「青春18きっぷ」が余ってしまっていて、それを消化するために新潟まで行ってきました。
新潟には私の大好きな「きらきらうえつ」という列車が走っていて、昨年と今年のGWに見に行きました。
もうすぐ廃止になってしまうので惜しまず行きました。
とはいえ余った回数が1回だけなので、1日で済ませるためにも往路は夜行バスで。
名鉄で名古屋駅へ行き、名鉄バスターミナルへ。
左の白いバスが名古屋 新潟線のバスです。
この路線は以前も利用したことがあります。
名鉄の夜行バスはなかなか豪華仕様で、3列独立シート、全席コンセント、トイレ別階、全席カーテンで仕切るのでプライベート空間がある程度保たれます。
およそ490kmの距離ですが、7時間で到着しました。
新潟駅には5時頃到着。
閑散とした駅前。
朝が早くから行動できるのが夜行便のメリットですね。
さっそくホームへ。
白新(はくしん)線の普通列車、新発田行きがいました。
これに乗って、田んぼが映えそうな場所へ向かいます。
以前来た時は5月ということで、田植え前を狙って"水の張った水田と列車"をテーマにしていました。
あれから3ヶ月、稲も育って"いなほ"色になって来ているので、"稲穂と列車"をテーマに写真を撮りました。
豊栄駅で下車。
本当は前に行った加治駅周辺で見ようと思っていたのですが、豊栄駅近くにも良さそうな場所を見つけたのでここで撮ることに。
田園地帯まで歩いて向かう途中にあったカーブから。
ここのカーブは有名な撮影地みたいですが、個人的にはせっかくの新潟なので"田んぼ"と一緒に撮りたいのです。
歩いて2キロほど、田んぼのところに来ました。
まずは普通列車で練習です。
まずは新発田方面の列車。
踏切と思いっきり被ってしまいました。
少し離れたところから新潟方面の列車を。
稲の中に列車をうもらせるならこんな感じに。
新潟方面の列車を正面から。
すぐ上を高速道路が通っているので微妙です。
高速から離れて、
アングルは良いけど思いっきり逆光です(汗)
雲が多くて、陽が出たり入ったりで設定が難しかったです。
陽が昇って来て影の向きが変わったので移動しました。
特急「いなほ」は踏切を渡った反対側から。
稲穂のバックを「いなほ」が駆ける、羽越本線の特急らしい姿です。
快速「べにばな」は新潟から米沢まで走る快速列車。
こう見えて停車駅は特急並みです。
新潟方面の列車は稲が目立つように撮ってみました。
このアングルがしっくり来たので、本題もこのアングルで撮ることにしました。
そしてやって来ました「きらきらうえつ」。
ちょうど陽が出てくれて、車体のカラフルな色が輝いてくれました。
この列車は数少ない485系の生き残りですが、10月に新型車両が登場するのを機に無くなってしまいます。
交直切替のある羽越線には485系が似合うのですが、後継はハイブリッドのディーゼル車ということで、今までこの風景にあったモーター音や台車の「サーーー」という音が無くなってしまうのは寂しいです。
後追いも撮って、目的は果たせたので帰還します。
歩いて豊栄駅に向かう途中に用水路から。
先程からたくさん走っているのはE129系です。
2、4、6両があり、座席もセミクロスシートなので非常に幅の広い使われ方をしています。
全部の車両にモーターが付いているというのがなかなか特徴的だなと思います。
豊栄駅に戻ってきて、
普通で新潟へ移動。
新潟からも鈍行で、、、
と言いたいところなのですが、そうすると今日中に家に帰れなくなってしまうので、仕方なく新幹線を使うことにしました。
半端に新幹線を使っても意味がなかったので高崎まで新幹線でいきます。
せっかくなので「MAXとき」に乗りました。
ホームへ上がると、
すでに列車が来ていました。
E4系「MAXとき」。
E4系は全車2階建ての新幹線で、世界一多くの人が座れる車両になります。
小さい時に乗った覚えがあるのですが、もうほとんど覚えていません。
隣のホームには最新のE7系がいました。
ちょうど並んでいたので高さを見比べてみると、、、
確かに高さが全然違います。
新幹線は全て車両が大きめですが、E4系は限界まで拡大させたような感じです。
