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マスターの75と106のブログ一覧

2018年08月01日 イイね!

【北海道周遊4】 利尻富士を望みたい

【北海道周遊4】 利尻富士を望みたい

7月10日、


稚内を出て、道道1119号を通っていきます。





ツーリングマップルに書いてあるとおり、広大な牧草地の中を走っていきます。




この牧草ロールが北海道らしさを放っていますね。




豊富町に入り、宮の台展望台へ。



展望台に上がってみました。




う~ん、天気がイマイチで、感動はそこまででした。



次はサロベツ原野の中へ。


幌延のビジターセンターには高い展望塔があります。




ここ、ずっと来たいと思っていたんです!ここからどんな景色が見れるのか、期待して上ってみました。






おーー!

曇ってはいるものの、サロベツ原野の広大さを感じることが出来ます!




ビジターセンター内も鑑賞し、道道106号のオロロンラインへ。




ひたすら続く直線の道、広がる日本海と牧草地。

去年も来たとはいえ、ここの爽快感は格別ですね。



砂丘のPAにある食堂でサロベツラーメンをいただきました。




利尻昆布でとったダシのきいた塩ラーメン、さっぱりしたラーメンが好きなので、すごくおいしかったです。

それと豊富町産の牛乳がセットになっていました。最高です。



陸側のR40へ向かってサロベツ原野を突っ切ります。



両側に何もない、それがいいんですよね。




天塩川に沿って、R40を南下。





音威子府(おといねっぷ)にある手塩川温泉に着きました。





ここの裏手にはキャンプサイトがあり、無料でキャンプできます。

温泉に浸かり、ここで一泊させていただきました。




>




ワタクシ、酒より炭酸が好きなので、




ハスカップのサイダーを飲んで就寝。








7月11日、

夜の間に雨が降り、バイクはビショビショになっていました。





しかし、天気予報を見ていると、道北は晴れになるようでした。





ここで先に進むかどうか迷いました。

サロベツに戻れば、利尻富士が見れるかも?





しかし先を急いだ所でしょうがないので、ここはイッチョ戻ることにしました。




昨日通った道を戻っていきました。


音威子府、中川、遠別へと進んでいくと、、、










なんと雲は消え去っていきました。


ここまでの太陽を見たのは久しぶりに感じました。






そしてまたオロロンラインへ行ってみると、、、










なんと、、、







アメージング、、、


最高の光景です。




これこそ私の望んでいた光景。



本島から見た利尻富士、これほど美しい景色には、この旅では出会わないだろうと思いました。






珍しく自分も映りました。

テンション上がりまくりです!






今回の旅ではこの日が一番晴れたのですが、それがこの場所で良かったです。





大満足です!







そして、





昨日も訪れたビジターセンター。




この塔にまた登りました。









な、、、



これが本当のサロベツの姿、、、







昨日来たときとは風景がまるで違います!

長沼、パンケ沼、その先の原野の端まで見えました。





雲の陰が大地に映っています。



最高の景色でした。



満足したら、ここから留萌方面へ南下していきます。



羽幌の辺りから霧が出てきて、晴れ空はどこ行った?





