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2020年11月21日 イイね!

11月のブルーボネット(フィルム編)

11月のブルーボネット(フィルム編)

先週、またブルーボネットに行ってきました。


月初めに撮影MTGを行いましたが、それとは別腹ということで…汗


しかし同じようなカメラ・レンズで撮って回るのも面白くないので、





”フィルムカメラ一本勝負”ということでやってきました。

「ニコンF3」、私が一番かっこいいと思うカメラです。



使うレンズも一本だけです。





トキナーの90mmマクロです。

このレンズはピントリングを回すと前群が繰り出すのですが、赤と青で書かれた指標がグングンと出てくるのがカッコいいんですよね~^



せっかくなので、フィルムの装填から紹介したいと思います。





まず、裏蓋のロックを引きながら、巻き戻しクランクを上に上げて裏蓋をあけます。





次にフィルムを入れます。








フィルムのベロを引っぱって巻き上げ部に入れ込みます。





そして巻き上げレバーでフィルムを巻き上げます。





フィルムが斜めになっていないか、ガイドに乗っているかを確認して、裏蓋を閉めます。





シャッターを切る、巻き上げる、をカウンターが「0」になるまで繰り返します。






これで写真を撮る準備ができました。


あと忘れてはいけないのがフィルム感度の設定です。





感度100なので100にセット。

これを合わせないと、絞り優先Aや露出補正が正常に機能しません。






ちなみに一度閉めた裏蓋はフィルムを撮り終わるまで開けることができないので、しばらく放置してしまうと、どんなフィルムを入れたのかがわからなくなります。

なのでちょっとカッコ悪いですが、





メモホルダーにフィルムのパッケージの切れ端を入れています。







さて、ようやく本題、ブルーボネットです。




「ニコンF3」+「RMC Tokina 90mmF2.5 マクロ」にケンコーミラーレンズの超長フードを付けてそれっぽい感じに。




この日は夕方3時から撮りはじめたのですが、すでに西陽が差す時間帯、太陽の当たるところと日陰の明暗差が激しいシーンです。


フィルムカメラ一本勝負のつもりだったのですが、いちおう「露出計」としてコンデジの「X100F」も持っていきました。



そのX100Fで試し撮り。



1/500 f4 ISO200


オートだと露出は上記のように出ました。

フィルムはISO100なので、F2.8で1/500という感じですね。



F3の露出計でもほぼ同じ露出が出たので、安心しました。
露出はF3に任せて、絞り優先で撮っていきました。




デジカメで撮ったのとは全く違ったイメージに写りますね。


縦位置で撮ると、遠くの背景も多く写ります。




逆光で光漏れするコスモスに、後ろの紅葉した木がよいアクセントになってくれました。



冬が近づき、終わり始めた植物もありますね。



低い位置から等身大になって狙いました。



前回のMTGで撮るのが難しいと話していた植物。




西陽を受けて、ほんのり光り輝くさまを90mmで少し離れて狙いました。

これなかなかよく再現できたと思うのですが、フィルムの描写の荒さが良い方に働いたのかもしれません。

デジタルだとこういう感じに撮れないと思うのですがいかがでしょう?