同じ自由席でも、1階は5列、2階は6列と格差があります。
1階だと景色が見えない代わりに設備は良くなっているということです。
グリーン車も窓の外から。
E4系のグリーン座席は日本一豪華な座席だと思います。
グランクラスの座席は革製なのであまり良さそうに見えません、、、
車体には朱鷺の絵が描いてあります。
列車名の「とき」はかなり歴史のある列車名ですからカッコいいですね。
車内清掃が終わって車内に乗り込みました。
せっかくなのでもちろん2階席へ。
ホームを見下ろすような景色です。
座席はこのように片側3人掛けで、リクライニングはできません。
しかしあらかじめ背もたれが倒れているのでリクライニング機能はいらないと思いました。
横幅が結構狭目なので、大人3人で座ると結構窮屈だと思います(笑)
そういう時は5列シートの1階へ〜
新潟を発車し、
新潟市の都市部から、一面の田園まで、2階席からの眺めは素晴らしいものでした。
まあそもそも高架の上を走っているので、普通の車両でも見晴らしは良いかと思いますが。
1階からだと防音壁で何も見えないそうです。
1時間ほどで高崎に到着。
在来線なら3〜4時時間かかるので、この区間の新幹線の利用価値はありそうです。
反対のホームにもE4系が。
このE4系はまだまだ新しい車両だと思うのですが、来年末までに置き換えられてしまうそうです。
E1系からのE4系、設計も成熟したところでなかなかの自信作というふうに見えるのですが。
やはり車両の種類は少ない方が効率的なのでしょうか。
高崎からはようやく18キッパーらしい乗車になります。
高崎から大宮、上野、東京、横浜と通って伊東まで行く普通列車。
これで熱海まで行きます。
実に4時間近い乗車になります。。。
これだけ長く乗るならグリーン車へ。
いつもは重心が低い1階席に座るのですが、始めてフラット席に乗ってみました。
グリーン車の車両の端の部分は機器の関係で平屋になっています。
そういえばE4系にもこういう席がありました。
この席は1室12席しかなく、少人数で落ち着いた車内です。
荷物棚があるのも特徴です。
長旅はおいしい牛乳で乗り切りました。
4時間弱は長かった!
やっと熱海に着きました〜
夜行バスでケツが割れそうなくらい痛くなって、東海道線のグリーン車でもケツが割れそうになりました。
隣のホームの普通 浜松行きでとりあえず沼津へ。
沼津で乗り換えの案内があり、「ホームライナー浜松」に乗り換えようと思いました。
しかし、どうも満席になってしまったようで券売機はすでに発券中止!
この"快適な列車"には乗れませんでした。
しかし見ていると、デッキに立ち乗りなら乗れたみたいです(310円は払って)
しかし立ち乗りで豊橋までは苦行でしょう(笑)
始発駅で満席とかこの先の駅ではどうなってしまうのでしょう?
今回は諦めて、大好きな211系を浜松まで乗ることにしました。
これは各停なので浜松まで2時間かかります、、、
まあでも、ロングシートでも座れさえすれば意外と快適です。
2時間後に浜松到着。
暇だったのでこのブログはこの列車の車内で書いていました。
したら意外と時間が経つのが早く感じました。
豊橋方面の列車は出たばかりで、30分ほど待ちぼうけ。
向かいのホームには静岡行きの列車。
211系と313系の併結が当たり前のように見れます。
モーターの制御方式が全く違う車両ですが、313系には211系のモーター特性に同調する機能が付いているそうです。
しばらくしてやってきました。
区快の大垣行きです。
とりあえずこれに乗って豊橋まで行きました。
豊橋で一旦降りて立ち食いうどんを食べようと思ったのですが、タッチの差で閉店時間となってしまいました。
仕方ないので諦めて、次にきた新快速で帰還しましたとさ。
18きっぷを消化するための旅のはずが、夜行バス9200円+上越新幹線7800円で1万7000円も使っていました、、、
なんというか…本末転倒(笑)
でも「きらきらうえつ」が見れたし、「MAXとき」に乗れたし、高崎から安城まで飽きるほど普通列車にも乗ったし、良かったです。
「きらきらうえつ」がラストランを迎える前に、もう一度くらい新潟まで行きたいところですね〜