風車の上すら霞むほどの霧になってしまいました。




さらに進み、小平へ。





小平町望洋台のキャンプ場で泊まることにしました。
だだっ広いサイトに私ともう一人ライダーが一人だけ。


静かな夜を過ごせました。






7月12日、

起きた時は曇っていたのに、出発の準備をしているうちにドンドン晴れていきました。




増毛方面には高い山々が連なっているのが見えました。



出発してすぐに留萌市内へ。




駅近くに広場がありました。

駅がすぐ近くなので行ってみると、普通列車が。





もっと近くで見たいなぁーと思ったら、

駅構内は歩行者通路として開放されていました。



なのでホーム内へ。








キハ54、異様に長く見える感じが好きです。



留萌からR231を通っていきます。

増毛から先、海沿いの荒れた地形を走っていくので、岩場とトンネルが交互に現れます。








雄冬岬には、白銀の滝と言うのがありました。





白銀の名の通り、日に照らされた水しぶきがキラキラと輝いていました。



厚田から道道11号に入り、久々のワインディングロードになりました。




晴れた山の快走路は気持ちよかったです。



峠を越えて、月形、三笠と走ってきました。


そして個人的に来たいと思っていた三笠鉄道博物館へ。




クロフォード公園の中にはキハ80が6両が編成そのままに展示されています。







状態はかなりキテいますが、北海道の一時代を作った特急車両をこの目で見ることが出来ました。




駅舎も復元されて残っていました。






公園から少し離れた所に博物館があります。





館内には北海道の鉄道開拓史が細かく紹介されているほか、鉄道の運行システムや、機会の動作などの展示がありました。







実際の信号を使った閉塞の説明や、






動くカットモデルによる、気動車の走る仕組みなどなど、、、



予想以上に楽しい展示がありました。



外には北海道で活躍した車両たちが展示されていました。




キハ58。

これは本物をはじめて見たので感激でした。






ラッセル車や、




救援車?雪で動けなくなったら助けに行く編成かな?





ED75。

津軽海峡で活躍していた機関車ですが、この展示のすごい所、




運転席だけではなく、




なんと機関室にまで入ることが出来ます!この部屋に入れる所は初めてでした!



存分に楽しんで、





最後に駐車場のキロと写真を撮って三笠を後にしました。




R12号を北へ走り、日本一長い直線道路(29.2km)の途中にある鶴沼公園でキャンプ泊することにしました。





近くに町営の温泉施設もあり、名前の通り鶴が住む沼の畔で過ごしました。







翌13日は金曜日。


ジェイソンが怖くて、、、  じゃなくて、雨が強かったので停滞することにしました。


雨の中を走るのも楽しいのですが、持ち物や靴が濡れるのが厄介ですし、路面が滑りやすいので、雨がやむまでテントでおとなしくしていました。

昼過ぎに雨が上がり、テントから出て街へ行ってみることにしました。





続く、、、






おまけ





個人的に、北海道を感じられるモノのひとつが”牛乳”です。


キャンプ泊のときはコンビニでパンやおにぎりを買って食べていたのですが、そのときに牛乳も必ず買っていました。

まあ味の違いはわかんないんですがね、、、



セイコーマートはほぼ毎日利用しました。

ポイントカード作ればよかった(笑)

Posted at 2018/08/01 19:25:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 北海道 一周の旅 | 日記
2018年08月01日 イイね!

【北海道周遊3】 オホーツク海と利尻島上陸

【北海道周遊3】 オホーツク海と利尻島上陸

7月7日、


朝早く目が覚めました。

この日が七夕だと気付いたのは夜になってからでした。





キャンプ場を出て、まずは斜里町の天まで続く道を見に行きました。




写真で見るのと実際に見たのとでは印象が違う、と言うことはよくあることですが、ここは写真の通り、たしかに天に向かって道が伸びているように見えました。


なだらかに傾斜しているのでより壮大に見えるのでしょう。

この場所は観光地化しているので、駐車場があるんですが、すごい急斜面になっているので、こかさないかと心配でした。


網走方面へと行くので、この天に続く道を走っていきます。




途中で、なんだかカラカラと音がするなと思い、バイクを止めました。





なんとリアシートに固定していた荷物を縛っていたベルトが外れてしまい、ラチェットを引きずって走ってしまいました。

荷崩れする前に気付けたのでなんともありませんでしたが、その後も荷物の固定がだんだんと解けてきたりして、何度か積み直したりしました。




斜里町でホームセンター(イエローグローブ様)に寄り、靴を新しく買いました。雨で濡れてしまったので、、、

荷物をまとめるためにカバンも買おうと思ったのですが、財布の中が空になってしまって買えませんでした、、、



網走へ向けて走行していると、



またもや湿原が。




沸騰かと思ったら濤沸湖。


このすぐ近くに臨時駅があり、しれとこ摩周号が通過していきました。




網走には刑務所がありますが、そこは素通りし、とにかく進んでいきます。



しかし途中にあるパーキングには停まって、景色を楽しみました。








後で知りましたが、能取の半島を走る道は最高だそうです。私は入り口に気付かずに通り過ぎてしまいました、、、






長らく走り、



サロマ湖へ。





う~む、ここがサロマ湖だよと言われても、広すぎて湖なのか海なのか分りません。。。




名前は佐呂間別川から来ているそうですね。





サロマ湖の大きさを感じながら走っていき、紋別市街へやって来ました。






この町には大きなホームセンター(ホーマック様)があり、ボストンバッグや荷物の固定紐、防水の手袋などなど必要になったものはすべて手に入れることが出来ました。マジ感謝です!

