せっかくのお盆休みなので、ちょっと電車をみに遠出してしてきました。
今回の目的地は石川県の能登半島です。
朝5時頃に愛知を出発して、10時頃にかほく市に入りました。
クルマは停めて、運動がてら自転車で市内を走り回って「七尾線」の写真を撮れそうな場所を探して回りました。
まずは高松駅近くの田園地帯へ。
能登半島は全体的に稲の栽培が多かったです。
8月も中旬になり、稲が大きく育ってくるこの時期を待っていたのです。
最初に通りがかったのは七尾線の普通列車。
赤色、というかエンジ色に塗られた415系が通っていきました。
今回の撮影のメインは、七尾線の普通列車です。
上の415系もそうなのですが、この七尾線にはかなり古い車両が残っていまして、中でも「455系」という全国でもここにしかない”急行形電車”が残っているのです。
その455系を撮って、乗って、ついでに他のヤツも、、、という感じです。
少し場所を変えて、こんどは金沢方面の普通列車が通りがかりました。
455ではなく415系でした。
415系は、60年代70年代の標準的な近郊型電車で、交流区間、直流区間どちらも走れる電車です。
以前は関東の常磐線を走っていたほか、現在でも九州の全土で見ることが出来ます。
この七尾線では、ドアが3つある415系、ドアが2つの413系、そしてドアが2つ元デッキ付きの急行車455系の三種類が走っています。
つづいて気動車を改造した観光列車の特急「花嫁のれん」号が来ました。
石川県は金箔が有名なので、そのイメージをしたカラーリングでしょうか。
キハ48の列車に特急料金払うなんてマジかよっ、て話なんですが、意外とスピード出して軽快に走り去っていきました。
無理矢理 近くの川にいた白鷺と青鷺も撮影。
続いてやってきたのは和倉温泉発のサンダーバード。
この路線は上下の列車が立て続けにやって来て、その後は一気に来なくなるという感じのダイヤなのでラクです。
次の列車が来るまで時間があるので場所を移動。
気温が何度か分りませんでしたが、炎天下の中を自転車こいでいたのできつかったです、、、
でも写真は撮ります。。。
スタートから8キロほど自転車をこぎましたが、これ以上先に行っても良さそうな場所がなさそうだったので引き返し。
途中で通りがかった普通列車を一枚。
一番右の車両がお目当ての455系です。
わかりにくいですね、、(汗)
宝達駅近くにカーブがあったのでそこで待ち伏せ。
さっきの「花嫁のれん」が折り返してきました。
車内も金箔で飾られているそうです。
そして次に来た普通列車。
これも455系でした。
415系と変わらないじゃん、と言われそうですが、8個並んだ大きな窓はデッキ付きの急行車ならではの佇まいです。
つづいて普通を追いかけるように走ってきたのは七尾線特急の「能登かがり火」号です。
こちらは名古屋でも見られる「しらさぎ」と同じ681系が使われていました。
お盆の繁忙期とあって、普段は3両の列車も6両での運転です。
撮影はこの辺にして、津幡駅へ向かいました。
駅にクルマをとめて、ここからは列車に乗ります。
まずやってきたのはIRいしかわ鉄道もとい「あいの風とやま鉄道」の普通列車。
しかしこれには乗らず、次の七尾線 普通列車で金沢へ向かいました。
3駅で金沢駅に到着。
金沢駅は「しらさぎ」で通り過ぎたことや、クルマでお土産を買いに来たことはあったのですが、こうやってホームに降り立ったのは初めてでした。
列車が来る時のメロディーがあちこちで鳴り響いていて、その曲がすごくいい曲でした。
サンダーバードは昨年辺りにリニューアルして、そのあとの姿は初めて見ました。
顔面真っ黒です。
左から「しらさぎ」「サンダーバード」「能登かがり火」と特急がズラリ。
一時間に2~4本のペースで特急が発車していきます。
新幹線開業前はこれに「はくたか」や寝台列車が加わって。まさに”特急街道”だったのですね。
2022年には北陸新幹線が敦賀まで延伸する予定なので、金沢駅のこの賑わいもあと数年、、、なのでしょうか?
七尾線のホームへ。
隣りのホームにはあいの風とやま鉄道の車両。
私は七尾線に乗って一路、七尾へ。
はい、半分以上寝ておりました。。。
とりあえず七尾駅に着きました。
駅前ではお祭り?イベント?が開かれていて、町の人がワイワイ盛り上がっていました。
お昼に何も食べていなかったので食堂など無いかなと思ったのですが、さすがにお盆なのでどこもお休みでした。
駅に戻ると次の金沢行きが入線していました。
6両は長く感じますね~
一度は乗り込んだのですが、ネットで調べてみるとこの次の列車が455系だと分りました。
一旦降りて駅の待避線を見ると、
おお!こんな近くに待機してたのか!
この車両が入線するまで待機。
七尾から先はJRではなく、能登鉄道という会社に変わります。
時間があれば能登鉄道も乗りたかったのですが、ちょっと時間が遅くなりすぎました。
「花咲くいろは」のラッピングがされた車両がいました。
どうやら石川県が舞台のようですね。
日が暮れてきました。
そしてようやくやって来ました。
やっと近くで見ることが出来ました。
いや~やっぱりいいですね。
111系をはじめとした近郊型もいいですが、153系や165系といった急行型の、その最後の生き残りである455系、めっちゃカッコいいです。
顔は同じでも、415と455は別物ですね。
やっぱりこの大きな窓の並びが特徴的だと思います。
12系客車と同じです。
車内は一部ロングシートになっていますが、ボックス席も残されています。
ボックス席に腰掛けて、真っ暗闇の中を「ガタンゴトン」と音を立てて走って行きました。
かつての急行型電車、私の憧れで言うなら「大垣夜行」なんかまさにこんな感じだったのだろうなぁ~
と思いにふけていたら、気付いたら津幡駅についていました。
また寝ていたようだ、、、(笑)
クルマに戻り、金沢市方面へ。
「テルメ金沢」というスーパー銭湯にやって来ました。
石川出身の同僚に聞いたらここをおススメされました。
名古屋の湯~とぴあ宝に迫るくらいの銭湯でした。
また石川で泊まることがあったら利用しよう。
翌朝帰ることにしました。
昼前には愛知につけるように、早めの4時台に出発。
高速に乗ってから、どうせなら北陸本線も見ていこうと思い立ち、北鯖江駅にクルマを停めて、北陸線の見える場所へ。
このあたりも田んぼが広がった場所が多く存在し、なかなかいい画になりそうでした。
まずやってきたのは「しらさぎ」。
お盆期間の9両編成は圧巻です。
後追いも。工場がいい味出しています。
普通列車も通過。
反対向きの普通も来ました。
普通列車は広角で撮るといい感じですね。
お次は「サンダーバード」。
こちらは怒涛の12両編成!
しらさぎを超えてますね。
ではお次は、、、!?
なんと3両の特急が!
「おはようエクスプレス」は敦賀から金沢まで走る通勤特急です。
場所を移動して、
「しらさぎ」
「普通」
「サンダーバード」
サンダーバードは長すぎましたがギリギリ枠に入りました。
満足したので帰還しました。
七尾線とおまけに北陸線の特急も撮影できました。
北陸は田園地帯が多くて、その田んぼの稲も均一に育っていて美しく写りました。
逆光にならない時間帯にリベンジしたい所です。
七尾線を含めた北陸本線の姿がまた変わらないうちに訪れたいと思います。