きらきらうえつを追う旅 2日目、まずは新発田駅周辺で撮影をしました。
新潟らしい風景ということで、水の張った田んぼの中を走る列車を見たくなりました。
良さげな場所を見つけたので、近くの堤防にあった駐車場にクルマを停めて、
久々に登場、シボレーの折りたたみ自転車を持ってきました。
今回、持ってくるにあたって、色々とメンテナンスしました。
白だったフレームはアイボリーのペンキで(適当に)塗りました。
あとは各部注油や、タイヤ交換、ブレーキパッド&ワイヤー交換など、安心して乗れるようにしました。
川の堤防を自転車で走ったのですが、これがまた気持ちが良い!
そこをちょうど「いなほ」が通過。
川の鉄橋を渡る列車も見ました。
もっと近くで撮ってみると、
こんな感じに。
この「いなほ」カラー、すごく好きです。
稲穂(秋の田んぼ)と夕日をモチーフにしているそうです。
E653系といえば「フレッシュひたち」として常磐線を走っていましたが、その姿を見たことがありません。
むしろ「いなほ」に使われるようになってから2度目見ているので、個人的にはこのカラーの方が馴染みがあります。
ここで自転車のタイヤの空気が妙に少ないことに気づき、撮影は中断して近くのホームセンターへ、、、
開店まで待っていたら10時を過ぎてしまいました。
空気入れを買ってしのぎました。
線路に戻り、今度は別の場所で、
普通列車で試しながら、きらきらうえつの通過を待ちました。
やっぱり水の張った田んぼと一緒に撮るのが良いかなと思って、この位置に決定。
すると段々と空に晴れ間が生まれてきて、、、
「きらきらうえつ」が通るときには空と雲が良いコントラストを作ってくれました!
この写真が
今旅の一番の収穫になりました。
後からやってきた「いなほ」も同じく
こちらは7両と長いのでかなり広角で。
さて、午前の部はこれで終了。
午後は、さっき見た列車に乗ります。
まずは新発田駅へ
「えちごツーデーパス」という切符がありまして、2日間 新潟県内のJR線と私鉄がすべて乗り放題で2600円ほどです。
単に2600円以上の区間を利用するつもりだったのでその切符を買いました。
やってきた普通電車で村上へ。
「新潟地区は115系王国」と聞いていたのですが、どうやらそれは数年前の話のようです。現在はE129系が大多数を占めています。
隣のホームには、酒田行きの普通列車が入っていました。
電線が通っているものの、ここから先の区間の普通は大半がキハ47というのが不思議です。
時刻表を見ると、上りと下りの「いなほ」が村上駅を同時発車の様子。
ほぼ同時に到着し、同時に発車していきました。
先ほどは沿線から見た、「いなほカラー」。
よく似合っています。
かわって「瑠璃色」のE653系。
こちらは大胆に青い車体に塗られています。
このほかにも「ハマナス色」もあるらしいのですが、一度も見かけませんでした。
瑠璃色は何度も見たんですが、、、
さて、笹川流れをゆくキハ47の普通列車に乗車です。
古きよきボックスシート。
旅の雰囲気はボックスシートの方がいいですね~
またしても晴天の笹川流れ!きれいな海沿いをキハがゆっくりと進んで行きます。
桑川で乗車がほとんど降りていったところで、窓を少し空けてみました。
列車で窓を空けるなんて12月に乗った大井川のSL以外では初めてでした。
海風が最高に気持ちよいし、列車のガタンゴトンという音がよく入ってきて、最高の気分でした。
まもなく府屋駅に到着。
フリーパスの範囲が新潟県内ということで、府屋までがその範囲となります。
きらきらうえつの上りに府屋から乗ります。
しかしちょっと早く着きすぎてしまい、2時間半もなにもする事がありませんでした、、、
散歩でもして暇つぶし。
いかにも日本海側らしい木製の町並み。
府屋駅周辺には自然な感じで残っています。
川沿いに鉄橋を見つけました。
ここから「いなほ」を2本見ました。
下りはさくら?みたいな木と一緒に。
上りは鉄橋を走ってくるところを。
さてまだまだ時間を持て余したので海岸のほうまで歩きました。
めっちゃきれい。。。
よくサーフィンとかで波乗りするようなウェーブが見れました。
こんな波がたってるの初めて見ましたが。
いい時間になったので駅に戻りました。
きらきらうえつ停車駅には専用の表札がありました。
駅でも30分以上待ちましたが、ようやくお待ちかねの「きらきらうえつ」が入線!
西日に照らされて登場です。
売店の車両から乗り込んだので、席に着く前に売店へ。
昼飯を食べ損ねたので、車内で販売していたお弁当を買って食べました。
メインがイクラなのかカニなのかよく分らないお弁当でしたが、おいしかったです。
イクラがおいしかったですが、マスもおいしくて、よくあるでっかいやつ食べたくなりました。
大好きな列車なので、何か記念になるものを残したいと思って、
お菓子ですが買ってみました。
パウンドケーキ、、、なんかもったいなくて未だに食べられていません、、、
それから、車内にスタンプがあるのですが、
旅のお供にしてきた時刻表、
これの臨時列車の項に、、、
押しました~
これで記念は作れました。
あとは席に座って、485系のMT54のモーター音を聴きながら車窓を眺めておりました。
田園地帯はカーブもなく、120キロくらい出して疾走します。
ジョイフルトレインとはいえ、485系だけあって高速走行もなんのそのと言う感じでした。
しかし乗り心地は、、、
やはり古い設計の車両なので、現代の車両と比べると揺れが多く、この車両が引退してしまうのは仕方ないことなのかなとも思います。
JRとしては維持が大変だということが一番の要因でしょうか。
新潟駅に着く頃には日が落ちていました。
新潟に到着。
多くの人が降りていきました。
全席指定席ですが、ほとんどの席が埋まっていました。この列車の人気がうかがえます。
特急料金無しで乗れる特急のようなものですからね。
この列車は今年の9月になくなってしまうのですが、それに向けて4月からヘッドマークを掲げて走っています。
前後でデザインが違ううえに、毎月デザインを変えるということなので、また別の月にも訪れたいですね~
車体には様々な色が散りばめられています。
実はこれ、シールが貼ってあるのです。
自分のクルマに、この列車をモチーフにしたものを施したいなと思っています。
しかしこれだけたくさんの色を用意するのはちょっと無理ですね~
先頭車と中間車で微妙に色の配置が変えてあるところとか、色の中に星が隠れている所とか、意外と凝ってます。
きらきらうえつを見送り、一旦改札の外へ。
駅前をうろうろして、うどんそばのお店があったので夕食をいただきました。
無性に食べたかった掻き揚げ蕎麦、
このお店は、つゆが特においしかったです。
さて、新潟から新発田へ戻りますが、普通列車ではなく、
こちら、「いなほ」に使われるE653系ですが、「らくらくトレイン村上」という快速列車です。
乗るのに310円かかりますが、特急車に乗れるならと思って整理券買いました。
せっかくなので村上まで乗ろうと思っていたのですが、すごく眠くなってきたので、中条で降りて、新発田まで折り返しました。
夜見ると、もはやブルートレイン。
サンライズが青色になった姿を見ているかのようでした。
新発田駅に戻って、クルマで新潟市内の松崎ゆったり苑の風呂に入って、阿賀野川の公園で寝ました。
あと1日続きます。