(私の地元のホムセンよりでかい!)



町を出て直線の道を淡々と走行。




ツーリングマップルには「居眠り注意」とありましたが、今回の旅は無計画ながらも、無理せず睡眠時間は多めに取れていたので、眠くなることはありませんでした。



そしてこの日の目的地、道の駅おこっぺ へ到着しました。




道の駅なのですが、廃列車を利用したライダーハウスがあり、無料で宿泊することが出来ました。

この日は土曜日、定員11人の車内も満員になりました。

居合わせたおじさんたちの宴会に巻き込まれ、酒に弱い私はちょっと大変でした。まあそれはそれでいい思い出になりました。。。

そんな七夕の日でした。






7月8日、

この日は雨の予報だったのですが、雨の降る時間が早まり、朝にはもう止んでいました。

おこっぺ(漢字で書くと興部)を後にし、海沿いのR238を北へ進んでいきます。



途中、雲間から太陽が。








自分の所は晴れているけど遠くは黒く曇っていました。



三笠山というところに展望台があったので行ってみましたが、




まだやっていませんでした。



でも駐車場からでもなかなかきれいな海と町が見れました。



写真だけ撮って先へ。





神威岬公園から。







キレイな海が見えました。


すぐ近くのトンネルを抜けると、また一段と天気が良くなっていました。





風車が立ち並び、空がいつもより広く感じました。

海のすぐ横を走る気持の良い道でした。








そして有名なエヌサカ線へ。




標識の無い真っ直ぐな道が果てしなく続くこの道。

オロロンラインとはまた違った直線道でした。




道が空に消えていく、、、と言うのはこういうことなのかと、はじめて理解しました。
道がありません。

向こうから車が走ってくると、まるで中に浮かんでいるかのように、見えました。






エヌサカを走りぬいて、道の駅さつふる公園へ。




ホームシックみたいな感じで、カレーライスが食べたくなっていました。
ここの道の駅はホテルのレストランがあったのでそこで昼食をいただきました。




ホタテ入りのカレーライス。
小さなホタテが入っていて、ホタテの味がしっかりしみ込んでいておいしかったです。




風車がありました。周囲に山が無いので、すごく広々とした空間です。この公園でキャンプやゴルフするのは気持良さそうですね。



そして宗谷国道は海沿いから丘の上へと上がってきます。






この辺りの道は個人的に最高です。


道幅が非常に広く、緩やかなカーブと坂があり、緩やかな丘陵地帯は本当に美しい形をしています。
走りやすい道路、風景のよさ、交通量の少なさ、どれをとっても最高です。




そして日本最北端、



宗谷岬に到着!



っていっても去年も来たので感動はそこそこです。

時刻はまだ12時を回ったところ。


ここでひとつ閃いたので、出発。


高台へ上がり、







宗谷丘陵へと続く道へ。







この丘陵地帯は本当にすばらしい景色です。

ここはたぶん何度きても感動します。

また来ますよ!




丘陵を走りきり、海へ出ました。




さっきまで雲がかかっていたのに、稚内方面は晴れています。




そして海の向こうには稚内の町と、利尻島が薄っすらと見えます。
今からあそこへ向かいます!








その後も停まってみます。




う~ン、最高に気持い!




