12月、青春18きっぷの季節がやってきました。
夏には新潟や飯田線などに旅しましたが、今冬もどこか出かけたいと思いました。
まず第一弾ということで、今回は関東へ。
金曜日、仕事が終わってから準備を。
準備といっても次の日には帰ってくるので、もって行くものはカメラくらいです。
今回はメイン機に「フジX100F」、望遠が欲しい時には「ニコンD5500に18-200mm」の高倍率ズームで補うという感じでいきました。
さて、名古屋へ向かいました。
そして東京までの新幹線のきっぷを買ってホームへ、、、
あれ、、、18きっぷじゃなかったのかよっ!って話なんですが、新幹線に乗ります。
時刻は午後9時半、手前は東京行きの「のぞみ」、奥は広島行き最終の「のぞみ」。
N700系は洗練されたデザインでかっこいいですね。
この時間になると帰宅ラッシュもひと段落して、自由席でも座れるくらいの混雑率でした。
そんななか、2,3本の「のぞみ」を見送り、9時48分発の「のぞみ188号」が入線しました。
そうなんです!!
この188号は喫煙車のある
700系での運行です。
いよいよ定期運用が終了してしまった700系ですが、一日に1~3本ほどの「のぞみ」では700系が使われています。
今回の関東行きはこの700系に乗ることも目的の一つでした。
一つ前の「のぞみ」では空席が目立っていたのですが、この188号は博多始発だからか、かなり混んでいました。
いちおう指定席を取っていたのですが、酒臭い車内に乗るのも嫌だったので、デッキで立つことにしました。
こうやってデッキに立ちのりしたのは久しぶりだったのですが、過去に立ち乗りした時の記憶が甦ってきて、とても懐かしい気持ちになりました。
700系に乗れるのもこれで最後かと思うと、こみ上げてくるものがありましたね。。。
(泣くほどじゃないけど、、、)
デッキは私一人で、700系の思い出に浸ることができました。
あっという間に東京に着きました。
やっぱり700系の写真を撮っている人が数人いました。
考えていることは同じですね。
偶然にも隣りにN700系が到着。
この二者のならびには
本当に感動しました。
一生の思い出になりそうな一枚が撮れて、大満足です。
この車両はJR西日本の車両なので、座席が紺色です。
なんだか昔の100系や300系と同じような車内の暗さを感じました。
700系のロゴ。
登場時はこのロゴでも派手だと感じたような覚えがあります。
最終列車ということで、車内の照明も落とされました。
すぐに回送として車庫へ引き上げて行きました。
関東に用もそうそうないので、もう乗ることはないかな。もう一度でも乗る機会を作れればいいんですがね。
もう列車の無い新幹線。
さすがに閑散としたコンコース。
東海道線の案内表示にも「最終」の文字が。
東京の眠りを感じます。
しかし金曜の夜ということで、山手線、京浜東北線、中央線のほうはまだまだ帰宅の人で混雑していました。
ほとんど酔っ払いの人たちです。忘年会シーズンですからね。
このあとは東京駅近くのネットカフェで一晩明かす予定だったのですが、行ってみると満席で利用できず、、、
軽く途方にくれながら、どっかのイスで野宿しちゃおうかなんてことも考えたのですが、
酔っ払った人や「ニイサン、マッサージ、スル?」とか声掛けてくる人が多くて怖いので、神田まで歩いて神田のネカフェで一晩過ごしました。
土曜日 4時半、かなり早い時間ですが、東京の電車はもう動き始める時間なのでネカフェを出て駅へ。
静まりかえった大都会を歩いて東京駅へ向かいました。
せっかくなのでX100Fで写真も撮りながら。
券売機で18きっぷを購入し、改札へ。
そして地下の「横須賀線」のりばへ。
今回の目的、もうひとつは「横須賀線」です。
横須賀線のE217系は大好きな車両なのですが、近いうちに置き換えられることが決まっています。
JR東日本の置き換えはものすごく早いので、いざ始まったらE217系はすぐに淘汰されてしまうでしょう。。。
今回は記録をかねて乗り&撮影にきました。
まずやってきた列車に乗って、横須賀へ。
横須賀止まりの列車でしたが、さらに2駅行った久里浜が横須賀線の終点になります。
次に来た列車で久里浜へ。
まだ朝の7時とあって閑散とした久里浜駅。
駅端で何本か撮影。
横須賀線内でE217系の走っているところを撮ろうと思ったのですが、あまり良さそうな場所が無かったので、
成田空港行きに乗って、千葉方面へジャンプすることにしました。
物井~佐倉間は「モノサク」と呼ばれる有名な撮影場所で、そこで撮ることにしました。
かなり長い乗車になるのでグリーン車に乗りました。
2階席からの眺めは良いですね。
2時間半ほど乗って佐倉で下車しました。
しかし写真を撮る場所は、物井から歩いた方が近そうだったので物井に戻りました。
折返しが自由なのは18きっぷの利点であります。
歩いて田園の広がる所へ。
この「モノサク」という区間、
線路が緩やかにカーブしていて、数キロ先まで遮蔽物や建物が一切ないので、長い編成でも綺麗に収めることができます。
アングルを変えると色々な構図で撮れるので全く飽きません。
まずやってきたのは209系の普通。
もともとは京浜東北線で活躍していた車両です。
209系は廃車になってしまったのだと思っていましたが、千葉地区で元気に走っているということをはじめて知りました。
その後もたくさん走ってきました。
続いてE259系。
この区間を1時間に2本のペースで走る「成田エクスプレス」、かなりの数を見ました。
続いて本題のE217系。
逆光で、しかもススキと被って失敗。。。
反対列車は場所を変えました。
正午前後の時間だと東京方面の列車が順光になります。
続いて成田方面の「NEX」。
逆光でも撮ります。
開けた場所なので、通り過ぎた列車を遠くの方まで見送ることができます。
12両の特急列車が何も無い田園地帯を走っていきます。
移動中、踏切がなり始めました。
踏み切りを通過するE217。
後追いは田園の中の15両編成。
また踏切がなったのでカメラを構えると、
EF65の貨物が来ました。
これはすばらしい!けど逆光なのが残念、、、
反対からは普通列車が接近。
このインカーブの東京方面は順光で撮れて、長い編成でも最後尾まで入りました。
反対方向は逆光ではあるもののアングル的にはかなり迫力が出ていい感じです。
「NEX」が通過。
E217も通過。
雲ひとつない快晴はうれしいですが、思いっきり太陽が差してキツかったです。
この向きなら朝一番か曇の日で狙いたいですね。
反対向きは209系。
東京方はいい感じ。
さらにE217も来ました。
画角をミスって後ろのほうが切れてしまいましたが、、、
後追いは思い切って広角で。
太陽を思いっきり入れました。
「NEX」も順光で、と思いきや、
またまた後ろのほうが切れました、、、
209は後追いで。
ススキを入れて雰囲気良く。
成田方面の「NEX」。
こちらは12両ですが、収まりました。
やはり編成が全て収まる方が気持ちが良いです。
後追いも。
さらに歩いた所に「亀崎踏切」がありました。
この踏切の場所は有名な撮影場所とのことなのですが、、、
これは、、、
列車を撮る前からいい写真が撮れることが想像できるくらいな好地ですな!!