記念撮影台の向こうには名古屋港が見えます。




ちょうど花の輪っかの中に名港の観覧車が入るようなアングルで狙ったのですが、白飛びして観覧車は写っていませんでした。




ここで失敗写真も一枚。




これはススキを(確か)開放F2.5で狙ったのですが、右半分が真っ暗です。


おそらく私のF3はシャッター幕が不調なんです。


このカメラは中古で買ったので、しばらく使われていなかったためシャッター幕の動きが渋いのだと思います。

シャッター幕の動きを馴染ませるために、空シャッターを数十回切ってからフィルムを装填しました。

前回は半分ほど失敗写真が出来上がっていたものが、今回は失敗写真はこの一枚だけでした。



コスモスに近づいて撮りました。




このトキナー90mmですが、近接の描写が本当に良いと思います。

ピント面がめちゃくちゃシャープで、少しでもピントが外れたところは枯れた花などももろともボカシてくれます。



高く育ったススキです。




これも右側が若干くらいです。

たぶんこれは開放で撮ったので、高速シャッター時に症状が出るようですね。



淡いピンクのバラ。




背景に写っている大きな玉ボケ、あれはガラス玉です。
まさに玉ボケという感じです。



同じところでピント位置を変えて撮りました。







赤い方の植物、名前がわかりませんが、とても綺麗ですよね。


ピントを合わせると紅葉した赤と、薄い紫の小花が美しいです。

背景にしてぼかしてもとても綺麗です。



ワイルドフラワーの里ではキバナコスモスやケイトウなどが咲いていました。




羽を広げたような姿のキバナコスモス、浅いピントを利用すれば、写真の中を飛んでいるような感じに。



この日一番のベストショットです。




夕方なので日陰なんですが、木の隙間から西陽が差してきて、スポットライトのように一画だけ照らしていました。


実にフィルムらしく、ワイルドフラワーの里らしい写真が撮れました。



こちらも陽に照らされたケイトウ。




反対から照らされているのでケイトウのディテールが(気持ち悪いくらいに)くっきり写っています。



このレンズは最大投影倍率が0.5倍のハーフマクロです。

一番寄ってイエローキャンバスを。





フィルムでもこの解像感!

左の花びらを見ると、諧調の豊かさがよく分かりますね。

ひとつの花びらを細かく何色もの色で描き分けていますね。




時間帯的に西陽が強く照っていて、つい逆光の写真が多くなりました。




しかしこういったキラキラした光景をフィルムで撮ると味わい出ますね~

目を射すような強い光はフィルムの方が感じ取りやすいというか、伝えやすいようにも思います。





これも逆光ですが、草が強く光を受けている感じが表現できました。


このレンズのボケ、好きなんです。。。

レンズのボケには、線で引いたように被写界深度がわかれるタイプと、段々ボケていくようなタイプがあるのですが、このトキナー90mmは後者ですね。



ワイルドフラワーの里を中遠景で狙いました。




これもなかなか。

デジカメでこれ撮ると薄っぺらい画になることが想像できるのですが、フィルムで絞りを開いて撮ったときの立体感は格別だと思います。



花撮りは、被写体の観察が重要だと思うので、きれいな形の花を探しながら散策するのですが、きれいな花があっても背景に写る花が微妙だったりします。





なのでごちゃごちゃした地面を背景に選んでみました。

背景がかなり厭な感じなので、コスモスの花に目を向けたくなるように仕向けました。



もういちどキバナコスモス。




枯れた花が一緒に写るのを避けるのが難しいのですが、フィルムだとなぜか誤魔化せますね。

あまり枯れた花たちが気になりません。



大好きなハツユキカズラ。




これも紅葉していますね。

夏は赤色でしたが、秋になって紅色に染まっています。

このハツユキカヅラ、ここ最近毎月見ているので、変化を感じられることが楽しいです。




ガラス張りの建物、サニーハウスを縦位置で。




こういう建物を撮りはじめるとですね、、、PCニッコールが欲しくなってしまうからダメなんですよ。。。



パンパスグラスも光り輝きます。




なかなかドラマチックな画になりました。

フィルムは明と暗がはっきりと分かれるので、こういう写真だと目で見たよりもかっこよく撮れてしまいますね~





順光側に回って撮りました。

モフモフした穂の質感もしっかり撮れています。

「トキナーブルー」という言葉がありまして、トキナーのレンズは空の青が美しく写るといわれています。

確かに鮮やかな空が写りこみました。




最後の一枚はやはりコスモスですね。接写しました。





なかなかの美しさ。。。




ということでフィルムを撮りきったところで撮影終了。


その後すぐ帰るのも難なので、X100Fで寄せ植えを撮って回りました。


家でなんか寄せ植えを作ってみようかと思っていまして、その参考にブルーボネットの寄せ植えを見て回りました。











なんか色の選び方がすごくきれいで、すごいなと思わされました。


ホームセンターにも寄せ植え売っていますが、ここのはすごくセンスが良いなと思いました。


使われている花はそんなに高いものではないみたいなので、1000円くらいあればホームセンターで買い集めて丸パクリできそうです(笑)

ひとつマネしてみようかと思います。





若干調子の悪いF3ですが、今回はしっかり使えていました。


クルマと同じで、放置すると調子が悪くなるのでしょう。

たまにはフィルム、それもフィルムカメラとレンズ1本だけで撮り歩くというのも面白いですね。

Posted at 2020/11/21 21:14:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記

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