稚内の町を通過して行き、給油を済ませてからフェリーターミナルへ。





乗船の手続きをして、待機場で待ちます。





利尻島行きのフェリーがやって着ました。





憧れの利尻島に自分のバイクとともに行けるなんて、とてもワクワクしました。




乗船許可が出て、バイクを積み、客室へ。


誰もいなく、なんだ空いてるんだなと油断していたのもつかの間、大勢の人が乗ってきました。

カーペット敷きの客室内はオジちゃんオバちゃんで埋め尽くされました(笑)

身動きもとれず、2時間強の間、ツーリングマップをずっと眺めていました。





オバちゃんたちが騒ぎながら窓の外を見ていたので私も見に行ってみると、






なんとすばらしい。

これは日頃の行いが良い人が船内にいるな~(私ではない)



フェリーは利尻島 鴛泊港に到着。




この日は港のすぐ近くのキャンプ場に泊まりました。





ここは一人当たりのサイトが広く、他のキャンパーもマナーの良い方々ばかりで快適でした。

歩いてすぐの所に利尻富士温泉というのがあり、とても良い湯でした。




7月9日、


今思えばもう一泊ぐらいしてゆっくりと利尻島で過ごせば良かったんですが、、、島を一周して稚内に戻りました。



島の外周は漁師の家が点在しています。

行きかうクルマも、漁業関係と思われる方々。


雪かきのブルドーザーのかごの所にウニを満載して運んでいたりして面白かったです。



なんだかのどかで、のんびりと30キロくらいで走っていました。



沼浦へ。



白い恋人のパッケージに描かれた利尻富士は、この付近から見たものとされています。

ここも観光地化されていました。晴れてたらもっときれいに見えるんでしょうが、、、





場所を変えて、個人的に最も利尻富士が美しく見えた場所です。

山の左側の稜線が最高です。なんと美しかったことか。





ゆっくり島を一周し、また鴛泊港へ。


せっかくなので、港の前にある食堂でウニ丼をいただきました。(アホみたいに高いけど!)

利尻・礼文のウニは一番といわれているそうです。




噂どおり、すごい橙色のウニが出て来ました。
すごくクリーミーで濃い味でした。

しかし私って、、、









ウニ、そこまで好きじゃないかも(爆)





気を取り直してフェリーの受付をしにいきました。




受付が済み、バイクの所に戻ると、隣に置いてあったスクーターの荷物をカラスが漁っていました。
慌てて追い払い、オーナーさんが来た時にそのことを伝えると、「北海道はカラスが多いからなぁ」と。


北海道の方では無さそうだったので、ナンバープレートを見てみると「知名町」とありました。

話を聞いてみると、鹿児島県の口永部島からフェリーで来たとか。

ほぼ荷物も持たず、50ccのスクーターでよく来たなぁ~と感服いたしました。
そのおいじさんは礼文島行きのフェリー(↓)で行ってしまいました。




フェリーが来るまでは海を眺めたり、利尻富士を眺めたり。








私も稚内行きのフェリーが来たので乗船。




甲板席があることを知り、こちらに着席。






そして出航。




あの黒いのはウニなのかな??


















さらば利尻島。


またいつか来るぞ。






ただキャンプして島を一周しただけでしたが、この島に渡れたというだけで満足です。最高でした。




島が遠ざかっていくのを、いつまでもいつまでも眺めていました。






気付いたら甲板席で寝ていました。






フェリーが稚内に到着し、本日の宿へ向かいました。




この日は稚内にあるレッドバロンの簡易宿泊施設に泊まってみました。


客室にはベットとラジオがあるだけですが、シャワーやランドリーは無料で使うことが出来、非常に助かりました。



夜中に強い雨が降ってきて、雨風をしのげたので良かったです。








朝はゆっくりと支度。

あんまり早く出発しても、寒いだけです。






気付いたら私は最後になってました。




続く、、、

 

Posted at 2018/08/01 18:52:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道 一周の旅 | 日記
2018年08月01日 イイね!

