コソーリとマターリと不定期で書いてきた”街で見かけたクルマ”シリーズですが・・・
気が付きゃ50台目になっていました・・・(;´∀`)
そんな記念すべき50台目ですが、職場近所の会社の方がたまに乗ってこられる、
ランチア・テーマ(後期型)のステーションワゴンをご紹介しませう♪
ランチア・テーマってどんな車なのかわかりま千円!とおっしゃる
方のために、ちょっと沿革をばお話しします・・・。
このランチア・テーマは、「ティーポ4(クアトロ)プロジェクト」の1台として開発が進め
られたクルマで、その「ティーポ4(クアトロ)プロジェクト」とは、当時需要が高まって
きたアッパークラスを担うセダンの開発コストの圧縮目的で共通プラットフォームを
共同開発したプロジェクトでランチア、サーブの他に、フィアット、アルファ・ロメオの
2社が後に加わり、その車種はランチア・テーマの他に・・・
サーブ・9000
フィアット・クロマ
アルファロメオ・164
などがあり、エンジンを含む半完成状態のドライブトレインをサブフレームごとボディ
下側から組み付ける現在の標準的技法により、大幅な生産合理化を目的としたん
です。
で、1984年に登場したテーマですが・・・
外装はジョルジェット・ジウジアーロ、内装はランチアチェントロスティーレ(デザイン
センター)がデザインを担当し、内装のデザインと素材は、高級家具メーカーである
ポルトローナ・フラウがデザイン・製作した本革トリム、またはエルメネジルド・ゼニア
の生地やアルカンターラをシートやドアトリムに用いたり、本木のアフリカン・ローズ
ウッドのパネルを用いるなど豪華に仕立てられ、イタリアンな伊達男っぽさ満点の
クルマに仕上がったおかげで、生産合理化とともに商業的成功も納め、特にイタリア
では"L'Auto dei Signori(紳士のクルマ)"と呼ばれ絶大な人気を得ました♪
ちなみにテーマのインテリアはこんな感じ・・・(*´Д`)ハァハァ
1988年にはI.DE.Aによる内外装の変更が行われ(ステーションワゴンのデザインと
生産はピニンファリーナが担当しておりました。)、モデルライフ終了直前、一時期
ラインナップされていたフェラーリの3リッターV8エンジンを積んだ”ランチア・テーマ・
8.32”が廃され、アルファ・ロメオ製のV6エンジンを搭載したモデルに置き換えられ
ました。(今回のワゴンもアルファのV6を積んだやつですね^^)
テーマ8.32
その後・・・
テーマの後継車種はカッパ、テージスと名を変えて生産が続けられましたが・・・
2009年にこのクラスの車の生産~販売を一旦ストップしました。
カッパ
テージス
そして2011年・・・
再びランチア・テーマの車名が復活し、実際に販売が開始されましたが・・・
どんな車になったかお見せしましょう・・・。
(´・ω`・)エッ・・・?
( ゚д゚)ポカーン・・・
いくらフィアットグループとクライスラーグループが提携
したからといって、馬鹿デカいアメ車ベースでテーマを
作る必要があったのかよ?って小一時間問い詰めたく
なったぜ!!
出来ればね・・・
スズキが一時期フィアットと手を組み、スズキ・SX4と
フィアット・セディチって兄弟車を作った事例があるん
だし、関係をさらに深めて、スズキ・キザシをベースに
ランチア・テーマを開発~生産すりゃあ良かったんじゃ
ないかと思ったよ・・・(;´Д`)
スズキSX4
フィアット・セディチ
スズキ・キザシ
インテリアにゼニアやフラウのシート生地やインテリア
トリムを奢り、アルファジュリエッタのパワートレーン(1.4リッター(あるいは1.8リッター)のターボ&ツイン
クラッチミッション)を移植すれば、かなり面白いモノが
出来上がっただろうにね・・・(;´Д`)
そう考えれば考える程残念な気持ちになります・・・・゚・(つД`)・゚・
それにしても・・・
初代のテーマってやっぱりイタリアの伊達男な雰囲気
あるよねぇ♪(*´∀`*)
ブログ一覧 |
車 | 日記
Posted at
2014/06/18 00:19:51