土曜日、暇だったので飯田線に乗ってきました。
今日は三河安城駅からスタート。
やってきた313系の普通で豊橋へ向かいます。
しかし後から特別快速がやって来たので、安城で降りて乗り換え。
時間的には余裕がありましたが、この特快が311系だったので乗り換えました。
あっという間に豊橋です。
豊橋のホームに降りて、新幹線側のホームを見てみると…
700系の「こだま」がいました。
700系の運用はかなり減っていますが、土日のこだま636号は700系が使われることが多いです。
6番線に着いた311系特快。
その隣には、静岡方面からやって来たであろう373系の普通列車が停まっていました。
窓ガラスに「F10」と書いてあるのが見えます。
さて、豊橋駅のキオスクで食料を調達し、時間までホームで待ちました。
5、6番線には2本の新快速が停車中。
名古屋方面は313系、
浜松方面は311系。
311系、私の一番好きな電車です。
ただの311系ではなく、「新快速の311系」というところにロマンを感じます。
311系は東海道線でしか見ることができません。
「打倒、名鉄」を掲げてJR東海が本気になって作った電車と列車だから好きなのです。
隣のホームを貨物が通過。
原色のEF65が高速で通過していきました。
え?この後、313系の新快速が発車するというのに?!
その前に割り込んで行くところがまたカッコいいと思いました。
さて、本題の飯田線へ参りましょう。
飯田線の発着ホームは頭端式ホームになっています。
ここをみると、京都駅の山陰線乗り場を思い出します。
4番線に特急「伊那路」が入ってきました。
飯田線は何度か乗ったことがありますが「伊那路」に乗るのは初めてです。
車両は先ほど普通列車として使われていた373系です。
この車両は、特急から快速(ライナー)から普通から臨時、団体まで本当に色々な列車に使われる"便利な車両"です。
シンプルながらキリッとした顔立ちでカッコいいです。
ヘッドマークぼ絵は、飯田線沿いを流れる"天竜峡"でしょうか。
車内へ乗り込みました。
飯田まで3時間弱の長旅になるので、色々買ってきました。
豊橋名物の「ちくわ」が美味しかったです。
発車すると、3つの大きな川を渡り、東海道線・名鉄と別れを告げます。
そして豊川稲荷のある豊川を過ぎ、新城、本長篠までは民家が立ち並ぶ平野部を走行します。
本長篠を過ぎると飯田線の車窓は変貌。
山の中を走って行くので、多くの秘境駅が存在します。
そんな秘境駅たちは特急なので全て通過します。
よくこんな山間に鉄道を通したなと感心させられます。
身延線もそうでしたが。
そして終点の飯田駅に着きました。
派手な赤色の駅舎です。
青空フリーパスの範囲が飯田駅までなので、旅はここまでにして豊橋方面へ折り返して行きます。
が、折り返しの列車が来るまで1時間近く間が空きました。
飯田駅周辺をぶらぶらしてみたのですが、いい感じに古いおもちゃ屋さんが2件あって寄ってみたくらいで、特に何もすることなく、折り返しの「普通列車 天竜峡行き」に乗りました。
飯田から数人の乗客がありましたが、天竜峡に着く頃には2両目は私だけになっていました。
天竜峡で降りたのは5、6人でした。
飯田線とはいえ、飯田市街の区間でも乗る人は少ないのですね…
天竜峡から豊橋方面に乗り継ぐのですが、またまた1時間以上の待ち合わせとなってしまいました。
てな訳で駅前にあったお蕎麦やさんに立ち寄りました。
山菜(冷)そばをいただきました。
ずいぶんと家庭的な盛り付けだなと思ったのですが、、、
やっぱり長野県のお蕎麦は美味しいです。
大盛りの山菜ももちろん美味しかったですが、やっぱり"麺"が美味しかったですよ。
駅前の端から天竜峡を触りだけ眺めたりして時間を過ごしました。
時間になったのでホームへ。
天竜峡発、豊橋行きは先ほどと同じく313系。
車内は東海道線などの313系と違った座席になっています。
でもよく考えたらこの配置って115系なんかの昔のボックス席の車両と全く同じ配置ですね。
冬場に長時間座っていると、座席暖房が熱くなり過ぎて火傷するんじゃないかと思うほどになったことがあります。
このタイプの席はそんな嫌な思い出があるんですよね、、、
天竜峡から本長篠までは2時間、その間多くの駅が無人の秘境駅です。
なので乗降もほとんどありません。
2時間以上、、、本でも持って来ればよかった、、、(汗)
さすがに暇でした。
秘境感たっぷりの車窓を眺めているのも楽しいのですが、さすがに途中で寝てしまったりしました。
意外とトンネルの区間が多いので、車窓も見えなかったり(笑)します。
ちなみに近くに座っていたおばあさんは2時間ずっと巨大なクロスワードパズルを解いていました。
次乗るときはなんか暇つぶしを持って来るべきですね。
ちなみに、往路で乗った「伊那路」は2時間32分、
復路の普通列車は飯田から天竜峡まで29分、天竜峡から豊橋まで3時間13分かかります。
待ち時間も合わせると復路は飯田から豊橋まで5時間かかりました。。。
これは特急料金1830円を払って「伊那路」に乗る価値はあります!
ええ、、、
そういうことなんです。それを確かめたかったんです。
特急「伊那路」は利用者が少なく、なぜこの特急は無くならないのだろう?と前から疑問に思っていました。
飯田線は魅力の多い路線で、沿線には温泉や、星の見える高原や、夏でも涼しい渓流など観光地もあるのですが。
愛知県はマイカーの国ですから、観光へ出かけるにはマイカーかもしくは、格安のバスでとなります。
今回乗った時も、自由席は空席ばかりでした。
そして多くの乗客は湯谷温泉で降りて行ってしまったので、飯田まで乗り通したのは十数人だけでした。
でも、この特急にはしっかりと利用価値があることがわかりました。
駅の数が多い飯田線において、主要駅しか停まらない特急は貴重な存在です。
たとえ利用者が少なくても、国鉄時代から続く飯田線の優等列車は無くならないで欲しいと思いました。
やっとの思いで豊橋駅に到着。
3時間あれば、東海道線なら豊橋から熱海まで行けました〜
一旦改札を出ました。
せっかく豊橋に降り立ったので、豊橋の模型屋に立ち寄ってから帰ることにしました。
もっと寄り道して帰ろうかと思いましたが、飯田線で満足したので帰還。
東海道線の新快速で岡崎へ。
岡崎から普通に乗り換えました。
そしてゴールの三河安城へ。
よく見たら乗ってきた313系は第1編成、最初に作られた313系でした。
もっと早く帰ってこれるものだと思っていましたが、真っ暗になってしまいました。
飯田線をなめてましたね、、、
次回は飯田線を"撮る方"に出かけたいと思います。