【北海道周遊2】 激寒と快晴の道東

【北海道周遊2】 激寒と快晴の道東

7月4日、

宿を後にして、ナウマン国道を東へ進んでいきました。

この辺から段々と寒さを感じるようになってきます。






林の中や牧草地を駆け抜けます。


10kmほど走って、








海岸に出ました。





小さな漁村が点在する海沿いを40kmほど走り、道の駅 しらぬか恋間で休憩。

今日泊まる宿を決めていましたら、すぐ近くに線路があることに気付きました。時間もあるのでちょっと待ってみることに。




普通列車のキハ40と




スーパーおおぞらのキハ283を見送って再び進行。



海岸を行くと宿にすぐ着いてしまうので、釧路湿原の外側を大回りして進行しました。しかし、途中で雨が降ってきたので、レインコート装備。


雨なので展望も良くなく、ワインディングも楽しめないまま湿原を通過。





北海道ではなんでもないような農地。

しかしこの風景が地元(愛知)にはないんですよね~




丘の連なった放牧地。ここもですね、私の目には特別な風景に見えます。



鶴居、標茶と通って厚岸の海岸まで抜けました。
1車線幅の道路を通ったのはこのときだけでした。動物が出てこないかとにかく心配です。




厚岸から浜中へとつながる北太平洋シーサイドラインを通っていきました。




原っぱの上をゆるいカーブのワインディングロードが続きます。


そして道は、霧多布(きりたっぷ)湿原の展望台へ。







曇りながらも、すばらしい展望でした。
草原と低い川が広がる光景、北海道で見た絶景のひとつでした。



宿まではあと少し。


そして強風吹き荒れる浜中町に入り、本日の宿 えとぴりか村さんに到着。




すぐに温泉へ行きました。宿の近くの ゆうゆ という温泉にいきました。浜中はモンキーパンチの故郷だそうで、ルパン推しがすごかったです。

温泉からの浜中湾の景色も最高でした。


お宿は木の香り漂うログハウスででした。

私以外にも多くのライダーさんがいらっしゃいました。
8台でツーリングされている本州の方々でした。



楽しい話よりも、翌日の雨の不安が、、、

この日の北海道は全体的に大雨。各地で川が氾濫したり、列車が止まったりと、大荒れだったのです。

釧路は小雨だったので、他に比べるとマシな方だったようです。。。


真夏でもやたらと気温の低い釧路。
この日も、7月とは思えないような気温でした。昼間でも15℃、夜中には10℃を下回るような気温。
体感的には冬のようでした。




部屋にはストーブが!

暖房費とられてもいやだし、寒いけれど使わずに寝ました。。。




7月5日、

ツーリングの御一行さんたちに見送られながら、雨&強風の中、出発しました。


出ようとしてバイクを後ろに動かそうとしたのですが、重すぎて&斜面で&砂利場で、動かすことが出来ませんでした。
荷物を降ろして、助走をつけて、何度もトライしたのですが動かすことが出来ず、、、途方にくれそうでした。
見かねた宿主さんが出てきてくれて、引っ張ってくれたおかげで何とか出すことが出来ました。。。


この瞬間、ひとつ学びました。

「バイクを前下がりの坂に停めない」と言うことです。

前に上がる坂なら、エンジンかければ動かせますが、バックギアの無いバイクでは後ろに押せず、前に壁があっていけないところでは詰む可能性があります、、、
この後、停める時に後ろ向きに停めるように心がけるようになりました。



この先も海岸線を進むつもりでしたが、風がかなり強かったので、内陸側の国道を進むことにしました。

途中、霧多布の湿原の中を抜けていきます。







道の両側にサバンナのような草原が広がります。

視界の限り何処までも何もない草原が続くので、、なんだここは、、と思わず声が出てしまいました。



ここまでは景色を楽しむ余裕がありましたが、R44に入ると、雨が強くなり、真直線の道が続くのでスピードも速く、風をさえぎる物もなにもないので、かなりきつかったです。。。

レインコートもほぼ役に立たないほどになってきたので、道の駅スワン44ねむろに非難。同じように非難してくるライダーも多数。





ここで3時間ほど待機しました。
天気予報を常に見ながら、先に進もうか停滞しようか、かなり悩みました。

結果、雨が収まる様子が無かったので、根室のライダーハウスに泊まることにしました。


納沙布(のさっぷ)岬にある鈴木食堂さんへ向けて進む決心がつきました。

雨が少し弱まった隙に進行を始めたのですが、すぐに雨が強くなってきました。。。
バイク備え付けの気温計は8℃!!アホか!