狙うは東京方面の上り列車です。
反対方面の209系。
思いっきり逆光ですが、アングル的には良いですね。
これは曇りの時だったら良い感じに撮れるきがします。
さて、上り列車が来る時間になるのですが、ここで秘密兵器の登場。
非Aiの135mmです(笑)
昭和40年代のレンズですが、単焦点レンズだけあって写りは18-200mmよりも上です。
やってきた「NEX」。
そしてE217も。
側面まで順光とまではいきませんでしたが、かなり満足いくものが撮れました。
というかこの場所は反則並みの撮影地ですね。
去り際に他の撮り鉄の方がいらしたのですが、この場所は総武線の中では一番有名な場所なそうな。
夕方になると本当の順光となるそうなのですが、あまりのんびりすると愛知まで帰れなくなってしまうのでここで撤収することに。
歩いて駅までもどる間にも何本か列車が来て、なかなか歩みが進みません。
線路脇のススキがきになって、これもまた歩みが進みません(笑)
またなんか来たと思ってカメラを構えると、こんどはEF64の貨物が!
これをさっきの亀崎踏切で撮れたら最高だったなぁ~とも思いました。
いえいえ、これでも十分です。
一時間近く掛かって物井駅へ戻ってきました。
やってきた東京行きの快速に乗って、終点の東京へ。
総武線の東京駅は地下ホームです。
偶然にもE217系が3並び。
となりのホームには「NEX」。
この列車に乗っている人の多くは海外からの観光客でした。
成田空港まで快速で行くとかなり時間掛かるので、「NEX」の利用価値はかなりあると思います。
(そもそも多くの人は羽田を利用するのかな?)
このまま東海道線ホームに直行し、やってきた熱海行きで熱海へ。
まだ冬休みではないからかもしれませんが、18キッパーは少ないように感じました。
18キッパーって見ればわかるんでですよね。。。
このまま沼津方面に乗り継げば「ホームライナー浜松」に乗ることもできたのですが、「踊り子」が見たかったので待ちました。
ので30分ほど待機。
伊豆急の普通列車。
向かいのホームにE231が入線。
撮る気はなかったのですが、床下機器があまりにもピカピカの塗り立てだったので撮りました。
そして「踊り子」入線です。
313系の横から顔を出しました。
伊豆方からゆっくりと入線。
185系と251系は後釜の用意が着々と進められていて、来年から置き換えが始まります。
185系がついになくなってしまいそうですが、そのまえに撮影に訪れたいと思っております。
発車を見送ったところで、やってきた211系豊橋行きに乗車。
熱海から豊橋まで3時間ほど乗りっぱなしなんですが、2時間経過した所であまりにも飽きてしまったので降りました(笑)
浜松で一旦下車。
特に何もするわけでなく、
反対ホームの313系だけ撮って、
その後 豊橋行きの列車で豊橋へ。
すぐ着きました。
最後は新快速で安城まで帰りました。
せっかく関東に行ったので、アキバの中古カメラ屋、中野のケンコートキナのショールーム、ニコンミュージアムなどにも寄りたかったのですが、時間が足りませんでした。
しかしモノサクはとても良い撮影地でした。
成田空港方面の列車は全て逆光になってしまい、満足に撮れませんでした。
また訪れたいと思うのですが、行くなら朝一番で行きたいので、夜行バスもしくはムーンライトながらで上京して千葉へ移動、というような行程が良いのかなと思いました。
カメラに関しては、モノサクではD5500を使い、駅構内では目立たないX100Fを使いました。
それぞれ出てくる画が違って、いい感じ使い分けることができました。
最近はフジ機ばかり使っていましたが、久しぶりにニコン機を使うと、やはり操作性はニコンのほうが上だなと思いました。
露出設定を3つのダイヤルで行えるフジは、じっくり撮る時に良いし何より楽しいのですが、
2つのファンクションボタンと一つのダイヤルで露出設定ができるニコンD5500は慣れていると本当に使いやすく感じました。
18-200mmのレンズは高倍率10倍ズームで写りは完璧なわけではないのですが、影が濃くて線の太い写真が撮れるので列車がかっこよく写るので好きです。
18きっぷがあと4回残っているので、あと4回どこへいくか考えるのが楽しいです。