドウィンカーの位置が変わるなど
外見は大きな変化はなし。今回大きく変わったのはエンジンでした。
MT仕様に限ってですが、エンジンがC32B型 3,200cc V6 DOHC VTECになり、MTが6MTに進化。
1995年のマイナーチェンジで1度は消えていた「タイプR」に代わって「タイプS ZERO」を設定。
ちなみに少しマイルドな「タイプS」もありましたが、元がスゴ過ぎて違いがよくわかんない。w
1999年には、低公害車に付けられる平成12年基準排出ガス50%低減の「優-低排出ガス」車に
認定され、リアガラスにとてもNSXにふさわしくないあの☆マーク入りのステッカーが付きました。w
そして、21世紀になる2001年、通称【Ⅲ型】と呼ばれる大がかりなマイナーチェンジを敢行。
これまでと大きな違いは、見てもわかるようにリトラクタブルヘッドライトの廃止。
「スポーツカーと言えばリトラクタブルヘッドライト」という植えつけられたイメージは凄いと思う。w
まあ、法律の関係でやむなく行われた変更でしたが、これはこれでカッコ良かったっすね。♪
このⅢ型より再び「タイプR」が復活。更に2003年にはCDチェンジャー(タイプRを除く)及び
イモビライザー(全車)が標準装備化されるとともに平成17年排出ガス規制に適合しました。
そして圧巻が2005年2月22日の「NSX type R GT」の発表。
3月22日までの1か月間限定でSUPER GT参加のホモロゲーション取得用に5台限定で販売を
予定していたが、実際に作られたのは1台だけと言われており、その価格は5,000万円であった。
ベースの「タイプR」に、カーボン製エアロバンパーなどの空力パーツを装着し全長全幅を拡大。
見る者も恐れるスペシャルNSXでしたが、雑誌でしか見る事がなかったのは実に残念。
そして、この年の夏にNSXは生産中止となる。
総販売台数 18,734台、そのうち日本での販売台数 7,415台であった。
現在残っているNSXは推定だが全世界で5000台程はまだ現存しているそうだ。
もう、道路で見る機会がほとんどないNSX。先日神辺にあるホンダの中古屋でNSXを売ってた。
年式は不明だが、465万円だった。値落ち率の少ない車歴代トップ3に入るだけあるわ。
もし、道でNSXに出会う事があった時は、敬意を評して拝むように。w
ちなみに、経年車に対して、車両を生産工場に戻し新車時の性能や質感を蘇らせる
リフレッシュ・プランを設けているそうで、お金はかかるが長く乗りたいと思う方に為にメーカーが
ここまでしてる車種はNSXだけである。
そういえば、栃木県警察高速道路交通警察隊に唯一存在するNSXパトカー、まだあるのかな?
もし、宝くじが当たったら「NSXに乗ってみたい」と思う方がこれで少しは増えるかな?w
以上、『ザ・特集』でした。
では、通常に戻りお次の話題。
フォードのスポーツモデルといえば、『フォード・マスタング』。ちなみに大佐じゃないよ。w
こちらがいわゆる2010年度モデルに変わるに際してマイナーチェンジをしました。
フェンダーあたりのふくらみを増やし筋肉質っぽい感じにし、HID標準化や内装も変更。
V6(213ps/5300rpm、33.1kgm/3500rpm)とV8(319ps/6000rpm、44.9kgm/4250rpm)の
エンジンの種類はそのままだが、V8は吸気温度を下げる新システムの採用により15psの
パワーアップが図られました。相乗効果としてV8のエンジン音が官能的になったとも言ってます。
元々V8はボロロロという独特の音が好まれていますが、それをあえてはっきりと聴かせる仕様に
して乗る者を音でも楽しみようにしたとか。
日本ではV8仕様だと自動車税が88000円と高額ですが、クルマ自体が
・V6 クーペ プレミアム:410.0万円
・V6 コンバーチブル プレミアム:480.0万円
・V8 GT クーペ プレミアム:480.0万円
・V8 GT コンバーチブル プレミアム:550.0万円
と、この手のクーペにしてはそんなに高くないので、トータルではまあ許せる価格だと思います。
景気が悪くなろうともアメリカンマッチョはこうでなくてはいけませんよね。
では、最後は恒例のクルマ動画で締めたいと思います。
今日の動画は調子に乗るとこうなるよ、という警鐘を鳴らす動画です。
VIDEO
おわっつ、首が、首がぁ~!!w
みなさん、クルマを運転する際は
【安全うんたん♪】 にご協力ください。w
では、また来週。(^-^)/~