この時のライドは、いままでバイク乗ってきて一番辛かったですね、、、


必死にバイクにしがみついて、何とか到着。




ついてからはブルブルと体が震えました。
同じような境遇のライダーさんが一人いまして、一緒に宿泊しました。

もともとはプレハブ小屋で営業していたライハなのですが、直前から別の貸家で営業しているとのことで、広々したお宿で休むことが出来ました。


夕食はお店のさんま丼とてっぽう汁をいただきました。



きつい体験をした後だからか、マジでおいしかった、、、

(他の場所でもサンマを食べましたが、ここのサンマが一番おいしかったです)
てっぽう汁にはカニが半匹 入っているというのも、今思えばすごいなと思います。


宿主さん曰く、「みんな北海道なめてんだよな~」と(笑)
まったくその通りでした。 根室がこんなに寒いなんて、、、来る日と来る人みんなブルブル凍えながらやって来るそうです。

「夏でもストーブ使うよ」と言うのには驚きましたが、そのときもストーブにお世話になっていたのです、、、


夜になってからようやく雨が上がりましたが、夜中にも突然雨が降ってきて目が覚めたりと、「根室はトンでもねぇところだなぁ」という強烈な印象を受けました。

あんな寒い所、二度と行くか!
とはならず、また行きたいと思いました。不思議ですね。



7月6日、

朝になると、雨が上がって曇り空。




せっかくなので納沙布の灯台を見に行きました。




入り口は向こう側にあると書いてありました。



しかし、水溜りで向こう側にいけません。

いや、この水溜りを越えた先に何か感動があるかも!
と思って水たまりに入っていってみると、、、



野鳥の観察小屋しかありませんでした、、、
なんやねん、、、



納沙布岬。




北方領土返還の想いがこめられた岬です。





この巨大なオブジェクトは鉄で出来ています。茶色いのは錆のせいです。

奥のはオーロラタワー、高さは96メートルあります。
100年記念の塔のひとつです。今は閉鎖されていて入ることは出来ません。

前日の温泉のテレビでやってたんですが、あれらのタワーが産廃状態の所もあり、問題になっているそうです。オーロラタワーも言わずもがなですかね、、、




道がありました。
ちゃんと愛知県も。

さて、どこまで進行しようかと考えながら、出発しました。



根室半島の北側を走っていきました。




この辺りは放牧地なのですが、近くに牛の群れがいました。



バイクで走っていると、たまにこっちを見てくるのがかわいいです。



さらに走っていくと、徐々に晴れてきました。


そして北方原生花園というところで停まってみました。






ポニーが放牧されていると書いてありました!そりゃ行くしかないでしょ!



木の道を歩いていくと、



こんな近くでポニーたちを見れました。
ちょうかわいい!



そして空が更に晴れていきました。



R44を戻っていき、R244に入って北へ向かっていきます。


すばらしい森の中の快走路を抜けると、



根室湾のすばらしい海が広がっていました。

この青空と海が、寒さを吹き飛ばしてくれます。



道の駅 おだいとう に展望台がありました。




野付半島、その向こうには国後島が見えます。




望遠鏡をのぞいて、





手前が野付半島で、その向こうに国後島が。あんなに近くなのですね。


野付半島には行かなかったのですが、あとで他の人から話を聞いて、「行けば良かった、、、」とかなり後悔しました。

まあ忘れ物と言うことで、、、またくる理由が出来ました。


標津の町を越えた辺りから知床半島が見えてきました。





そして海がキレイ!!





道の駅らうすに到着。



ここで昼飯を、と思っていたのですが、あまりに混んでいたんでやめました。

足湯があって、寒いからちょうどいいやと思って入ってみたら、熱すぎて入れませんでした(笑)





次は知床峠を通ってウトロのほうまで抜けます。


途中に熊の湯がありました。たくさんの人が入りに来ているようでしたが、私はバイクなので入らずに通過。

峠を登って行きました。



知床峠は熊が出ると有名なので、それが怖かったんですが、、、

結果としてはそれ以上に怖かったのは霧でした。



(GOPROで撮影)


