ちょっと前の内容ですが、200mmのレンズを試したくてデンパークに行ってきました。
デンパークは、植物園ともガーデンとも違った独特な娯楽施設です。
そもそもは安城市が「日本のデンマーク」と呼ばれるくらい農業が盛んというところからこの名前が付いたと小学校で教わりましたが、、、
たしかに安城市は山や森が一切ない農地ばかりの市なので、農業の割合は高いと思います。
でも家の近くなこともあってあまり来たことはありません。
今回は成人式以来なので5年ぶり?にデンパークに訪れました。
まずは「X100F」でパーク内の様子を見て回りました。
この日は平日だったので来場者もまばらでした。
建物などもやはり欧州をイメージした外観になっています。
そしてデンパークのシンボル的な風車。
この風車の羽がかなり大きくて、近くで見るとかなり迫力あります。
そして花時計のあるエリアにやってきました。
X100Fはここまでにして、ここからは「Df」に「200mmF2G」の組み合わせで撮っていきました。
ちなみに今回のブログは撮影情報を書くのがめんどくさかったので省略しましたが、X100Fで撮ったものも含めてすべての写真は開放F2.0で撮りました。
さっそくなんですが、このレンズは本当に被写界深度が浅く、ボケが大きいです。
自分の狙った部分にだけピントが合うという感覚が本当に気持ちがいいです。
ピント面のシャープさも凄まじく、またボケも大きいので、ピント面の輪郭がはっきりわかる感じです。
自分から5メートルくらい離れた被写体を狙っているのに、マクロレンズで花を接写しているような撮影感です。
笛を吹く少年の像を、植物越しに狙いました。
盗み撮りしているような感じです。
一番手前のベンチにピントを合わせて撮りました。
このレンズの面白いのはこういうところで、何でもない光景でもすぐに作品になってしまうような感じです。
それは大きなボケと、200mmという中途半端な焦点距離がそうしてくれるのだと思います。
200mmというとしっかり望遠域の焦点距離ですが、300mmと比べると中望遠に近い圧縮感を得られると思うのです。
金魚草が横一列に並んでみえたので撮りました。
撮影中に、また好きな植物を発掘しました。
蝋梅(ロウバイ)です。
この花は陽の光が透けて見えるのがとても綺麗だと思いました。
逆光で撮ると、
背景に写り込んだ他の花が玉ボケになってとても綺麗です。
このとき午後だったので西陽が射していて、理想的な光線でした。
奥のヤブツバキも綺麗です。
でも花が少なかったので、ロウバイを前ボケに入れ込みました。
なんか列車が走ってきました。
この列車が通り過ぎた後にやけに食い物のにおいがしたのですが、これは廃天ぷら油で走っているからみたいです。
可愛らしい花をつけるスイセン。
なだらかにボケていって、背景はグラデーションになるこの感じ、大好物です。
これはマクロレンズのボケ方ですね。
ハクセキレイが芝の上を走っていました。
このレンズはかなりAFが早いです。
ただDfはそこまでAF優れたカメラではないと思いますが、、、
外の撮影はここまでにして、温室の中へ行ってみました。
温室ではツバキの展示がありました。
実はこれを見に来たのです。
いきなり私のイメージするツバキとは違った品種のものが出てきました。
金華美人という品種のようです。バラみたい。
フラワー・ガールだそうです。
綺麗なピンク色ですが、個人的にはツバキは赤か白がいいです。。。
赤もありました。これはツバキらしい感じですが、雄しべがものすごい密接状態ですね~
ツバキといえば窄まった花びらと、集まった雄しべ雌しべ、というのが私のイメージなんですが、そのどちらとも反するようなマスターピースという品種です。
小ぶりな花がたくさんついたツバキ。
小さいくてもこういうタイプの花はいいですね~
雄しべの感じが美しいツバキ。
ちなみにこの写真は最短撮影距離1.9メートルで撮りました。
どうしても寄ることはできないので、もっと大きく写すには接写リングなどが必要ですね。
このレンズで接写リングを使ってマクロ撮影したらどんな画が撮れるのでしょうか?
白のツバキも美しいです。
ここは室内ですが、日光の光をしっかりあてて本来の色で撮ってあげたいですね。
ところで、シルバニアファミリーのイベントをやっていました。
私は男ですが、正直こういう人形とかけっこう好きなんですよね。
ただですね、
これかなり大きいんですよ(笑)
ラジカセと比べてこの大きさですから、人間の2歳児と同じくらいの大きさはあります。
なんかここまで大きいと怖いです…
しかもそれを200mmで狙う黒服の男、っていうところも傍から見たらかなり怖いですよね。。。
で、温室の中にショップや花壇があるエリアなんですが、他の植物園の温室のイメージとかなり違って面白いです。
温室だけあって、まだ時期早なチューリップなども咲いていました。
ビックリするくらい花つきが良かったです。これだけたくさんの花を大きく綺麗な形に育てるのも大変だと思います。
そして今日一番のベストショットもこの場所で撮れました。
これは”ニーニー”じゃないと撮れない画だと感じました。
もちろん開放F2.0で撮っております。
そんな感じで、この時はニーニーを買ってまだ3日目だったので勝手がわかっていませんでした。
とりあえず開放で撮って、どのくらいボケが大きいのだろう?というのを試したかったのですが、やはりニーニーはボケ量がとても大きくて、撮るのがとても楽しかったです。
ボケが大きければ良いというわけではないのですが、200mmという焦点距離は少し離れた場所にある花を切り取って撮るのに最適な焦点距離でした。
花に接近できるのなら100mmマクロなどでも似たような写真は撮れると思いますが、200mmの圧縮効果は独特なものがあるようにも感じます。
そもそもニーニーで何を撮るの?という話なんですが、やはり花かなと思います。
極薄のピントで花の綺麗さを浮かび上がらせて撮るということをしてみたいのです。
それと鉄道も撮りたいですね。このレンズは望遠レンズの中では最高峰の明るさなので、この明るさを活かした暗い時間帯の鉄道写真にも挑戦してみたいと思います。
ただ、そうなると今度はカメラ側のアップグレードをしたくなってしまいます、、、
最近、D780とかいいなぁと思うんですがね、、、さすがに今は買えません。。。
ここのところのニコンは断捨離が激しいので、このレンズの修理可能期間がいつまで続いてくれるかわかりません、、、
修理可能なうちに壊れてくれるように、どんどん使い込んでいきたいと思います。