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マスターの75と106のブログ一覧

2019年12月17日 イイね!

笹戸橋でフジノンレンズを撮り比べ

笹戸橋でフジノンレンズを撮り比べ

最近、ヤフオクで古いレンズをちょくちょく買っています。


オールドレンズは非常に安価で手に入り、特にニコンの非Aiレンズは使用できるカメラが限られることなどからかなり安く手に入ります。




以前購入したニッコール50mmF2は530円でした(笑)

これはピントリングと絞りリングが油切れで固まっていたので、ばらばらに分解しました。しかし組み上げた時に無限遠が狂ってしまったので、またばらして直さなければいけなくなりました、、、とりあえず放置しています。



先日、またひとつレンズを買ってみました。




EBCフジノン135mmF3.5です。こちらは送料込みで3000円ほど。

フイルム時代の富士フイルムのレンズです。


これはXPro2で使うために買いました。

しかしXPro2はXマウント、レンズはM42ねじ込みマウントなので、マウントアダプターを介して取り付けます。


レンズの前玉に若干のカビがあるのですが、APS-Cのイメージサークルに影響はなさそうだったので、とりあえずこのまま使ってみることにしました。




先日、同じくEBCフジノンの55mmF1.8もヤフオクで手に入れたので、これでフジノンレンズは、

・X100Fの23mm
・XF35mmF1.4
・FUJINON 55mm F1.8
・FUJINON 135mm F3.5
・XF50-140mmF2.8

の5つになりました。





こうなると撮り比べをしてみたくなったので、ちょいと出かけました。


日曜日は天気もよく、トゥインゴでドライブがてら矢作ダムへ。





久しぶりに来ました。




流石に紅葉も終わってしまい、冬の寂しさ漂うシーズンになっていました。



川沿いの連続コーナーをトゥインゴで走りましたが、自分がいかにトゥインゴに慣れていないかということに気付かされました。

毎日通勤で乗っているのですが、コーナーを意のままに曲がれていませんでした。たまにはトゥインゴでも山道をドライブしないとな、と思いました。






県道11号へ出て、矢作川沿いの笹戸橋へやって来ました。


ここなら気兼ねなく写真が撮れます。



さっそく開始です。


5つのレンズを撮り比べますが、絞りは全て開放、ISO感度はL(100)、明るさにあわせてシャッター速度を1000~4000の範囲で調整しています。



まずは、XPro2に標準レンズとして取り付けているXF35mm F1.4です。




このレンズの特徴はF値1.4という明るさとボケ量、開放から高いシャープさが持ち味のレンズです。



トゥインゴを撮ってみました。




背景などの余計なものが綺麗にボケて、写したいものはハッキリと写るので、この対比が美しい描写です。


落ちたイチョウの葉。




一枚いちまいの質感を感じ取れます。



個人的に好きなのは、青空を背景に木を撮ることです。




枝の一本だけが浮き上がるようなこういう写真は、F値の明るさと高い解像能力のなす描写だと思います。




続いて、X100Fです。




このカメラはレンズ固定式のデジカメで、23mm F2のレンズが付いています。

このカメラ、実は最近いちばん出番が多いカメラです。

やはり気軽に持ち出せるというのが大きくて、先日のMTGや18きっぷ旅でも活躍しました。




このレンズの23mmという画角(35mm換算35mm)が良くて、ほどよく広く写ります。

あまり広く写ると、歪曲収差が出たりしてしまうのでこの広角でよいのです。



このレンズの特徴の一つは接写性能です。




この落ち葉から、




たった一枚を写すことができます。

人差し指1本分くらいまで近づいて撮ることができるのは結構すごいのではないかと思います。


デジタルテレコンという機能があって、23mm、35mm、50mmの画角にクロップして撮影できます。
この機能がかなり使えて、駅で列車を撮る時に多用しています。



続いて、EBCフジノン55mm F1.8です。



(すごく似合う!!)


このレンズは1970年代のレンズで、銀塩時代のものです。

それが半世紀たった今、同じフジフイルムのデジタルカメラに使えるのです。



まずはトゥインゴを。




コントラストが強い所がオールドレンズらしいなと感じました。

線が太くなり、現代のレンズとはかなり違う描写になります。





若干のソフトフォーカスがオールドレンズを感じます。

粒状にボケる感じも良いですね。





光と影をくっきりと分けない。

やさしさのある描写です。




続いて、EBCフジノン135mm F3.5です。




55mmと同じ時代のレンズで、デザインが似ています。


このレンズは望遠域になるので、圧縮効果も相まって迫力のある写真になります。




F3.5とあってそこまで派手にボケません。

でも解像は十分だと思います。


太陽の方に向けて撮ってみましたが、




これは盛大にフレアが発生。

太陽を画角に入れない逆光ではかなりキツイですね。



望遠ということで、遠くのほうを撮ってみました。






135mm(換算200mm)という画角が割りと中途半端なので、近くも遠くも写しにくいですね。

これは専ら列車撮り用に買いましたので、今度は列車を撮りに行きたいと思います。


最短撮影距離は1.5メートルほどで、地面をギリギリ写せました。





最後に、XF50-140mm F2.8です。




これは私イチオシのレンズです。


まずワイ端50mm、




テレ端140mm、




ズームレンズということで画角を変えれるのですが、F値が変わらないというのが非常に使いやすいですね。


解像感も非常に高いです。




さきほどの135mmでは撮れなかった逆光でも、しっかり撮れます。




このレンズの140mm側の描写、かなり気に入っています。




なかなかの美しさだと思っています。







ちなみにカメラとレンズはニコンD5500で撮りました。




このD5500と標準キットの18-55mmでも撮ってみました。




55mm側ではF値がF5まで絞られてしまうので、ボケを活かした写真にはなりません。

しかし、フジのXFレンズとは違った線の太い写真が出来ます。

このコントラストの濃さ、好きなんですよね~



ワイ端18mmはそこまで歪曲を感じません。




この広い画角、久しぶりに味わいました。



このレンズも非常に接写できるレンズなので、




イチョウの葉の湿り気まで撮れます。




やはり3年間使ってきたカメラなので、しっくりくる感じがあります。


フジは青空の色が写り過ぎてしまうように感じているのですが、ニコンは目で見たそのままの色を再現できています。


ここまでフジ機について書いてきましたが、「やっぱりニコン!」というのは変わっていません。






ところで、XPro2などのフジフイルムのカメラは、マウントアダプターで社外のレンズを使用することも想定していて、




マニュアルフォーカスをアシストする機能が付いています。


ピントが合っている場所を白く光らせる機能と、






昔のフイルムカメラのファインダーのようなスプリットイメージを出現させることもできます。







これによってMFでもかなりピント合わせがしやすかったです。


Xシリーズの初期の頃からマウントアダプターが出ていたりと、自社のレンズ以外もどうぞ使ってください、という姿勢がすばらしいと思います。




さて暗くなってきた所で帰還しました。




今回は6種類のレンズを撮り比べしました。

ここまで個性が出るとは思わなかったです。

レンズの構成や口径の大きさ、コーティングの種類など、複雑な味付けで画ができるのだなと思いました。




帰る途中、あまりにも綺麗な光景が見えたので、水源公園にクルマを停めて一枚。




いくつかある中でも、無意識に選んだのはXF35mmF1.4でした。

Posted at 2019/12/18 13:42:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記

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