山頂に近づくにつれて霧がすごく濃くなっていき、ヘルメットの水滴と相まって視界はせいぜい5メートル、それより遠くはヘッドライトさえ見えないような状況でした。

コレでは熊が出てきても分りません。

30キロ出すのがやっとで、怖がりながら峠を走っていきました。

くだりに入ると徐々に霧ははれていき、なんとか生還できたという思いでした。




道の駅うとろシリエトクに着き、ようやくご飯にありつけました。



シャケの親子丼。イクラが超ウマかったです。

時間はまだ2時くらいでした。まだ先に進むこともできましたが、知床で一泊することにしました。




と言うことで国設知床野営場へ。


このときが初めてのキャンプでした。テント広げるのも初めてでしたが、なんとか設営。
近くの温泉に入りに行き、早めに寝ることにしました。


やっぱり夜は冷えました。寝袋二重にして寝ていましたが、寒くて目が覚めたりしました。6℃とかだったので、、、

後に旅人に聞いたのですが、このキャンプ場は熊が出たりするらしいです。そんな恐ろしい所での初キャンプでした(笑)




荷物をまとめ、出発です。







続く、、、






おまけ




北海道ではキツネが歩道を歩いているのを何度か見ました。。。


観光客がクマやキツネに餌づけする事が問題になっています。


一度 人間のモノを食べた動物は、「また美味しいものが貰える」と思って人間に寄り付くようになってしまうそうです。

それが結果的に、動物を殺すことになってしまうそうです。
Posted at 2018/08/01 18:17:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道 一周の旅 | 日記
2018年08月01日 イイね!

【北海道周遊1】 渡航から襟裳岬

【北海道周遊1】 渡航から襟裳岬

7月、北海道を反時計周りでぐるっと一周してきました。


名古屋からフェリーに乗り、

苫小牧→広尾→釧路→根室→知床→紋別→稚内→利尻→音威子府→留萌→砂川→岩内→熊石→函館→ニセコ→洞爺→帯広→苫小牧東と

家を出てから家に帰るまで、23日かかりました。



こんなに長く家を出たのは初めてです。


それも、何か意味があって行ったのではなく、漠然と一周したいという想いがあっただけでした。


旅が終わって、残ったのはちょっとした旅の紀行。


長くなりますが、ブログにしてみようと思います。





なぜそんなに長い時間旅が出来たか?

、、、、そこは察して下さい〈笑〉




時間という足枷をはずして、自由気ままなをして来ました。











7月1日、名古屋港へ。




フェリーターミナルで受付を済ませ、乗船許可まで待機します。







30分ほどたち、バイクから先に乗船が始まりました。


客室に荷物を置き、とりあえず甲板へ。

クルマやトラックなどの乗船風景を甲板から見下ろして出港を待ちます。




そして陽の沈みと同時の19時、




名古屋港を出港しました。




名港トリトンをくぐり、名古屋の街が離れていくのをいつまでも眺めていました。









私の旅は始まりました。





名古屋発のフェリーは、苫小牧に着くまでに40時間もかかります。

インターネットもつながらない海上なので、正直暇です、、、

夕食にカレーを食べ、ジャズコンサートを鑑賞し、北海道限定のはずのガラナを飲みながら、ワールドカップの中継を見ていました。




ロシアが勝つのを見届けて、就寝しました。




7月2日、

目が覚めると、すっかり昼間になっていました。






太平洋の只中、見渡す限りに海しかない、ネットの電波もない。そんな環境では、フェリーが水を書き分ける音を聞いたり、波が立つのを眺めているのが楽しくなってきます。


気が付けば1時間経っていたり、、、




行き違いの姉妹船、船同士のすれ違いはとても迫力があります。


船内を探索してみました。








2年前にも太平洋フェリーを利用しましたが、そのときとは違う船のようです。



時刻は3時になり、仙台港 入港のアナウンスが流れました。




海の色が名古屋港と同じだ、、、





仙台では3時間ほど停泊します。

申請すれば、一時下船も出来るそうですが、フェリーターミナルの近くはご覧のとおり工場地帯なので、降りてもしょうがないかなと思いました。

なので客室に戻り、一眠り。




小一時間で目が覚めて、甲板に出ました。




ちょうど夕暮れ時でした。

出向ギリギリまでトラックの積み込みが行われていました。
華麗な指示、運転捌きを見ているのはとても楽しいものです。




出向時の船側と港側のやり取りも、見ていて楽しいので、出向するまでずっと見ていました。





仙台を19時に出て、翌日11時にはいよいよ苫小牧港に入港です。


翌日に備えて早々に寝ました。




とはいえ、遠足の前日ですから、なかなか熟睡も出来ませんが、、、(笑)






7月3日、

朝起きると、外は明るいようでした。




既に青森は通過したようでした。


すぐに降りれるよう準備を整えて、苫小牧に着くまで甲板で過ごしました。





そして苫小牧港が近づいてきました。


港に着くと、バイクは最初に降ろされます。

20台くらい乗っていたでしょうか、ライダー達はそれぞれの目的地へ向けて走り始めました。




自分のバイクで走るのは初めてな北海道。


259号を東へ。

いきなり3車線、どの車線を走ればいいのか分らない(笑)
初日はとにかく、日高路を進んでいきました。





日高道を進んで、静内辺りまで来た所で一旦休憩。
そして、ツーリングマップルを見ながらしばし考えました。

今回の旅、目標こそあれど、どの道を使うか、どこに宿泊するか、まったく行き当たりばったりでの旅でした。


なのでこの待避所でどこまで行くかを練りました。

雨が降りそうだったので、キャンプ場でキャンプは無しとして、この日は徒歩宿に泊まることにしました。

宿に電話をしてみました。
意外と当日予約でもなんとかなるものです。
予約が取れたので、今日はそこを目指して進んでいきます。






その途中、襟裳岬に到着。









道央のもっとも南に位置するこの岬は、風が強く、濃霧が発生することで有名です。状況が悪ければ行くのは断念するつもりでしたが、この日は風も穏やかで、霧も出ていなかったので幸いでした。


風が穏やかな時のために、風の館なる体感施設があります。しかし、寒いからそんなとこ寄るわけがありません!





日本とは思えない雄大な地形、それを見て満足し、先へ進みます。


ここから広尾へ抜ける道はよく黄金道路と呼ばれます。建設にそれだけの費用がかかったそうな、、、





広尾へ抜けるまで、ほとんどトンネルの区間です。

トンネル内はひどく誇りまみれで、しかも路面は水浸しなので、バイクは汚れだらけになってしまいました。

この汚れは家に帰るまで洗わないと決めたのですが、今思えばちゃんとキレイに保ってあげれば良かったと思います、、、


なるべく海沿いの道を走りたかったので、R336を進んでいきます。




ようやく北海道らしい広い場所に出たので、思わず停めてしまいました。



本当に真っ直ぐな道路。案外飽きないものです。







初日の宿、セキレイ館さんに到着しました。


こういう旅人宿に泊まるのは初めてだったし、相部屋で他の人と話せるかも不安でしたが、、、
夕食の時をきっかけに、バイクの話、北海道の話、カメラの話、ロケット打ち上げの話、、、などなど、たくさんお話聞かせていただきました。


この宿のおかげです。こういう宿に泊まって、旅人と話すことの楽しさを教えてくれました。


連休とって毎年北海道に旧車(バイク)で来ている方、ステップワゴンにミニバイクを載せて夫婦で旅している方、数十万の機材を持って撮影旅している方、カブで日本一週している年下の青年、トライアンフでアジア横断中のカナダ人、、、

私も旅の前に事情があったりしたわけですが、他の方々もいろいろな想いやこだわりがあって、北海道と言う地を訪れているんだなぁと思いました。

旅人は私だけじゃない、北海道には、仲間がたくさんいるんだと知りました。。。




あくる朝、7時前に目が覚めました。外に出てみると、



一面の霧。




この小さな花、北海道だからかな?すごく神秘的に綺麗だと感じました。




古い家畜小屋が、今はバイクのガレージとなっています。
雨でも濡れずにすむのが助かりました。


朝食をいただき、みなさん出発していきます。
自然と他の宿泊者も外に出てきて、みんなでお見送り。

わたしも見送られながら、お礼を言って宿を出発しました。



続く。。。


Posted at 2018/08/01 17:09:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | 北海道 一周の旅 | 日記

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